実習のお礼状の例文|書式/実習目的・出す時期別の書き方と注意点
更新日:2024年07月10日
まず縦書きの書き方からご紹介します。縦書きの際に気を付けるポイントは、各項目でどのくらいマスを開けるか、ということです。
まず頭語は一マスも開けません。そのまま書きます。次に前文(挨拶)は頭語の次の行に、一マス開けて書き始めましょう。そして本文に入るときにまた行を変えましょう。そして一マス開けて書きだします。また最後のお礼、締めの挨拶も行を変えて、一マス開ける必要があります。
次に結語は、一番下から一マス開けて書きます。その次は日付を二マス開けて上から書きます。そして差出人の名前を一番下から一マス開けて書きます。最後に宛名を上からマスを開けずに書けば完成です。
次に横書きの書き方です。基本的なマスの開け方は縦書きの書き方と全く同じです。しかし宛名を書く位置だけ変わります。縦書きの際は宛名を最後に書きますが、横書きでは宛名を最初に書きます。間違いやすいポイントですので注意しましょう。
封筒、手紙、はがきの注意点
お礼状を出す際には、本文以外の部分にも注意が必要です。
まずはお礼状を入れる封筒の書き方についてです。封筒の表に書く宛名と住所の書き方にも決まりがあります。一つ目は、宛名は必ず封筒の真ん中に書くこと。二つ目は、住所が宛名より上にも下にも出ないこと。どちらも間違えると相手方に失礼に当たります。
次に手紙についてです。お礼状の手紙は必ず手書きで、できれば万年筆で書きましょう。ワープロの方が楽だという人もいますが、お礼状は感謝の気持ちです。感謝はそれにかけた労力に比例して伝わります。面倒だと思ってもお礼状は必ず手書きで書きましょう。
最後にはがきについてです。基本的にはがきは簡易的なお便りになるので、お礼状ではがきを使用することは避けましょう。相手に対して失礼になる場合がほとんどです。
宛名の書き方
宛名の書き方で注意しなくてはならないのは、名前を絶対に間違えないこと、誰に向けて書くか、宛名の並び順の三つです。
実習では担当していただいた方の他に、病院や保育所の院長、他の指導員の人などお世話になった人がたくさんいるはずです。今回のお礼状でどこまでの人に向けて書くかを事前に決めておきましょう。また宛名の並び順は、肩書が高い順に並べることも重要です。
日付の書き方
日付の書き方は非常に簡単です。必ず平成などの年号を用いること、投函する日付にすることの二つを意識しましょう。
実習目的別の注意点
病院、理学療法の実習の場合
病院や理学療法施設での実習の場合は、担当の指導員の方以外に手伝いをする看護婦さん、スタッフ、実際に治療を受ける患者さんなど、たくさんの方と関わることになります。そのためお礼状の書き方の注意点としては、担当の指導員と現場の責任者に向けて書くことを意識しましょう。
ただし、実際にお世話になった方がその他にもいることは間違いないので、本文中で一度それらの方々にも触れることを忘れてはいけません。
薬局の場合
薬局の場合のお礼状の書き方としては、ぜひ自分の知識が実践できたかどうかについて書いてみましょう。実際に知識を得てはいても、患者さんに説明する際の言葉選びであるとか、瞬時に知識を取り出すことができたかどうかといったことはなかなか難しいものです。もしそれについて対処法を教えてもらっていたら、その対処法を実践してからどのように変わったかも書くと、相手方に喜ばれるお礼状になります。
栄養士の場合
栄養士の場合のお礼状の書き方としては、自分が普段メニューを作っていた時と、実際にプロの方が作る時とで、どんなことが違うのか、どんなところを意識しているかの違いを書くと良いです。実習でどんな経験を得たのかは、相手が最も気にする部分です。できる限り具体的にプロと自分との違いで気が付いたことを書きましょう。
保育所、幼稚園の場合
保育所や幼稚園での実習の場合は、自分が子供たちと接して気が付いたことだけに終始しないように気を付けましょう。自分のことばかりにならず、実際に指導員の方からどんなことを学んだのかを明記しないと、相手からしたら教えたことを覚えていないと捉えられてしまいます。
施設、介護の場合
施設や介護関係の実習の場合には、自分の取り組み方と、要介護者の方々の視点とのずれについて書けると良いです。このずれは実習を行わないと分からないことです。またこうしたずれにプロの介護福祉士の方がどのように対処しているのか教えてもらっていたら、そのことについても書きましょう。
保健所の場合
初回公開日:2017年10月24日
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