エントリーシートの自由記述欄の書き方・例文・注意点
私の人生で、最も印象に残っているのは、初めてアルバイトをした飲食店の先輩スタッフです。
仕事が早く、他のポジションも積極的に手伝ってくれる人で、常に余裕がある振る舞いが印象的でした。周囲を見渡す能力に長けており、私は教育担当として大変お世話になりました。
まごころを持って人と接する大切さを教えてくれたのが、この先輩です。接客が非常に丁寧で、お客様を喜ばせることに、誠心誠意をもって取り組んでいました。そのため、常連さんも多かったです。
私が働いていた店舗は、本社都合で閉店を迎えることになってしまったのですが、先輩と仲が良かった常連さんが、何人も最終日に訪れていた姿が印象的です。私もその姿を見習い、人の心に響くような接客を心がけて来ました。
エントリーシートの自由記述欄を書くときの注意点
エントリーシートの自由記述欄を書くとき、どんなポイントに注意した方が良いのでしょうか?思わぬ失敗を避けるために、注意しておきたいところをいくつかピックアップして紹介します。
ネガティブなイメージになることを書かない
自由記述欄ですから、ルールの範囲内であれば、何を書いても基本的には良いものです。しかし、エントリーシートとは、採用担当者に、あなたの良いところを理解してもらうためのものです。
あなたはそのつもりがなくても、採用担当者がチェックしたとき、ネガティブなイメージを抱いてしまいがちな内容は避けましょう。世代や立場によって、受け止め方が大きく異なることがある内容について掘り下げるのも、辞めておいた方が良いです。学外活動やサークル活動、ボランティア活動などをテーマに設定する場合、それが一般的に見て、社会人としてのアピール材料に適したものかどうかを確認してください。
あなた自身のアピールに繋がることを書く
自由記述欄のテーマは人によって様々ですが、どのような内容であっても、最終的にあなたのアピールになるような内容を選べるようにしましょう。
たとえば、学生時代のサークル活動について書いていくとき、サークルの概要や活動紹介になってしまわないように注意することです。サークル勧誘のチラシではなく、あくまであなたが就職活動を進めるためのデータだということを、忘れないようにして自由記述するようにしてください。
あなたがサークル内でどんな活動をしたのか、活動内容に対し、どのような役割を果たしていたのか、それによって得たものを、今後どのように活かしていきたいと考えているのかなどを書いておくと、良い評価を得やすくなります。
同じサイズの文字を羅列するだけにしない
自由記述欄と言っても、色々なルールはつきものです。守らなくてはいけないのは当然ですが、「それなら、ルール違反がないもので」と、同じサイズの文字でただ文章を書き詰めるだけの自由記述欄は、出来るだけ避けるようにしましょう。
綺麗な文字や整った文章は、エントリーシートの他のパートでも、しっかりアピールすることが出来ます。自由記述欄は、「表現の自由さ」から伺い知れるあなた自身について、採用担当者がより深く理解するためのものなのです。
折角良い内容を書いていても、レイアウトに工夫がないと、つい目が滑ってしまいがちにもなります。あなたの魅力をより効果的に伝えるため、制限内におけるアレンジや工夫を、しっかり模索しましょう。