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2018年02月18日

【男女別】結婚式の礼服と葬式は同じでも良いのか|警察官

現在はカジュアルな結婚式が主流ではありますが、格式高い場で結婚式を挙げる事も少なくはありません。「礼服でお越しください」と招待状に書かれていたら、少し悩んでしまいますね。この記事では結婚式に着ていける礼装について紹介しています。

結婚式の礼服は葬式と同じでも良いのか

【男女別】結婚式の礼服と葬式は同じでも良いのか|警察官

結婚式も葬式も、礼服と呼ばれる「黒いフォーマルスーツ(ブラックスーツ)」で参列します。なので、結論から言えば「結婚式と葬式の礼服は同じものでOK」となります。

しかし、結婚式はおめでたい席で、葬式はしめやかな席になりますので、ネクタイの色やハンカチ、アクセサリーなどで区別をつけましょう。

そもそも礼服とは?

礼服とは、「儀礼用の服」となります。黒いスーツの事ですが、黒いビジネススーツではいけません。

礼服の場合、黒ければ黒いほど格式があるとされています。ビジネススーツの場合、黒っぽく見えても、僅かにグレーが入っていて、自然光の下ではハッキリと違いが分かってしまいます。

また礼服はビジネススーツと違い、毎日着るものでもありません。なのでゆったりとしたシルエットのものが多く、体にフィットするビジネススーツとは、シルエットからも違いが分かります。

黒いビジネススーツは略礼服にあたり、葬式には着ていけません。結婚式の場合も、あなたが若い世代や新郎新婦の友人か遠い親戚でない限りは避けた方が良いでしょう。

なぜ礼服を着るの?

現在、欧米で用いられているドレスコードは、17世紀のフランスで発生したといわれています。国の秩序を守るために身分によって服装を区別しました。19世紀になるとTPOによっての使い分けがイギリスで行われ、イギリス紳士によってイギリス植民地や訪問先に広まったと考えられています。

身分やTPOによって着る服を分けるという文化は世界中にあり、日本にも同じような文化があったので、西洋式のドレスコードもすんなり受け入れられてきました。

現在では、一般的な結婚式では、あまり格式高い雰囲気は好まれない傾向にありますが、それでもTPOに応じた服装をする事が大人のマナーとされています。

男女別結婚式の礼服

【男女別】結婚式の礼服と葬式は同じでも良いのか|警察官

結婚式に着て行ける礼服には「洋装」と「和装」があります。洋装の場合は着ていく時間によってもドレスコードが変わりますので注意が必要です。

男性の礼服(洋装)

男性が洋装で結婚式や披露宴に出席する場合、昼の礼服は「モーニングコート」です。「カット・アウェイ・フロックコート」とも言い、古くは18世紀のイギリス貴族が乗馬用に着ていた服でした。この裾の部分を切り落としたのが「背広」の起源と言われています。

夜(18時以降)のパーティーの場合は「イブニングコート(燕尾服)」や、「タキシード」が礼服になります。燕尾服は燕の尻尾のように、裾が二つに分かれています。正式には白い蝶ネクタイを付けることから「ホワイト・タイ」とも呼ばれています。

タキシードは黒い蝶ネクタイを付けることから「ブラック・タイ」とも呼ばれます。本来なら略礼服ですが、燕尾服を着る人が少なくなったため、近年は正式な礼服として扱われています。

昼と夜、両方使える礼服は「ビジネススーツ」や「ディレクターズスーツ(背広)」になります。黒の無地、もしくはそれに近いものにしましょう。

女性の礼服(洋装)

女性が結婚式や披露宴に出席する場合、昼間なら「アフターヌーンドレス」になります。19世紀の欧米の上流階級の女性は、午前中に家事を行い、午後からドレスを着て社交パーティーに出席するのでついた名前です。袖は七分袖以上で襟ぐりも浅く、露出度が低いです。

夜の場合は「イブニングドレス」になり、腕や胸元、背中などが大きく開いて、肌の露出が多いです。どちらの場合も裾はくるぶし以上ですが、ヒール丈の場合は略式礼服となり、それより短いショート丈は注意が必要です。ミニスカートはマナー違反となります。

結婚式で昼も夜も使える礼服は、ワンピースかレディースーツ、またはイブニングドレスの上にボレロなどを羽織ると良いでしょう。結婚式の場合、羽織るものは毛皮は避けた方が良いと言われています。

結婚式に女性のパンツスタイルはOK?

女性の社会進出に伴い、女性のパンツスタイルを街中やオフィスで見かける事は、もはや珍しい事ではありません。しかし格式高い場所へ赴く際の、女性の礼服としては、まだまだカジュアルな衣装とされています。

友人中心のカジュアルな結婚式や2次会などではOKですが、カジュアルな結婚式が主流になったのは近年になってからなので、年配の方の中には女性がパンツスタイルで出席する事に難色を示す方もいます。

格式高い場や、親族の結婚式、主賓として招かれた時などは避けた方が良いでしょう。

男性の和装礼服

和装の礼服は「第一礼装」「準礼装」「略装」の3つがあり、結婚式の場合は3つとも使えます。

「第一礼装」は「紋付羽織袴」と言われるものでも「5つ紋」と呼ばれるもので、羽織りの両胸・両袖・背中に家紋が入っています。「準礼装」の場合、「3つ紋」か「1つ紋」となり、両胸と背中、もしくは背中のみに家紋が入ります。「略装」の場合は紋なしの羽織り袴か、紬の着物です。

