人事評価のコメントの書き方と例文|上司からのコメント
更新日:2024年11月16日
評価コメントを記入する際の心得
評価コメントを記入する際はどの評価項目にどんな根拠で、また、改善点などできるだけ詳しく書き込むことが大事です。評価後の、面談などで評価された人が納得できるようなコメントを書くことが大変重要です。また、コメント欄には評価された人を傷つけるような強いコメントにならないように、できるだけやわらかいコメントを記入するように心がけましょう。
また、コメントには悪い事ばかりや改善点だけ書き込むのではなく、小さな事でもいいので良かった点も書くように心がけましょう。そうすることで、少し悪い評価を受けて落ち込んでた人もやる気を失うことなく前向きに考えられるようになります。
文例
ここでは、人事評価のコメントの例文について少し触れます。人事評価で良い結果がでた人へのコメントは比較的簡単に書き込むことができます。一方、あまり良い結果がでなかった人へのコメントはどんなコメントがいいのでしょうか。例文を交えながら紹介します。
上司からのコメント
人事評価シートのコメント欄に書き込む上司からのコメントにより評価を受けた人のモチベーションアップとダウンにつながります。そんな重要なコメントの例文を2件紹介します。
目標未達の人
自身のスキルアップのため講座への出席率を100%と目標に設定したが、未達に終わった人へのコメント例ですが、
「目標達成できなかったことは残念ですが、仕事の忙しい合間を見てよく参加していたと思います。また、求められたレポートなどの提出はしっかりできていたと聞きます。そのこと自体は評価できます。今後の目標設定は無理のないスケジュールにするようにしましょう。」
このようにコメントすれば評価された人のモチベーションも下がることがありません。
営業目標未達の人
月に何件か受注する営業目標を設定したが未達に終わった人へのコメントは、「目標の50%と件数には達成することができなかったが、2件の大きな案件が取れたことはあなたの努力の成果と高く評価できます。今後も営業として頑張ってください。」とコメントすれば、自分の努力が報われたとより頑張ろうと前向きな気持ちになれます。コメントひとつでその人のモチベーションアップとなり会社としても収益の向上となります。
人事評価活用方法
人事評価は給与の査定・昇進の材料・適材適所への配置転換や移動など多くの活用方法があります。また、評価を受けた人のモチベーションアップにもつながります。ほとんどの会社が取り入れている人事評価は上手く活用すれば、会社全体の活性化にもつながる素晴らしい制度です。そのためには評価する上司の適切なコメントが必要になってきます。また、評価をする方もされる方も制度をしっかりと理解することが大変重要です。
公務員の人事評価のコメント
今まで評価する上司のコメントの内容によって、評価を受けた人のモチベーションがアップするかダウンするかなどコメントの重要性をお話してきましたが、では公務員の場合はどうなのでしょうか。そもそも公務員には外部からわかりにくい人事評価制度があります。どんな制度かと言いますと、まず半年分の目標設定したシートをメールで上司に送ります。
その後上司と面談をして最終的な目標を設定することになります。半年後、設定した目標の達成度と5段階ある自己評価を作成し上司にメールにて提出します。その後上司のコメントが書き込まれたシートを基に面談を行なうといった制度です。専門的な仕事になる公務員の場合、上司が担当者の業務をしっかりと把握して人事評価しているのか少し疑問が残ります。
適切で平等な評価をしょう
初回公開日:2017年07月28日
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