目標管理シートの記入例・書き方|10年目/公務員/技術職/看護師
更新日:2024年09月19日
達成方法
達成方法は目標管理シートでも悩む部分の一つでしょう。どうすれば、その目標を達成することができるのか、そのためにはその目標に届いていない自分自身をよく振り返りましょう。自分のなかの素因や誘因を見つけ出し、それを補うために自分自身が具体的にできることを記入していきます。
期限・期間
目標管理シートを評価修正していくためには、一定期間の期限や期間が必要です。いつでも、良いのであれば目標として切迫感が無くなってしまいますし、目標としての価値が薄らいでしまいます。
最終的に到達したい目標が大きいときは、長期目標のための短期目標をたてて、短期目標の到達を目指すことを繰り返すことで、長期目標の達成を目指します。そこで、短期目標の到達期限と長期目標の到達期限を設けておきましょう。
業種別目標管理シートの記入例
目標管理シートはさまざまな業種で使われています。テンプレートやシートの内容もいろいろありますし、企業ごとの指定の目標管理シートもありますが、業種別の目標管理シートの事例を、下記の構成でご紹介します。
目標項目として
①組織にどう貢献するか
②個人能力開発目標
を「目標項目→達成基準→達成方法→期限・期間」で記入例として表示します。
技術職
技術職の目標管理シートで大事なことは、企業全体として技術部に何を期待されているかを把握することから始めることです。常に革新的に新しい開発技術を必要としている企業なのか、今の技術を安定的に守るべき企業なのかということでも違ってくるでしょう。
納期の確保のための技術が必要なのか、品質向上のための技術が必要なのか、など企業や技術チームの目的に沿って自分の目標管理シートで貢献できる部分を探していきます。自分自身が技術チームの中で貢献できる人材になることとともに、チーム自体が成長・発展していくために、という視点をもって目標管理シートを記入しましょう。
そして、最終的には顧客や取引先などが満足してくれるというところまで考えられるとさらに良いでしょう。
技術職の目標管理シートの記入例
目標①作業効率を良くし、コスト削減、納期遵守につなげる
→稼働率○%の達成
→作業工程のロスタイムを発見し排除していく
→半年以内
目標②技術レベルの向上
→○○の作業を一人で行えるようになる
→○○の研修への参加
→半年以内
看護職
看護職の目標管理シートは、勤務年数と勤務する施設の特徴を踏まえる必要があります。新卒で1年目であれば、まず基礎看護技術や患者や家族とのコミュニケーションなど、まず看護師としてどの診療科でも必要な基礎を身につけ、チームメンバーとして動けることを目標とします。
そして、2年目になるとチームメンバーからリーダー業務が入ってきます。業務上リーダー業務ができるように求められるでしょう。
そして、3年目になるとおおよそプリセプターをとるようになります。少し慣れかけた時、プリセプターをとることで自分自身の看護を振り返ることが目的です。経験年数に合わせて、さらにリーダーシップや管理職的な目標管理シートが必要になってくるでしょう。
さらに、その施設基準に沿っていることも大事です。循環器科であれば、循環器の基本から応用まで具体的に何ができるようになる必要があるかを考え、目標管理シートを作成していきます。
看護師の目標管理シートの記入例
①循環器チームメンバーとして、予防医療を指導し患者の再入院率を減らす
→退院指導の充実
→退院指導用パンフレットの作成と院内研修の実施
→3か月以内
②予防医療・看護の知識、技術の向上
→退院調整専門看護師の取得
→研修コースへの参加
→1年後
事務職
事務職の目標管理シートは、基本的なパソコン技術や、経理事務的な知識や技術、そして間違いやミスをなくす対策などの一般的な目標があります。またさらにその企業ごとに必要な事務作業の精度向上も必要になってくるでしょう。
パソコンや経理的な事務仕事が多いときは、あらゆるビジネス上の資格取得なども目標達成のために有効です。ただ、資格取得が目標では無く、資格を取得してどんな部分で企業に貢献できるかという視点が目標管理シートには必要です。
事務職の目標を具体的に数値化したり、評価し易くするのは難しい側面もありますが、できるだけ目標に沿う形で評価しやすいようにたてましょう。
事務職の目標管理シートの記入例
①デスク周りの5Sを周知し業務効率化につなげる
→5Sの徹底により業務上のミスを減少
→5Sマニュアルの配布とチェックリストの作成と施行
→3か月以内
②営業事務として売り上げに貢献する
→営業職の仕事内容を知る
→研修参加、文献検索、営業職とのコミュニケーション
→1年以内
初回公開日:2018年10月23日
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