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フィンランドのベーシックインカムの結果・財源・誤報・メリット

更新日:2020年08月28日

フィンランドでは実験的にベーシックインカムが導入されました。日本でも、そしてその他の国でも、社会保障としてもベーシックインカムの導入が注目されています。今回は、そのベーシックインカムに国として初めて取り組んだフィンランドについてご紹介します。

社会保障のメリット

フィンランドのベーシックインカムでは、全国民に無課税で一定額を支給する代わりにすべての社会保障を停止するとしています。したがって社会保障の面でも、ベーシックインカム導入によってメリットは全くないといえます。

健康保険などのメリット

健康保険も社会保障に含まれていますから、健康保険もなくなるということです。病気にならない人、けがをしない人にとっては不要な保険料の支払いがなくなるためメリットといえるでしょう。しかし、現実問題としてそのような人はほとんどいないため、総合的にメリットとは言い難い状況です。

フィンランドのベーシックインカムのデメリット

フィンランドのベーシックインカム導入のメリットは先ほど書きました。社会保障面においてはほとんどメリットはありません。次は、フィンランドにおけるベーシックインカム制度導入のデメリットについてです。

医療費のデメリット

これまで健康保険によって一部負担だった医療費は、全額自己負担へと変わります。したがって、病気や怪我をするたびにこれまでよりも多額の医療費がかかることになります。

社会保障のデメリット

フィンランドでのベーシックインカムの導入は、代わりに社会保障制度をやめることになっています。したがって、年金などの社会保障もなくなります。

健康保険などのデメリット

社会保養がすべてなくなるため、健康保険などもありません。また、失業した際の雇用保険もありません。

フィンランドのベーシックインカムへの海外の反応

フィンランドでのベーシックインカム導入の大きな課題は財源の確保です。フィンランドは高い福祉サービスを誇る国であり、フィンランド国民も、高いレベルの福祉が保障されるならそのための増税には賛成だという意見が多くみられます。

しかし、海外では、懐疑的な見方が大半です。財源が十分ではなく、フィンランドが国として資源に恵まれているわけでも、豊かな財力があるわけでもないからです。導入を好意的に受け入れている人もいますが、増税や社会保障がなくなるという点で不安視もされています。

フィンランドのベーシックインカムの課題

フィンランドのベーシックインカムの本格導入にあたっては、何よりも財源の確保が課題でしょう。複雑化した福祉システムとその維持コストを国民に配ろうという発想は素晴らしいです。それを維持するための財源の確保や将来の展望が明るいことがみえてくれば、財政確保の道がでてくるでしょう。

フィンランド国民はこのベーシックインカムには約70%が賛成しており、社会保障がなくなっても良いといっています。

日本の課題点は

日本における課題点も、やはり財政面でしょう。フィンランドと同じようにベーシックインカムを本格的に導入するには、社会保障がすべてなくなることへの国民の不安を払拭する必要があります。また、高い福祉を維持するために増税することは、日本ではなかなか受け入れられないでしょう。

フィンランドのベーシックインカムは魅力的

フィンランドのベーシックインカム制度は魅力的な制度です。財源の確保が不安視されることから「非現実的理想主義」とも揶揄されていますが、日本でのベーシックインカムの本格的導入が実現すれば、働き方の改革や、仕事への意識が変わることでしょう。

生活保護とは違って、就労や所得による支給の制限がないため、パートでも正社員でも、給料にプラスした金額を得られます。健康保険や年金などの社会保険の天引きもなくなるため、実質的な手取りは増えます。

ただし健康保険に代わる民間の保険に個人で加入したり、老後の資産を確保したりと、自分の都合や状況に応じて社会保障に代わる備えは必要になるでしょう。

初回公開日:2018年05月23日

記載されている内容は2018年05月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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