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「従事する」の意味や使い方とは?|類語や英語表現もあわせて紹介

更新日:2024年04月11日

ビジネスで使用される「従事する」という言葉。面接での受け答えや履歴書・職務経歴書など様々なシーンで使用されます。この記事では、「従事する」の意味や使い方、同義語や言い換え表現などを紹介していきます。ご興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

「従事する」を使うときの注意点を解説します。

特にビジネスシーンにおいては、「従事する」などを日本語として間違った使い方をしてしまうと信頼を失いかねません。きちんと押さえておくべき注意点を確認して、「従事する」をしっかりと使用しましょう。

趣味に対して使わない

「従事する」という言葉は、趣味に対しては使いません。

「従事する」が使用できる対象は仕事に関する事柄に限定はされていませんので、研究やボランティア活動などを指すときにも使用できます。

ですが、「従事する」は仕事のように何かを務めるときに使用する言葉のため、趣味やレジャーに使用することはやめましょう。

例えば、「私は趣味の音楽に従事しています。」とは使いません。これがもし仕事のことを指している場合は「私は演奏業務に従事しています。」と使用できます。

会社など組織に対して使わない

「従事する」という表現を会社や組織に対しても使いません。

「従事する」は仕事の内容に対して使用する言葉です。組織に対して「株式会社〇〇に従事しています。」とするのは誤用ですのでやめましょう。

もし組織に対して表現したいときは「従事する」を使用せずに、「株式会社〇〇に勤めています。」や「〇〇研究所に属しています」などと表現する方が適切です。

「株式会社〇〇に勤めていて、営業事務に従事しています。」といったように、仕事の内容に対して表現する場合は「従事する」を使用できます。

役職に対して使わない

「従事する」という表現は役所に対しても使用しません。

「私は、株式会社〇〇の営業部長に従事しています。」とするのは誤りです。「従事する」は仕事や業務の内容に対して使用する言葉なので、そのような誤用は避けましょう。

抽象的になりがちなので具体的な内容を加える

「従事する」という言葉を使用するときは抽象的になりがちですので、具体的な内容を加えましょう。

例えば「私は教育に従事しています。」というと、その人は学校の先生なのか、教育関係の企業の人なのか、教育学の研究している人なのか、具体的なことが分かりません。

もう少し詳細な内容を加えて「私は中学校で教師として従事しています。」などと表現すると、相手に分かりやすく伝えられるでしょう。

「従事する」の類語・言い換え表現

次は「従事する」の類語や同義語、言い換え表現を紹介します。

「従事する」と類似した意味の言葉や言い換え表現を押さえておくことで、表現の幅が広がり、より豊かな言葉の描写が可能になるでしょう。

尽くす

「従事する」の類語の1つに、「尽くす」という言葉が挙げられます。「尽くす」という言葉の主な意味としては、物などがなくなるようにしたり、使い切ったりすることだと考えられます。

また、できる限りのことをして物事などをきわめたり、人や社会などに貢献できるよう、献身的に努めることを意味するケースもあるとされています。

就業する

「就業する」という言葉もまた、「従事する」の類語の1つだと言えるでしょう。

「従事」という言葉には、大きくわけて2種類の意味があります。1つ目の意味は、その日の業務を開始したり、取り掛かったりすることだとされています。そして2つ目の意味は、職業につくことだと言われています。

遂行する

「遂行する」という言葉もまた、「従事する」の類語の1つだと考えられます。そこで続いては、「遂行する」という言葉の意味について、確認していきます。

「遂行」とは、仕事や任務などをやり遂げることを意味する言葉だと読み取れます。

従業する

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初回公開日:2018年05月25日

記載されている内容は2018年05月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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