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「そもそも」の意味と使い方・類語・漢字・失礼なのか|書き言葉

更新日:2024年07月30日

皆さんこんにちは、今回は「そもそも」の意味と使い方・類語・漢字・失礼な表現なのか、と題して、「そもそも」という言葉の正確な意味や用法、またさまざまな分野で扱われる「そもそも」の用例についてご紹介します。興味深い言葉ですので、ぜひご参考にしてみてください。

目次
  1. 「そもそも」という言葉について
  2. 「そもそも」の意味と使い方・例文
  3. 「そもそも」の類義語・言い換え
  4. 「そもそも」の漢字
  5. 「そもそも」を使うと失礼なのか
  6. 「そもそも」が口癖の人の性格や心理
  7. 「そもそも」の敬語
  8. 「そもそも論」について
  9. 物事の始まりを示す「そもそも」
  10. 政治で使われる「そもそも」
  11. 最近よく使われる「そもそも」
  12. 「そもそも」と「基本的に」の違い
  13. 「そもそも」と「根本的に」の用法
  14. 「そもそも」と原点の関係性
  15. 「そもそも」を多く使う人の心理
  16. 話を戻すときに使われる「そもそも」
  17. 「そもそも」と「従来」の意味
  18. 「そもそも」と「純粋性」
  19. 「そもそも」と「本質的に」の用法
  20. 「そもそも」と論述法
  21. 「そもそも」の英語表記と意味
  22. 「そもそも」は由来を指さない
  23. 「そもそも」と話者の主観
  24. 「そもそも」と「ハナから」の違い
  25. 「そもそも」と「当初は」の意味
  26. 「そもそも」と「いったい」の使い方
  27. 「そもそも」と「だいたい」の違い
  28. 「そもそも」と「心底から」の違い
  29. 「そもそも」と「本来」の意味
  30. 「そもそも」と「もともと」の使い方
  31. 「そもそも」と「根っから」の違い
  32. 「そもそも」と「古来」の用法
  33. 「そもそも」と「何と言っても」の違い
  34. 「そもそも」と「生来」との違い
  35. 「そもそも」と「決定的」の違い
  36. 「そもそも」と「第一に」の用法
  37. 「そもそも」と重点的
  38. 発端を指す「そもそも」
  39. 「そもそも」と「のっけから」の違い
  40. 「そもそも」と「システムとして」の違い
  41. そもそもの起こり・はじまり
  42. 「そもそも」の一般的な英語表現と意味
  43. 「そもそも」の正確な意味と用法を覚えましょう

「そもそも」という言葉について

皆さんは「そもそも」という言葉を使った・聞いたことがあるでしょうか。現代用語としても「そもそも○○」という言い方がよくされていて、特に国会答弁などの席でも非常に多用されている場面を見たこともあるでしょう。

この「そもそも」という言い方は、実は古来より使われていた言葉であって、とりわけ論述する際や人とむずかしい話をする際、また論理立てて何かについて話す際に、多くの場面で使われている言葉として認められます。

そしてこの「そもそも」という表現法を覚えておくと、あらゆる会話(特にディベートなど)において便利であって、「自分の主張」を間違いなく相手に伝えることができる、的確な表現法になってくれます。

「そもそも」の語形

「そもそも」という言葉の語形を見ると、代名詞の「そ(其)」という言葉に係助詞の「も」が付いた言葉であり、その「其(そ)も」という言葉を重複させて使う形として認められます。この「其も其も」という表記が一般的に認められていますが、別の漢字表記として「抑(そ)も」という漢字が当てられることもあり、語形としての意味合いは両者とも同じになります。

「そもそも」のニュアンス

「そもそも○○です」という言い方をされると、それだけで相手は論理立てて喋られているという感を受けるもので、言葉のニュアンスとしては「何かむずかしいことを、端的に、かつ明確に話されている」と良い姿勢をみって身構えてくれ(あるいは聞き入ってくれ)ます。

特に論述で使う場合の「そもそも」という言葉の背景には、「何か特別なことを言われるのではないか」とする言葉そのものの効用が働いてくれるため、その論述そのものが崇高なものとして認められやすく、どんな場合の会話にしても「真面目に話し合える姿勢」が持たれやすいです。

「そもそも」が使われるタイミング

先述しましたが、「そもそも」という言葉が使われるタイミングはディベートするとき、何かについて詳細に論述するときなど、とにかくむずかしい内容を相手に伝えるときに使われます。

そのむずかしい内容であるからこそ話が横道へ逸れてしまったり、あるいは「(話者にとって)自分がいま何を話しているのか」や「聞き手が何を話されているのか」という話の骨子を確認する必要が出てきた場合に、「原点に立ち返ろうとする姿勢」を相手と話者に投げかけるために使われる表現となります。

「そもそも」の意味と使い方・例文

「そもそも」という言葉の意味は「物事の始まり」、「発端」、「そのことの原点」、「最初の点」、「発足」などの意味合いがあり、「そのことについて話す際には、そのことを話すための土台を話者が持ち合わせることが必要」という旨を伝える表現として認められます。

・多くの物理論が飛び交っているけれども、そもそもそれらの物理論は科学の範疇にはないです。
・政治のあらゆる場面で虚偽の説明がなされているけれど、そもそも政治というものは「国民を助けるために設けられた法律」でしょう。
・福祉施設が現在も多く建設されているが、そもそも福祉サービスというのは経営者がし私腹を肥やすために設けられるのではなく、利用者を支援するために設けられる。

このように、実にさまざまな分野で使われる「そもそも」ですが、すべての場面で「そもそも」の意味は「その物事の起こりは○○です」という原点に振り返る内容を伝えます。

基本的になど

「そもそも」という表現は皆さんもよく使う「基本的に○○です」という、「物事の基本」をそのまま言い当てる表現にもよく似ています。

・科学の世界は基本的に(そもそも)核実験を必要としません。
・人間も基本的に(そもそも)動物の部類に含まれます。
・コーヒーは基本的に(そもそも)豆から引かれます。
・白色というのは基本的に(そもそも)人に対して「完全性」と「清潔感」を与えます。

このように「その物事は基本的に○○です」という内容について、「基本的に」という直接的な言葉と「そもそも」という言葉の2つをもって、場面や状況にしたがって使い分けることができます。

「そもそも」の類義語・言い換え

1つ1つの言葉を覚える際には、それぞれの言葉の関連語をワンセットで覚えることが大切で、そうすることによって1つの言葉の意味や用法への理解もさらに深まります。この「そもそも」という言葉も、ぜひ実践的に関連語を伴って覚えてみましょう。

・古来は
・元来
・初めは
・物事の起こりは
・当初
・発端は
・発足は
・基本的に
・基礎から言えば
・根本を言えば
・根本的に
・土台を言えば
・生来
・本質的に
・根っから
・純粋に

これらの言葉がまず並びますが、他にも実に多くの類義語があります。どの言葉にしても「初めは」、「元々は○○」、「当初の話では」、「事の起こりは」などと、その物事の本質を示す表現となります。

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初回公開日:2018年04月09日

記載されている内容は2018年04月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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