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「送ってください」の意味|使い方・例文・丁寧表現もあわせて紹介

更新日:2024年01月10日

「送ってください」という言葉の使い方に悩まれたことはないでしょうか。本記事では「送ってください」の意味や使い方の例、注意点、ビジネスシーンごとの表現方法を紹介しています。「送ってください」の使い方に困っている方はぜひ参考にしてください。

資料送付の督促

先述にて資料送付を相手の方に依頼する「依頼形」を紹介しましたが、そのほかに「督促形」があります。

督促とは、一度依頼した内容について再度依頼するものであり、「いつ何を依頼したか」が重要な部分となります。

ですのでこの場合、「いつ」「依頼した○○について」+「再度送ってください」という流れになります。この時に、このままでは高圧的な印象や冷たい印象を与えてしまう可能性がありますので、行き違いがあったのではないかという可能性や、相手の忙しさを考慮する内容など、気遣いの一言を添えると好印象を与えられます。

(例)
・先日お願いした○○についてご連絡いたします。
こちらの資料ですが、お約束の期日○月○日(曜日)を過ぎて本日に至るまで、届いていない状況です。
ご多忙中とは存じますが、至急お送りくださいますようお願いいたします。

なお、行き違いでご送付いただいている場合は、失礼をお許しの上、お手数ですがその旨ご連絡をお願いいたします。

「送ってください」を使う際の注意点

「送ってください」をそのまま使うと失礼にあたる可能性があることは説明してきましたが、ではどのように表現すれば「送ってください」をうまく使えるでしょうか。

ここからは「送ってください」を使う上での注意点や表現方法について紹介します。

強い口調となる敬語であることを理解しておく

「送ってください」の意味でも説明したように、言葉自体は丁寧に伝えているように見えますが、「ください」はあくまでも「くれ」の丁寧語であり、相手への敬意を込めた表現ではありません。

一方的に言いつけられているような印象を与えるかもしれませんし、不快に思われる方もいるかもしれません。そのままでは命令形であり非常に失礼な表現方法となってしまいます。

相手との関係性に関わらず、相手に不快な思いをさせてしまう可能性があるので使用は控えましょう。

相手の立場・状況を考えて使う

「送ってください」を使う際には思いやりの気持ちを持ち、誠実な姿勢が伝わるような表現方法をすることが大切です。

「送ってください」に加えて相手を気遣うような言葉をかけたり、丁寧にお願いすることで相手に気持ちよく対応してもらえる可能性が高くなるでしょう。

次に「送ってください」を失礼なく伝えるポイントを4つ紹介します。

クッション言葉を用いる

「送ってください」と依頼するときには、前置きとしてクッション言葉を添えましょう。

クッション言葉とは、依頼するときやお断りするときなどに文の前に入れて使う言葉で、文の印象を柔らかく丁寧にする効果があります。

  • 申し訳ございませんが
  • 恐縮ですが、恐れ入りますが
  • ご面倒をおかけいたしますが
  • お手数おかけいたしますが
  • 失礼ですが
  • 早速ですが
  • あいにくですが
  • 差し支えなければ
  • できましたら
  • 申し上げにくいのですが
  • よろしければ

等のクッション言葉があります。実際の文とすると、

(例)

  • 恐れ入りますが、送っていただけますでしょうか
  • 申し訳ございませんが、送っていただけますでしょうか
  • お手数ではございますが、送っていただけますでしょうか

ビジネスシーンでは「送ってください」と依頼する場面以外にも、様々な状況で使われることの多い言葉となります。

ただしクッション言葉を複数用いて多用すると、わざとらしく聞こえたり、回りくどい印象に取られてしまうこともありますので、適切な頻度で使用することで発揮される言葉であることを覚えておきましょう。

謙譲語・尊敬語と組み合わせる

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初回公開日:2017年07月29日

記載されている内容は2017年07月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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