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「あぶれる」の意味と使い方・類語・漢字・方言なのか・|奇数

更新日:2024年07月20日

「あぶれる」という言葉の意味を知っていますか?労働環境は良いに越したことはありませんが、職場の人間関係であぶられる事になったら、おそろしい事だと思いますか?「あぶれる」という言葉の意味や使い方、さらに労働環境においてあぶれる不安を軽くするための記事です。

「あぶれる」という音から、どんな漢字があてられるか見ていきます。

溢れる

「溢れる」は、「アブれる」とも「アフれる」とも読みます。今回取り上げている「あぶれる」に漢字をあてるならば、この「溢れる」が妥当です。

炙れる

もとの形は「炙る」です。炙れるの意味の解釈は、古語と現代語で違ってきます。

古語での、「炙る」の意味は、太陽の光や火の熱であたためることです。「炙れる」は、「炙る」の已然形活用+完了の助動詞「り」の連体形となります。すでにあたためた○○、と名詞に係っていく表現です。

現代語での、「炙る」の意味は、軽く焦げ目がつくまで火であたためたり、乾かしたりすることです。「炙れる」は、「炙る」の未然形活用+可能の助動詞「られる」から派生した動詞可能形です。火であたためることができるという意味です。

また、「炙」の漢字は、肉を火の上であぶることを示す会意文字です。

焙れる

もとの形は「焙る」で、意味の解釈は、現代語も古語も「炙れる」と同じです。使われている漢字が違うだけですが、この「焙」という字は、容器の中にまるく包みこむようにして火であぶることを意味します。

つまり、「あぶれる」を漢字で書いた場合、「溢れる」は水などがいっぱいになって、外へはみだすこと、「炙れる」は火などで直接あたためること、「焙れる」は容器に入れた物を火などであたためること、という違いがあります。

「あぶれる」は方言なのか?

これまで見てきたように、「あぶれる」と「あふれる」は同じ語源を持つと考えられており、江戸時代までは全く同じ言葉として使われていた、という報告もあります。

もちろん、「あぶれる」という言葉を使う頻度は、年代や地域によってバラツキがあるはずです。しかし、現在市販されている国語辞書にも載っていますし、「あぶれる」が、ある特定の地方だけで使われているという記述は、見当たりません。

つまり、「あぶれる」は方言ではありません。

「あぶれる」と「あふれる」の違い

すでに気になっている人もいるでしょうが、「あぶれる」と似た「あふれる」という言葉が、度々あらわれています。混乱しないためにも、ここで、「あぶれる」と「あふれる」の違いについて説明していきます。

共通している意味は?

最初に見た、「あぶれる」の4つの意味を思い出してみてください。1番目に、「あふれる」におなじ。とあります。つまり、「あぶれる」には「あふれる」の意味が、部分的に含まれていることになります。。

では、「あふれる」の意味を見てみましょう。こちらもweblio辞書より、引用しました。これらが、「あぶれる」と「あふれる」の共通の意味になります。

あふ・れる [3] 【溢▼れる】
( 動ラ下一 ) [文] ラ下二 あふ・る
〔「あぶれる」と同源〕
①液体が容器や池・川などにいっぱいになって上の方からこぼれる。 「浴槽から湯が-・れる」 「大雨で川が-・れる」 「 - ・れる涙をぬぐう」
②人や物が入り切らずに外に残る。 「道路にまで人が-・れる」
③(入り切らないほど)たくさんある。 「デパートには品物が-・れている」 「才気-・れる青年」 「魅力-・れる人物」

出典: https://www.weblio.jp/content/%E3%81%82%E3%81%B5%E3%82%8C... |

違いは?

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初回公開日:2018年04月25日

記載されている内容は2018年04月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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