紋付羽織袴は江戸時代初期にできた衣装で、元々は「熨斗目小袖」と呼ばれる武家の正装の略式として始まりました。なので、正装とされてはいますが、伝統的な宗教や芸能の分野では、第一礼装として扱われない場合もあります。

女性の和装礼服

一方、女性の和装礼服の場合は、「第一礼装」は5つ紋の入った黒留袖か、色留袖、「準礼装」は3つ紋の留袖か、1つ紋もしくは紋なしの訪問着、他にも下付けや江戸小紋など、いわゆる「着物」は礼服にあたります。未婚女性の場合は振袖も第一礼装にあたります。

ただし浴衣は、本来は寝間着であり、礼服ではないので、いくら夏の結婚式だからと言っても、着ていくのはやめましょう。

留袖とは

留袖とは、既婚女性の第一礼装にあたり、江戸時代に振袖の袖を結婚後に短くし、裾を縫いとめたものを「留袖」と呼びました。元々、振袖のリサイクルだったので、色鮮やかなものが多かったのですが、黒留袖は明治時代に西洋の「黒ければ黒いほど格式高い」という文化を取り入れました。

その他の礼服とされる衣服

他にも、学校の制服や警察官や自衛官などの職業上の制服も礼服とされています。また、ドレスコードが燕尾服の場合は、通常「民族衣装」も礼服として扱われ、例えばハワイでの結婚式の場合、ハワイの民族衣装であるアロハシャツやムームーで出席する姿も見られます。

親族の結婚式の礼服

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親族が結婚式をする場合、礼服もより格式高いものを着るのが一番でしょう。男性の場合はモーニングコートか燕尾服、紋付袴羽織りで、女性の場合はアフターヌーンドレスかイブニングドレス、黒留袖、未婚女性が和装する場合は、色留袖か訪問着、振袖が良いでしょう。

ただし、黒留袖は裾に模様が入っているので、座ると黒一色となります。結婚式などの晴れの席の場合は華やかな色合いも望ましいとされています。

結婚式の礼服のときにおすすめのネクタイ

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モーニングコートの場合は、プリント柄ではなく、シルク素材の織物にしましょう。燕尾服は白い蝶ネクタイ、タキシードは黒い蝶ネクタイが正式なコーディネートです。

ブラック・スーツで結婚式に行く場合、ネクタイの色を「黒」にするのはやめましょう。礼服は葬式でも使います。ブラックスーツに黒いネクタイだと「喪服」になってしまうからです。

基本は白いネクタイですが、シルバーグレイや、白地に黒い柄のものもフォーマルな礼服として扱われます。カジュアルな結婚式ならピンクや青などの色鮮やかなものも好まれます。結婚式スタイルや、新郎・新婦との関係によって使い分けましょう。ただし、殺生を連想させるので、アニマルプリントは避けましょう。

スーツの色

漆黒に近ければ近いほど格式高いとされています。しかし、友人やカジュアルな結婚式の場合は、グレーやブルーなども良いでしょう。

しかし白いスーツやライトグレーやピンクなどの明るい色にすると、新郎の衣装と被る危険があるので避けた方が無難です。

その他の注意点

礼服を着る際に、つい盲点となりがちなのが靴下です。清潔感のある白いソックスは、いかにも格式高い場にふさわしいと考えてしまいがちですが、実はカジュアルな服装です。なので、黒いソックスを着用しましょう。

靴も革靴が基本です。ブーツはカジュアルな服装になるので革製でもNGです。

警察官の結婚式の礼服

【男女別】結婚式の礼服と葬式は同じでも良いのか|警察官

警察官や自衛官の場合は制服を礼服として着用し、結婚式を挙げたり出席することもあります。

警察官にはいくつか制服があります。通常の警察官の制服は背広タイプの制服を基本とし、普段の仕事をするための、上着がベルトの位置までしかない「活動服」などです。結婚式で着て行けるのは、もちろん通常の制服です。

制服を結婚式礼服として着用する時は、白い手袋や、右肩から右胸にかけて「飾緒」とよばれる紐飾りなどの追加アイテムを着用します。

自衛隊の結婚式の礼服

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自衛隊の制服には、冬服と夏服があり、どちらも礼服として結婚式などで着用できます。結婚式の際には「儀礼服」と呼ばれるものもあり、腰にサーベルを差した姿は、男女問わず「カッコいい」と言われます。

儀礼服は陸海空、それぞれの自衛官でデザインも異なり、夏用と冬用で色が違いますが、実は自衛官全員が持っているわけではなく、レンタル衣装になります。もちろん一般人には貸し出していません。しかし値段は3万円と、結婚式の新郎の衣装としてはかなりリーズナブルです。

消防士の結婚式の礼服

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消防士の制服と言うと、オレンジ色救助服や、ジャケットを着こんだ防火服などがありますが、もちろん普段の業務もこの格好かというと、そういうわけではなく、通常の制服があり、こちらも結婚式などで礼服として着用できます。

消防士にも、結婚式で新郎・新婦が着る「儀礼服」のレンタルがあります。それぞれ白と黒の2種類あり、男性の儀礼服は警察官の礼服に少し似ています。女性は、ブラウスにロングスカートと、白いジャケットになります。

TPOに合った服装をしよう

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服装ひとつにとっても、正式な場では一つ一つ細かい規定があります。現在、一般的な結婚式ではカジュアルな雰囲気が主流とはなっていますが、それでもどんな服装をして良いわけではありません。

TPOに合わせた服装を選ぶのは、社会人としてのマナーでもあります。親族や、主賓として招かれた時や、大事な親友の結婚式などには、少し気合を入れてきちんとしたフォーマルスタイルで参加してみましょう。

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