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「ゆくゆくは」の意味と使い方・類語・敬語・書き言葉|ビジネス

更新日:2024年01月19日

将来のことを話すときに何気なく使ってしまう「ゆくゆくは」についてご紹介します。「いつのことになるか分からない」非常に曖昧な表現ですので、使い方によっては相手に失礼に当たるかもしれません。意味を理解したうえで使えるように、例文も交えて詳しくご説明します。

「行く」が、どのように「奥ゆかしい」に変化したかご紹介します。元々は、「行く」が、形容詞形の「ゆかし」として使われていました。「ゆかし」は、「行きたい」の意味です。この「ゆかし」が「奥まで(見に・触れに)行きたい」の意味を持つ「奥ゆかし」として使われるようになります。そして徐々に「その先が見たい・知りたい・聞きたい」「奥の方へ心が引き付けられる」などの感情表現にも使われるようになりました。 

そこから、「奥ゆかしい」は「奥深くて上品な様子に心引かれる」など意味に変化し、現代に至ります。

「ゆくゆくは」という言葉を大切にしましょう

「ゆくゆくは」について、その意味や構成、語源など色々な角度からご紹介してきました。平安時代からあまり意味を変えずに残されている言葉だということには驚きです。

言葉は時代に合わせ、変化したり、廃れたりします。その中で生き残ってきた「ゆくゆくは」という言葉、曖昧さやストレートな物言いを避ける日本人によく合った言葉だといえます。もちろん、曖昧さを回避すべきシーンでは使えませんが、これからも「ゆくゆくは」の意味を理解し、正しく使い、残していきましょう。

初回公開日:2018年05月27日

記載されている内容は2018年05月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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