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「おいとまする」言葉の意味は何?使い方や類語・例文や英語の表現を紹介

更新日:2024年08月19日

ビジネスや日常で使われる「おいとまする」を正しく使えているか不安はありませんか。本記事では「おいとまする」の意味、使い方とマナー、類語や英語表現を例文を使って紹介しています。耳にしたことはあっても正しく使えているか確認したい方は、ぜひお読みください。

「帰る」という意味の「おいとまする」という言葉はメールでは一般に使われません。対面してまさに帰る時に使う言葉です。

メールで「おいとまする」という言葉を使う時は、「やめさせていただく」「お別れを申し上げる」といった意味で使われます。お世話になった人に対して会いに行けない人に向けたメールで使われることが多いです。

例文として以下のように使います。

「この度一身上の都合により会社をおいとまさせていただくことになりました。鈴木様には多大なご愛顧を賜りました。まことにありがとうございました。貴社のますますのご清栄をお祈りしております。」などとメールで書けば、失礼にも当たらず今後も仕事以外で有効な関係を築くことができる可能性があります。

おいとまするの敬語表現は

「おいとまする」という言葉は、「帰る」の謙譲語です。相手に対して自分がへりくだった立場として使う丁寧語で、「失礼します」も似たような使い方をします。

「帰る」が元の言葉なので、敬語表現としては、自分の行動については「帰ります」になり、相手の行動について尊敬語で表現する際は「お帰りになる」「帰られる」となります。

おいとまするの使い分け

前述のとおり、「おいとまする」は2つの意味があります。1つは訪問先から「帰る」という意味、もう1つは職場を「辞める」という意味です。間違って使うと相手に誤解を与えてしまいかねないため、この2つの意味をきちんと理解して細心の注意を払って使う必要があります。

一方で、「いとまを取る」や「いとまを告げる」と言った表現もあります。これらも、使い方によって意味合いが違ってくるので、気を付けて使いましょう。

ここでは、「いとまを取る」「いとまを告げる」について詳しく解説します。

予定がない暇な時間

「いとま」は「暇」と書き、ひまとも読みます。意味は同様で、予定のない時間、一時的に休むこと、休暇を表します。

ただし、休暇を取るときは「いとまを取る」のではなく「ひまを取る」と言います。「いとまを取る」と言うと退職を意味してしまうため、大変な誤解を与える危険があるので気を付けてください。

退職に繋がる使い方もある

「いとま」という言葉には、「辞任・辞職」「別れ」という意味もあります。

「いとまを取る」「いとまを告げる」とは、退職する、退職を願い出る、という表現です。

前述したように、「いとま」は「休暇」と「退職」の意味を含むため、使い方を十分理解して、周囲に誤解を与えないように注意して使いましょう。

おいとまするの例文

「おいとまする」の意味や使い方、使うタイミングを解説しました。ここでは、実際にどのような言葉にして使うのか、例文を紹介します。

お邪魔しました。そろそろおいとまします。

訪問先での用事が終わり、さてそろそろ帰ろう、という時のきっかけとして「お邪魔しました。そろそろおいとまします。」と相手に伝えます。

「おいとまします」は、目上の人がいる場面でそこから去る時に使うので、普通の丁寧語として自分が帰るときに「おいとまする」とは使うのは間違いです。

長居しました。そろそろおいとましないといけませんね。

この例文も同様のシーンで使います。訪問先からもう帰らなければならないのに、切り出しにくかったり、予定より長居してしまったりした時に「長居しました。そろそろおいとましないといけませんね。」と伝えます。

自分のために時間を取ってくれた相手に対しての気遣いと、帰ることを上品に伝える言葉として、ぜひ使用してみてください。

「おいとまする」の類語

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初回公開日:2018年05月25日

記載されている内容は2018年05月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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