軽自動車の定員は何人なのか|5人/6人/大人3人子供2人
更新日:2024年07月28日
- そもそも軽自動車ってどんな車なの?
- 軽自動車の定員は何人なの?
- 軽自動車とワンボックスカーの定員の違いって?
- 軽自動車には5人まで乗れる?
- 軽自動車に5人乗れるのは子供も含めた場合だった
- 自動車の定員における子供の定義って?
- 自動車の定員における子供の人数の数え方は?
- 軽自動車に乗れる子供の定員は?
- 軽自動車に大人3人子供2人は乗れる?
- 軽自動車でチャイルドシートを使う場合の定員は?
- チャイルドシートはどのように選べばいい?
- 子供が全員6歳未満だと軽自動車に5人は乗れない?
- 軽自動車に子供を含め定員以上乗れるパターンは?
- 軽自動車で定員違反をしたときの罰則は?
- 罰則以外で軽自動車に5人乗るリスクはある?
- 軽自動車の定員を守って安全なドライブを
実は、自動車の定員における子供とは、一般的な定義とは違っています。普通は20歳からを成人として扱います。しかし自動車の定員の場合は、道路交通法で「12歳以上が大人」と定められています。子供を含めれば5人乗れるからと言って、運転手が19歳で他は中学生や高校生で5人乗ってしまうと、違反となってしまいますので、注意が必要です。
自動車の定員における子供の人数の数え方は?
自動車の定員において、12歳以上を大人として扱うことはわかりました。では、なぜ軽自動車に子供を含めると定員を超えて5人乗れるのかというと、子供の人数の数え方が大人とは違うためです。この定員の数え方は、道路運送車両の保安基準で定められており、「12歳以上は12歳未満の1.5人分と数える」と定められています。
少しわかりづらいですが、これは12歳未満は大人の3分の2としてカウントするということです。もう少しわかりやすく言うと、12歳未満は0.67人としてカウントします。このため、子供を含めると軽自動車に定員4人を超えて5人乗れることになります。
軽自動車に乗れる子供の定員は?
12歳未満の子供は0.67人としてカウントすることがわかりました。では、子供は最大何人まで軽自動車に乗れるのでしょうか。
子供が3人だと、0.67×3=2.01人で、端数の0.01は切り捨てて、大人2人として数えます。子供が4人なら、0.67×4=2.68人で、大人3人として数えます。子供が5人なら、0.67×5=3.35人で、大人4人です。
運転手として、大人が必ず1人は乗らないといけませんから、子供が5人だと、運転手1人+4人分=5人になり、定員オーバーとなってしまいます。つまり、軽自動車に乗れる子供の最大人数は、4人までとなります。
軽自動車に大人3人子供2人は乗れる?
自動車の定員における子供の定義と数え方については、おわかりいただけたでしょうか。それでは、軽自動車に「大人3人子供2人」で合わせて5人の場合は、乗ることができるのでしょうか。
結論から言うと、「大人3人子供2人」の場合は、軽自動車の定員を超えてしまい、乗ることができません。確かに子供を含めて5人ではあるのですが、子供2人は0.67×2=1.34で、大人2人分としてカウントします。つまり、大人3人+大人2人=大人5人となり、定員オーバーとなってしまうため、このパターンでは違反となってしまい、乗ることができません。
軽自動車でチャイルドシートを使う場合の定員は?
軽自動車には、子供が最大4人まで乗れることがわかりました。しかし、皆さんご存知のように、軽自動車に限らず、子供を自動車に乗せる場合には、チャイルドシートを使用しなければなりません。チャイルドシートを使用する場合は、子供の乗れる人数が変わってきます。軽自動車でチャイルドシートを使用する場合、子供は何人まで乗れるのか、見ていきましょう。
そもそもチャイルドシートは着用しなければいけないの?
チャイルドシートは2000年から道路交通法により、6歳未満の子供への使用が義務化されています。違反した場合は反則金はないものの、1点の減点となります。減点が6点貯まると、30日の免停となってしまいます。しかし、チャイルドシートを使用しないリスクは、減点や免停だけではありません。もっと重大なリスクが潜んでいます。
チャイルドシートを使用しないリスクとは?
チャイルドシートを使用しないリスクは、万が一の事故の時にあります。子供をしっかりと抱っこしたり押さえていれば大丈夫と考える方もいるでしょう。しかし、事故の際は大人でも投げ出されてしまうほどの大きな力がかかってしまいます。小さくて軽い子供ならなおさらのことです。
実際に、チャイルドシートを使用していない時に事故にあった子供が亡くなってしまうという、悲しい事故も起きています。中にはチャイルドシートを嫌がって泣くので使用していないという場合もあるでしょう。しかし、万が一の時に少しでも被害を軽くするため、チャイルドシートは着用するように徹底しましょう。
チャイルドシートは6歳を超えたら使用しなくていい?
道路交通法では、6歳を超えればチャイルドシートの着用義務はないとしています。しかし、実際は6歳を超えても着用すべき場合があります。それは、子供の身長です。シートベルトは身長140cm以上の人に合うように設計されています。140cm以下の人が使用した場合、事故の際にシートベルトが首に食い込んだり、内蔵を傷つけてしまう恐れがあります。
6歳の平均的な身長は120cmにも満たないため、140cmにはまだまだ足りません。140cmになるのは10〜11歳くらいになってからです。子供の安全を考えるなら、6歳以上になったからといって、チャイルドシートの使用をすぐにやめない方がよいでしょう。
初回公開日:2018年03月08日
記載されている内容は2018年03月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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