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軽自動車の定員は何人なのか|5人/6人/大人3人子供2人

更新日:2024年07月28日

根強いの軽自動車。定員が4人であることはよく知られていますが、実は5人乗れるケースもあるということをご存知でしょうか。なぜ軽自動車に5人以上乗れるのか、定員を超えて5人乗るにはどうすればいいのか、詳しくご紹介していきます。

このパターンの場合は、子供全員がチャイルドシート着用義務のある6歳未満だと、そもそもシートベルトが4つしかない軽自動車には乗ることができません。

1人だけ6歳以上の場合も、3つチャイルドシートを取り付けてしまうと乗る場所がなくなってしまいます。2人が6歳以上の場合、助手席と後部座席にチャイルドシートを付けると、スペース的には狭くなってしまいますが、なんとか乗車はできます。3人もしくは4人全員が6歳以上であることが望ましいでしょう。

大人2人子供3人のパターンと同じく、チャイルドシートを1つ使う場合は助手席にとりつけ、残りの子供3人は後部座席に乗ります。ふたつ取り付ける場合は、助手席と後部座席にひとつずつ取り付けます。

大人1人+子供(6歳以上を2人以上含む)4人。これで、軽自動車の定員を超えて5人で乗ることができます。

軽自動車で定員違反をしたときの罰則は?

車の定員は車検証に記載されており、その定員をオーバーしてしまった場合は、「定員外乗車違反」となってしまいます。「交通反則告知書」、いわゆる青切符を切られ、1点減点となります。反則金6,000円が科せられ、これを支払えば刑事上の責任は問われません。

シートベルト着用義務でも違反になる?

軽自動車に子供を含め5人以上乗るパターンを読んで、シートベルトはどうするのか気になった方もいるでしょう。軽自動車に4つしかシートベルトがない以上、どうしても1人はシートベルトを着用することができません。平成20年6月から、高速道路だけでなく一般道でも、後部座席を含め全席でのシートベルトの着用が義務付けられています。

罰則としては、運転席と助手席は一般・高速道路どちらでも減点1点となります。後部座席のシートベルト未着用は、高速道路なら減点1点、一般道なら口頭注意となり、いずれも反則金はありません。

しかし、後部座席のシートベルト着用については、例外として違反にならないケースがいくつかあります。そのうちのひとつに「定員内ではあるがシートベルトの数が足りないとき」があります。軽自動車に子供を含め5人以上乗るパターンは定員を守っているため、これに当てはまり、減点とはなりません。

罰則以外で軽自動車に5人乗るリスクはある?

ご紹介したパターンで乗車すれば減点や罰金の対象にはなりませんが、軽自動車に定員を超えて乗るリスクには、減点や罰則金以外の他に何があるのでしょうか。

一番大きなリスクは、安全性です。シートベルトが4つしかない軽自動車に5人乗るということは、シートベルトを着用できない人が出てきてしまいます。後部座席に3人乗る場合、詰めて座らなければいけませんので、3人全員がシートベルト着用できないケースもあるでしょう。

シートベルトは事故の際に安全を守るのもですが、事故の際に外に投げ出されてしまう確率は、着用している場合に比べて約22倍にもなり、死亡する確率は15倍も高くなってしまいます。

助手席に子供を乗せるのは危険?

また、ご紹介した軽自動車に定員を超えて5人乗る方法では、助手席に子供が乗るケースも多いですが、本来であれば助手席に子供が乗ることは好ましくありません。運転席はハンドルがあり、後部座席は前に運転席と助手席があります。しかし助手席には前を遮るものが何もありません。つまり、事故の際に外に投げ出されやすく、一番死亡率が高いとも言われています。

また、事故の際に命を守ってくれるエアバックですが、子供にとっては衝撃が大きすぎるため、事故自体は大したことがなかったのにエアバックの衝撃でケガをしてしまうケースもあります。また、小さい子供であれば運転中に操作パネルをいじったりする可能性もあるでしょう。

やむおえず助手席に子供を乗せる場合は、エアバックの衝撃から守るため、座席のシートを一番後ろまで下げておきましょう。

軽自動車の定員を守って安全なドライブを

軽自動車に定員を超えて5人乗る方法をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。5人乗れるのは子供を含めた場合となりますが、シートベルトやチャイルドシートの問題もあり、安全性を考えればやむおえない場合にのみとどめておいた方がよいでしょう。

子供を含めて軽自動車に5人乗る機会が多い、または新しく家族が増えて5人になるという場合は、早めに普通車に買い替えてみてはいかがでしょうか。定員とシートベルトおよびチャイルドシートの着用義務を正しく守り、安全なドライブを楽しみましょう。

初回公開日:2018年03月08日

記載されている内容は2018年03月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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