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「矢継ぎ早」の意味と使い方・語源・類語・敬語・対義語|質問

更新日:2024年11月01日

「矢継ぎ早」とは続けて短期間に素早い行動で物事に対処することを示しますが、普段あまり利用しない言葉なのでどのように日常生活で使ったらいいのか気になる人も多いでしょう。「矢継ぎ早」を普段どのように使ったらいいのか事例を交えて紹介していきます。

「矢継ぎ早」を含めて「矢継ぎ早に話す」という表現があります。これは、次から次へと続けざまに話をすることで、交渉を優位に進める場合に使用する表現です。相手に考える余地をあたえずに話すことで相手を圧倒させて優位な会話にすることが目的です。

昔からの格言で「攻撃は最大の防御なり」というように、積極的に話すことで優位に立ちたい戦略が込められています。

身勝手な「矢継ぎ早」会話は要注意

戦略を含めて矢継ぎ早に話す場合もありますが、ただ自分が聞きたい内容を求めるために矢継ぎ早に話すのは聞き手がマイナスに受け止める場合があります。会話はお互いの言葉のキャッチボールができて初めて会話として成立します。相手が気おくれして話す意欲を失わないよう、自分の話すスピードをゆるめたり調整する配慮をするよう心がけましょう。

「矢継ぎ早」会話は冷静に

息つく間もなく勢いよく話し続けていて話したいことがどんどん膨らみ自分で止められない状況を、「矢継ぎ早に言葉を紡ぐ」と言います。「矢継ぎ早」に話をすることで話す内容をコントロールできなくなってしまう場合があるので、注意が必要です。

「矢継ぎ早」に会話するを英語でなんという?

英語で「矢継ぎ早」に会話するとは、「talk in run-on sentence」と言います。次々に間を置かず話す「矢継ぎ早」を ピリオドやカンマを使わずに文章が切れずに続いていることを意味する「run-on sentence」を利用して表現しています。

「矢継ぎ早」は他の表現では?

「矢継ぎ早」を他の表現に言い換えるとどのような言い方があるでしょうか。他の言い方では、「立て続けに」「頻繁に」「ひっきりなしに」「畳みかけて」「連打して」「間を置かずに」「しきりに」といった表現があります。続けざまに矢を射るように、猛スピードで立て続けに行うことを表現します。

「矢継ぎ早」の語源とは?

「矢継ぎ早」の語源はなにか気になる人も多いでしょう。矢を続いて射るスピードの速さを意味するこの表現は、平家物語にさかのぼります。優れた精鋭武者は立て続けに矢を継いで射るスピードも速いことを平家物語でも明記されていて、戦の途中で矢を猛スピードで射る有能な武者がのちに「矢継ぎ早」として表現されるようになりました。

「矢継ぎ早」「五月雨」の類語・同義語とは?

「矢継ぎ早」と似た表現で「五月雨」という言葉もあります。五月雨は一般的に梅雨を表すときに使用される言葉で、梅雨時期に雨が降る日が続くように、断続的に物事が続く状態を意味します。「さみだれ」と呼びますが、「矢継ぎ早」や「五月雨」の類語や同義語ではどういったものがあるのか紹介していきましょう。

「矢継ぎ早」と「五月雨」の違いとは?

「矢継ぎ早」はスピーディーで連続的に行動する意味ですが、「五月雨」はスピーディーではないものの継続的に物事が進むことを意味します。「矢継ぎ早」と「五月雨」は他にどのような表現があるのか見ていきましょう。

「矢継ぎ早」の類語や同義語は?

「矢継ぎ早」は他に「次から次へと」「息つく暇もなく」「休む間もなく」「立て続けに」「連続して」といった表現があります。立て続けに物事が行われる際にスピードも加わるため、猛スピードで次々とアクションがある意味になります。

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初回公開日:2018年05月30日

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