反省文の書き方・例文・長文がいいのか・書き始め|高校生/ビジネス
更新日:2024年07月06日
反省文本文の構成とは?
反省文は比較的軽微なトラブルやミスについての反省の意を伝える文書です。しかし、ただ反省していることを伝えるだけでは内容が十分ではありません。
読み手の立場に立って、反省文には読み手の知りたいこと、心配していることが網羅されている必要があります。また、記録の側面もありますので、後から読んで経緯や事情がわかるように書くことが重要です。
以下、反省文本文の構成例です。
構成 | 内容 |
---|---|
反省謝罪 | 対象の事案について反省していることを記述 |
問題点の明確化 | 事案の何について反省しているのかを記述 |
トラブル、ミス発生時の状況 | 5W1Hに当てはめ、状況を説明 |
トラブル、ミスの原因 | 状況に対して、トラブル、ミスを招いた原因を記述 |
今後の再発防止策 | 今後、同様の状況になったときの判断や行動の変え方を説明 |
改めて、反省謝罪 | 改めて対象の事案について反省していることを記述 |
上司の重要視する反省文のポイント
反省文は主に社内の上司に提出し評価されます。ですから、反省文はただ書いて提出すればいいということではありません。上司の立場に立つと反省文の内容で重要視されるのは2点です。
まず第一には何について反省しているのかということと、そして第二には、再発防止策です。
上司は何に反省しているかが知りたい
第一である何について反省しているのかは、とても重要な点です。なぜなら、上司とあなたでは視点や影響範囲に対して考え方が違うことが往々にしてあるからです。
例えば、朝寝坊をして出社が遅れ、会議に出席することができなかったとします。その時あなたは朝寝坊のことを反省した反省文を提出したとしましょう。
その時、上司は朝寝坊のことより会議出席者の時間を無駄にしたことを反省して欲しい、一人で仕事をしているわけではなくチームで仕事していることを鑑みて反省して欲しいと考えている場合もあるでしょう。
もし会議がなければ、朝寝坊のことを反省した反省文が妥当だったとしても、上司の目から見える状況によって下される評価は「こいつはわかっていない」になってしまいます。
おそらく、反省文を提出しなければならないような場合、事前に上司から注意があるはずです。よく注意内容を思い返し、上司の反省して欲しいことに応答することが重要です。
上司は再発防止策が知りたい
第二に上司が知りたいことは、再発防止策です。それは実行可能な再発防止策が考えられていれば、上司は二つの面をチェックすることができるからです。
まず第一点目は、トラブル、ミスの原因を分析できていることがわかります。例えば、朝寝坊して、「今度から朝寝坊しないようにします」とだけ報告されているとすれば、いずれ同じことを起こすのは明白です。
生活習慣や仕事の進め方を見直し、早く寝ることができる環境作りなど抜本的な対策がなされれば、大幅に改善されると上司にわかります。
第二点目は、人間の成長の面から、物事の判断の仕方、行動の仕方の変化がわかることです。同じようなトラブルやミスを起こさないようにするには、考え方を変えるしかありません。それが現れるのが再発防止策です。
上司は再発防止策から変わろうとしているのか、ただの提出のための反省文なのかを見ています。悔いるだけではなくこれからどうするのかを書きましょう。
ビジネスの場合の反省文書き方ポイント
ビジネスの場合、反省文レベルのトラブル、ミスであったとしても提出を求められるケースは誰にでもあるわけではありません。会社全体の中では特殊ケースに当たります。であるのに、さらに反省文の書き方で注意を受ける事態は避けなければなりません。
一回の反省文で上司に受理され、差し戻しのないように、わかりやすさ、言葉づかい、正確な名称などに十分に留意して書くことが必要です。わかりやすい内容の構成は前述「反省文本文の構成とは?」を参考に作成してください。
高校生の反省文書き方ポイント
高校生の場合、特にビジネスパーソンと反省文の書き方に大きな違いはありませんが、反省文を書くときの精神状態に留意しましょう。
なぜなら、例えば、酒を飲んでしまったとします。その時、「酒ぐらい飲んで何が悪い」と思いながら反省文を書いたとしたら、やはりその気持ちが文面に表れてしまいます。
また、高校生の場合、提出先は教師となる場合が多くなります。ビジネスの場合、用紙一枚にまとめることがいいとされますが、教師に対しては複数枚、詳細に記述した方が反省していると認められる傾向にあります。
大学生の反省文書き方ポイント
大学生の場合も、特にビジネスパーソンと反省文の書き方に大きな違いはありません。ですが特に注意する点としては、論理的な記述を心がけるようにしましょう。
提出先として想定されるのは担任教授や大学事務などでしょう。その場合、ただ反省していると言うのではなく、何がどのような理由で悪かったのか、どのような理由で本来どうするべきだったのかなど理由の部分に力を入れ、論理的反省をしているところを強調しましょう。
反省文の例文
反省文の例として遅刻をしてしまった場合の例文を紹介します。反省の意を伝えるとともに、原因分析ができていること、今度の対応について考慮されていることが重要です。
遅刻
反省文の例文として、遅刻の場合を紹介します。遅刻は時間に遅れたことを反省するのはもちろんですが、なぜ遅刻したのか、どうすれば間に合ったのか、根本的な時間の使い方を反省する必要があります。
目に見える表面的なことと、一歩踏み込んだ根本について反省しましょう。
初回公開日:2018年10月23日
記載されている内容は2018年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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