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「送ってください」の敬語・使い方・例文|関連するビジネス用語

初回公開日:2017年07月29日

更新日:2017年09月11日

記載されている内容は2017年07月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ビジネスシーンにおいて、社会人経験が長くても正しい敬語が使えていないことも少なくありません。そこで今回は「送ってください」という表現にクローズアップし、正しく「送ってください」という表現をマスターしていただけるよう詳しくご紹介してまいります。

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ビジネスにおける「送ってください」

ビジネスシーンにおける敬語は、社会人として長く働いている人でもなかなか正しい敬語を使えていないことも少なくなく、誤った敬語を長年使っていた、ということもあるのではないでしょうか。そこで今回は、正しい敬語をマスターして社会人としてレベルアップしたいと考える方のために、今回はビジネスシーンでよく使われる「送ってください」について、ご紹介していきます。

「送ってください」に関するビジネス用語

たとえば電話のやり取りや口頭での会話では伝わりづらい場合には、相手の方との認識を合致させるためにも資料を送ったり、反対に相手の方から送ってもらうこともあると思います。または取引先、営業先に対して何かを発注したりものを送ってもらいたい時などには、メールや口頭で「送ってください」と依頼することもあるでしょう。

ビジネス上で、私たちは社内、社外ともにメールや文書などで「送ってください」という表現を使う機会は多々あるのではないでしょうか。しかしいざ「送ってください」と相手の方にお願いする場合、そのまま「送ってください」と伝えてもいいのでしょうか。

そこで、場合に応じて正しく「送ってください」という表現を使うためにはどのように表現するべきなのか、シーンごとに詳しく見ていきましょう。

こちらから「送る」場合

上司や取引先、営業先に対してこちらから「送る」場合には、一般的に以下のような表現方法があります。

・お送りします=尊敬語の「お」+「送る」+丁寧語の「します」
・お送りいたします=尊敬語の「お」+「送る」+尊敬語「いたす」+「ます」
・送らせていただきます=「送らせてもらう」の謙譲語+謙譲語「いただく」
・資料を送付いたします=資料などの目視できるものを添付して送る場合

「送る」という行為ひとつでも、これだけの表現の仕方があるのです。これが日本語の難しいところでもあり、奥深いところでもあります。

「送ってください」の敬語・丁寧語表現

では反対に、相手に「送ってください」などと「~してほしい」ことを依頼したい場合には、どのように表現すべきなのでしょうか。

そのまま「送ってください」は失礼

「送ってください」という言葉自体は「ください」と使われていることから丁寧に伝えているように見えますが、そのままでは命令形ですので、非常に失礼な表現となります。相手との関係性に関わらず、相手に不快な思いをさせてしまう可能性がありますので、使用は控えましょう。

それではどのようにお伝えすればよいのでしょうか。

敬語表現「送っていただけますでしょうか」

相手に「送ってください」などの「~してほしい」ことを依頼したい場合、一般的な表現としては、「送っていただけますでしょうか」と表現されることが多いのではないでしょうか。これはたとえば取引先、営業先からメールを「送ってほしい」場合などに使われるのが一般的です。

また資料などの目視できるものを送ってほしい時には、ただ「送ってください」「送っていただけますでしょうか」ではなく「ご送付くださいますようお願いいたします」などと表現すれば、相手に失礼にならずに敬語として通用します。

「ご送付くださいますようお願いいたします」とは、
尊敬語「ご」+「送付」+「くださる」(「くれる」の尊敬語)+「お願い」+尊敬語「いたす」+「ます」となり、敬語として成立しています。

申し訳ない気持ちを添える

相手に「送ってください」と動作をお願いするわけですから、お手間を取らせてしまうことに違いありません。そんな申し訳ないという気持ちが存在する際には、クッション言葉を前置きしてお伝えすることもあります。

クッション言葉とは

クッション言葉とは、相手に何かをお願いする、お断りする、異論を唱えるなど、相手に依頼したり否定的な言いにくいことなどを伝える際に、言葉の前に添えて使用する言葉のことを指します。このクッション言葉を使用することによって、直接的な表現を避け、丁寧で優しい印象を相手に与える効果があります。また、相手に失礼にならずに伝えることができます。

