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「ゆくゆくは」の意味と使い方・類語・敬語・書き言葉|ビジネス

更新日:2024年07月02日

将来のことを話すときに何気なく使ってしまう「ゆくゆくは」についてご紹介します。「いつのことになるか分からない」非常に曖昧な表現ですので、使い方によっては相手に失礼に当たるかもしれません。意味を理解したうえで使えるように、例文も交えて詳しくご説明します。

「おいおい」の意味と例文をご紹介

「おいおい」とは「追い追い」とも表記されます。意味は、「時がたつにつれて物事が少しずつ変わっていくさま、次第に、引き続き、順を追って」 です。「徐々に慣れてくるだろう」の意味で「 おいおい慣れてくるだろう」や、「順を追って説明する」という意味で「追い追いご説明します」などとして使われます。

「先々」の意味と例文をご紹介

「先々」の意味は、「遠い将来、生く末、出かけて行く方々のところ」などの意味があります。未来のことや場所を表す表現です。また「ずっと以前から」という「過去から現在に至るまで」という意味もあります。

例文を見ていきましょう。未来に関する例文であれば「先々は思いやられる」「先々が不安だ」などです。場所に関する例文は「行く先々で良いことが起こりました」、過去から現在に関する例文であれば「先々から準備してきました」などがあげられます。

「ゆくゆくは」は口語なの?

「ゆくゆくは」は口語ではありません。書き言葉としても使われます。口語訳といえば古文を現代語に直す事ですが、「ゆくゆくは」は古文においても使用されているのでしょうか。もし、使用されているのであれば、古文ではどのような意味を持つのでしょうか。

「ゆくゆく」は平安時代から使われていた?

「ゆくゆく」であれば平安時代から使用が認められます。一部を抜粋しますのでご覧ください。

『土佐日記』の中の「ゆくゆく」

こちらの「ゆくゆく」は、現代と同じ、「道すがら、行きながら」と同じ意味で使われています。

出典土佐日記 一二・二八
「ゆくゆく飲み食ふ」
[訳] (海上を)行きながら飲み食いする。

出典: https://kobun.weblio.jp/content/%E3%82%86%E3%81%8F%E3%82%... |

『山家集』の中の「ゆくゆく」

なんとこちらの「ゆくゆく」も現代語と似た「将来は、行く末は」の意味で使われています。口語と古文での意味があまり変化していない言葉も珍しいです。

出典山家集 下
「ゆくゆく人を世に継がへばや」
[訳] 将来世をつぐようにさせたいものだ。

出典: https://kobun.weblio.jp/content/%E3%82%86%E3%81%8F%E3%82%... |

「奥ゆかしい」と「ゆくゆくは」の語源は一緒?

「ゆくゆくは」は、「行く行くは」と漢字表記をするとご説明しましたが、「行く」を語源に持つ言葉をもう一つご紹介します。それは「奥ゆかしい」です。

「奥ゆかしい」の意味とは?

「奥ゆかしい」の意味とは、「奥深くて上品な様子に心ひかれる、深い心遣いが感じられて心が引き付けられる」です。「あのおばあさんは大変奥ゆかしい」などとして使われます。

「奥ゆかしい」はどう変化してきたの?

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初回公開日:2018年05月27日

記載されている内容は2018年05月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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