「あぶれる」の意味と使い方・類語・漢字・方言なのか・|奇数
更新日:2024年07月20日
そうなると、「あふれる」にはなくて、「あぶれる」だけが持っている意味には次の3つがあります。
・人数からはみ出す、仕事にありつけない
・狩りや漁で、獲物にありつけない
・余計者になる
これが、「あぶれる」と「あふれる」の違いです。
奇数グループであぶれる理由
「あぶれる」状況として、身近で起こりやすいものがグループ内であぶれることです。さらに、偶数よりも奇数グループの方が、あぶれる確率は高くなります。
なぜ3人組であぶれるのか?
たとえば学生時代は、仲の良い友人と複数人のグループで行動することが多かった、という人も多かったのではないでしょうか。そんな時に、奇数グループ、特に3人グループに参加している場合、自分以外の2人だけが仲良くなってしまい、寂しい思いをした覚えはありませんか。
これが、まさに「あぶれる」感覚なのですが、この3人組で1人があぶられる現象は、男女や年齢に関係なく見られます。
原因は会話の満足度にあった?
気の置けない友人や仲間と、一緒に行動したり会話をするのならば、当然楽しい時間になるはずです。それならば、人数が多ければおおいほど、その時間もより楽しくなるはずではないでしょうか。
ところが、人間の会話に対する満足度は、2人の時よりも3人の時の方が低くなり、3人の時よりも4人の時の方がさらに低くなり、そうやって人数が増えるにしたがって会話の満足度は下がっていくと言われています。
これは、人数が増えることによって、ひとり当たりの発言する時間が減ってしまうからです。3人組の場合には、2人だけで会話が盛り上がってしまえば、ひとりが余ってしまうのは、自然の流れです。
婚活パーティーであぶれる理由
仕事や友人関係など、知っている人間関係の中でだけ、「あぶれる」状況が起こるとは限りません。初対面の人間が複数人あつまる時にも、「あぶれる」人間が出てくることがあります。
たとえば、見知らぬ人が多くあつまる、婚活パーティーを例に上げて考えてみましょう。
婚活パーティーであぶれる状況とは?
婚活パーティーとは、会社や個人などが主催する、結婚したい男女の相手探しを手助けしてくれるパーティーのことです。この婚活パーティー、「20代限定」や「映画好き限定」など、年齢制限やコンセプトを設けていたり、立食形式やテーブルに着席する形式など、さまざまな種類があります。
婚活パーティーでは、主催者が参加する男女の人数を、同じ程度になるように調節してくれます。それでも、「あぶれる」参加者が出てくるのは、パーティーでフリータイム、またはフリートークと言われる時間においてです。
あぶれる人がいるのが現実
フリータイムやフリートークは、主催者側から決められた相手ではなく、参加者が自分の意志で、話したい相手を選び、その相手の元へ向かって会話をしたり、連絡先を交換したりすることを目的に、設けられている時間のことです。
参加者同士が出会って間もない場合、もしくは自己紹介程度の軽い会話をしていたとしても、いざ足が向くのは「見た目の印象で選んだ、気になる人」の元です。
この「見た目」には、外見が綺麗、可愛い、清潔そう、声の高さ、話すスピードが心地よいなどが含まれます。もちろん、好みはひとそれぞれですが、が集中する人がいれば、まったくがない人だっています。
また、会社のパーティーやサークルの親睦会などでは、あぶれた人がいないか全体を見回して、気にかけてくれる世話係がいるでしょうが、婚活パーティーでは、どの主催者も気を配ってくれるとは限りません。
すこしの心がけが大事
「自分は見た目じゃない、中身で勝負だ」と言う人もいるでしょう。もちろん、見た目」だけがすべてではありません。けれど、第一印象は出会いの場にとって、とても大事なことです。
人間が初めて会った人に対して、好意と悪意のどちらを持つかは、相手の「見た目、第一印象」で6割は決まっていると言われます。どんなに優しい人も、舌を巻くほど賢い人も、第一印象だけでは見分けがつきにくいでしょう。
そこで、すこしでも相手に良い印象を残す、ひとつの方法として、見た目を意識してください。婚活パーティーに出かける際の身だしなみを、できれば自分以外の人にチェックしてもらい、アドバイスがもらえるといいでしょう。
情報収集をして婚活パーティーを選ぼう
また、婚活パーティーの内容によっては、フリータイムやフリートークの時間は、男性側からしか声をかけられないものや、男性女性ともに声をかけてよいものなどが見受けられます。
フリータイムの時間にあぶれる人がいるのは当たり前だとわかっていても、いざ自分があぶれてしまったなら、自分から誰かに声をかけに行ければ手っ取り早いです。そうは言っても、自分からはなかなか行けないだろう、と不安な人は、婚活パーティーの情報を集める際の参考にしてください。
初回公開日:2018年04月25日
記載されている内容は2018年04月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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