面接の「得意・苦手科目は何ですか?」という質問の回答例【例文あり】
就活の面接で得意・苦手科目を聞かれたときの答え方
- 結論(得意・苦手科目)を端的に述べる
- なぜ得意・苦手なのかをエピソードを踏まえて話す
- 苦手科目の場合はどのように努力をしてきたかも組み込む
- 苦手科目の場合は努力の結果どのような成果が出たかを話す
- 得意科目の場合は企業が採用するメリットも組み込む
就活の面接で得意科目を聞かれた時は、単に得意な教科を答えるだけでなく、なぜ得意なのか、そして社会に出てから、面接を受けている会社に入社してからその得意科目についてどう活かしていきたいと考えているのかを答えることが肝心です。
面接で得意科目を聞かれたときのNG回答例
ここまで、面接で「得意・苦手科目は何ですか?」と聞かれた際の回答の方法について解説してきました。
回答のイメージもついてきたと思いますが、得意科目答え方にはNGとなってしまうような答え方もあります。
得意科目の答え方についてそれぞれのNG例をよくチェックして、効果的に伝えることができる構成を作りましょう。
面接で得意科目を聞かれたときのNG回答例1:企業との結びつきが弱い
私の得意科目は、家庭科です。中でも料理に関する分野が得意です。
幼少の頃から母と台所に立っていたことが多く、母の手伝いをすることで料理の流れを早いころから覚えていました。何回もお手伝いとして料理をしているうちにレシピや注意点が頭に入って、現在は何も見ずとも様々な料理をつくることができるようになりました。
手早く作業をしつつ、彩や栄養バランスまで考慮に入れることは難しいですが、その分美味しいと言ってもらえた時や綺麗に盛り付けができたときは達成感があります。
面接で得意科目を聞かれたときのNG回答例2:専門用語が多く伝わりにくい
私の得意科目は「経済統計学」です。経済統計学とは、経済学をマクロ面で分析し、分析した内容を数理統計学などを使いながら実際の経済のあり方を明らかにする学問です。
私は経済統計学のゼミナールに所属しており、卒業論文では「ロジット回帰分析を用いた社会人基礎能力と幼少期の体験の関連性の分析」というテーマで研究を進めていました。
幼少期のどんな体験がどの社会人基礎能力に結びついているのかをロジット回帰分析によって導き出し、学内で優秀賞として表彰を受けました。
面接で苦手科目を聞かれたときのNG回答例
苦手科目に関しても、答え方には注意が必要です。
上で述べたように、苦手科目は「苦手」という形で終わりにしないことが大切です。
ただ苦手だということだけ伝えたり、克服するための努力が具体的な行動としてあらわれていない・抽象的な表現であったりすると面接官にあまり良い印象を与えません。
下記のNG例も参考にして、苦手科目についての回答を考えてみてください。
面接で苦手科目を聞かれたときのNG回答例1:苦手で終わってしまっている
私の苦手科目は物理学です。
物理学の中でも、電磁誘導や液体力学といった複雑な理論をなかなかスムーズに理解することができませんでした。
また、これらのものに関しては可視化することはできないため、現実的な現象として捉えづらいです。数式の理解ができても、数式の結果がどのような現象を意味しているのかを理解することは困難でした。