協定書には印紙が必要なのか・締結の流れ・例文・契約書との違い
更新日:2024年09月07日
協定書には、署名欄が必要です。
通例署名にプラスして、捺印も行なうのが、日本のならわしなので、ぜひその分のスペースも作っておきましょう。署名捺印がないと、効力を発揮しないので、締結を完了させるには、かならず必要です。
協定書の例文
協定書の例文を、かんたんにご紹介していきます。参考にしてください。
「協定書の例文」
株式会社◯◯(甲)は住民である◯◯◯(乙)に対し以下の事柄を誠実に履行する。
第1条(甲乙の当事者間で取り決めた協定内容を記載してください。)
第2条(甲乙の当事者間で取り決めた協定内容を記載してください。)
以上の取り決めの合意の証しとして、本書を2通作成し、1通ずつ所持する。
甲 住所と氏名
乙 住所と氏名
協定書の書き方
協定書の書き方について、ご紹介していきましょう。
協定書の書き方は、とってもかんたんです。ワードやオープンオフィスなどの「文書作成ソフト」というものを使って、サッと作れます。
協定書の協定を、「第◯条」として順番に記載していき、署名と住所を記載するスペースをつくりましょう。
協定書の内容に間違いが無かったら、署名と住所は、自筆で記入し、捺印をすれば感性です。
協定書と契約書・覚書の違い
協定書と契約書・覚書の違いについて、ご紹介していきましょう。
契約書と協定書は、ほぼ同じ書面です。名前が違うだけと言っても過言ではありません。
覚書は、契約が締結していない内容を、忘れないように記載しておく場合や、契約書や協定書を締結したあとに、内容を変更したい場合などに活用できる書面です。
ぜひ状況に応じて、作り分けたり使い分けたりしてください。
協定書の変更方法
いちど、締結した協定書の内容を、変更したいときはどうすればいいのでしょうか。締結した協定書の内容を変えるのは、実はとても簡単です。
さきほどご紹介しました、「覚書」をつかいましょう。
覚書には、変更した協定のみ記載すれば大丈夫です。協定書をゼロから作り直す必要はありません。
協定書の割印のやり方
協定書の割印のやり方についてご紹介していきましょう。協定書には、割り印が必要です。方法は簡単です。
協定書を重ねておき、左右、もしくは上下にすこしズラします。そしてズラした部分をまたぐように、割り印を捺印しましょう。場所は協定書の上部でもいいですし、左右に、縦に並べてもかまいません。
協定書の法的効力
協定書の法的効力が気になる、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
協定書の法的効力は、あまり強くないそうです。協定が締結していたとしても、逃れられることができてしまいます。
あくまでも、約束事を明記し、それらを守るという協定書ではありますが、たとえば「お金がないから、協定書で約束はしたけど払えません」と言われてしまえば、それで終わりになってしまいます。
つまり、強制力はないそうです。
協定書の解除方法
初回公開日:2018年10月23日
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