ただしクッション言葉を複数用いて多用すると、わざとらしく聞こえたり、回りくどい印象に取られてしまうこともありますので、適切な頻度で使用することで発揮される言葉であることを覚えておきましょう。

クッション言葉の例

・恐れ入りますが
・申し訳ございませんが
・失礼ですが
・早速ですが
・あいにくですが
・差し支えなければ
・お手数をおかけしますが
・できましたら
・申し上げにくいのですが
・よろしければ

以上を踏まえて、「送ってください」に申し訳ない気持ちを添えると以下のような表現となります。

(例)
・恐れ入りますが、送っていただけますでしょうか
・申し訳ございませんが、送っていただけますでしょうか
・お手数ではございますが、送っていただけますでしょうか

こうすることで、「送ってください」という気持ちをさらに丁寧に表現することができます。

より丁寧に依頼したい場合

さらに相手に対してより丁寧に依頼したい場合には、「~送っていただけますと幸甚です」「~送っていただけると助かります」などと表現するのも良いでしょう。

このように、「送ってください」を尊敬語やクッション言葉を使うことで、丁寧に表現することができるのです。相手の方が、社内の上司の場合と社外の取引先や営業先の場合とでは異なりますので、「送ってほしい」と相手の方にお願いする場合には、自分と相手の方との関係性や内容を踏まえたうえで、使い分けるようにしましょう。

ビジネスシーンでの「送ってください」の使い方

ビジネスシーンで「送ってください」と依頼する場合を考えると、そのシーンは大きく分けて、相手の方に依頼する「依頼形」と、一度依頼した内容について再度依頼する「督促形」の2つがあります。

今までお伝えしていたような「送ってください」の使い方は依頼形にあたります。では督促する場合の「送ってください」について考えてみたいと思います。

督促とは、先にもお伝えしたように、一度依頼した内容について再度依頼するものであり、「いつ何を依頼したか」が重要な部分となります。ですのでこの場合、「いつ」「依頼した○○について」+「再度送ってください」という流れになります。この時に、このままでは高圧的な印象や冷たい印象を与えてしまう可能性がありますので、「行き違いがあったのではないか」という気遣いの一言を添えると、好印象を与えられます。

(例)
先日お願いした○○についてご連絡いたします。
こちらの資料ですが、お約束の期日○月○日(曜日)を過ぎて本日に至るまで、届いていない状況です。
ご多忙中とは存じますが、至急お送りくださいますようお願いいたします。

なお、行き違いで送付いただいている場合は、失礼をお許しの上、お手数ですがその旨ご連絡をお願いいたします。

ビジネスで「送ってください」を使う場合の例文

それでは実際に、ビジネスシーンにおいて「送ってください」と使う場合を想定して、いくつか例文をご紹介いたします。

(例)
~依頼形での「送ってください」~
・先日ご依頼した書類をお送りいただけますでしょうか。
・ご多忙中とは存じますが、資料をご送付いただけますと幸甚です。

~督促の形の「送ってください」~
・去る○月○日にお支払いいたしました品代金○○円の領収書をご送付下さいますようお願いいたします。
・恐れ入りますが、至急カタログをお送りくださいますようお願い申し上げます。

このように、依頼の形での「送ってください」と督促の形の「送ってください」など、使うシーンによっても使い分ける必要がありますので、参考にしていただけると嬉しいです。

関係性や内容を踏まえて使い分ける

今回は「送ってください」に焦点をあててご紹介してまいりましたが、ただ「送ってください」というよりも、自分と相手の方との関係性や内容を踏まえたうえで、さまざまな表現の方法があることが分かりました。

ただ「送ってください」と命令形のままで使うのではなく、クッション言葉や尊敬語、謙譲語を組み合わせることで、「送ってください」の使い方は思っていた以上に幅が広がるのではないでしょうか。

依頼形や督促形などどのような場面でどのような相手の方に使うかを見定め、関係性や内容を踏まえて使い分けていただき、円滑なコミュニケーションツールの一つとして「送ってください」を活用してみてください。

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