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【インチ別】軽自動車の乗り心地と改善方法|後部座席/高速道路

初回公開日:2018年04月20日

更新日:2018年04月20日

記載されている内容は2018年04月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

国内での軽自動車の販売数は全自動車の4割に及び、とても多くなっていますが車種により乗り心地にはそれぞれ違いがありますし、乗り心地の改善には限界もあります。軽自動車は自分の使用用途に合わせた車種とタイヤサイズを選ぶことで、乗り心地も満足できるレベルにできます。

軽自動車とは

街路で軽自動車をよく見かけます。実は国内の新車販売台数のおよそ4割を、ここ数年来は軽自動車が占めています。数多く販売されていますので、軽自動車をよく見かけることになります。

軽自動車とは、現在施行されている道路運送車両法では、国内の自動車の分類の中で最も小さい規格になっています。エンジン排気量が660cc以下の三輪または四輪自動車のことです。二輪車では125cc超250cc以下の二輪車のことも言います。

日本国内での独自規格である軽自動車の四輪自動車は、道路運送車両法施行規則で規格が決められていて、2018年1月現在の規格は、大きさが全長 3,400mm以下、全幅 1,480mm以下、全高 2,000mm以下となっています。エンジン排気量660cc以下で、乗車定員は 4名以下、貨物積載量は350kg以下となっています。この規格条件を1つでも超えると小型自動車の扱いになってしまいます。

軽自動車の利用者層

渋滞が少ない地方では、公共交通機関の利便性が悪いために、自家用車の保有が進んでいます。通勤や買い物他生活の足として、一世帯で複数台数の自家用車を保有している例が多くなっています。複数の自家用車を維持するための経費を抑えるために、2台目以降の自家用車(セカンドカー)には軽自動車を保有する方が多くいます。

セカンドカーとして軽自動車を利用される方は、女性や高齢者が多くなっています。この方々が軽自動車を購入される利用者層になっています。職業別では農林水産業、建設業、運送業が多く、軽トラックや軽ワゴン他を利用している例が多く見られます。

購入価格が安く、税金やそのほかの維持費も低く抑えられるうえ、幅の狭い地方の道路で楽に運転できる取り回しのいい小さな車体である他の利点があります。車両重量も軽いことから、冬の積雪凍結路面の走行や未舗装の悪路走行にも向いているうえ、4WDの車両も多くあります。

軽自動車の歩み

日本国内の軽自動車の歴史が始まるのは、昭和24年7月に軽自動車の規格が制定されたのがスタートです。現在の軽自動車の規格よりも小さな規格で、四輪、三輪、二輪の区別もありませんでした。その時の規格は、長さ2.8m以下、幅1.0m以下、高さ2.0m以下、排気量は150cc(4サイクル)・100cc(2サイクル)というものでした。

軽自動車の規格が始まった翌年の昭和25年に、二輪、三輪、四輪の区別が設けられて、そのうち三輪および四輪の軽自動車については、長さ3m以下、幅1.3m以下、高さ2.0m以下、排気量は300cc(4サイクル)・200cc(2サイクル)に拡大されました。その後も、2サイクルエンジンの廃止や規格の改正と拡大が進み、平成10年に現在の軽自動車の規格になりました。

軽自動車の有利さ

最大の有利な点は、車体の小ささによる取り回しの良さです。とくに全幅1480mm以下という大きさは、全幅1700mmを超える普通車では苦労する地方道に多い幅4mの公道でのすれ違いで楽に運転できます。購入時にかかる諸経費やその後の維持管理費でも、普通自動車よりも軽自動車の方に多くの利点があります。欠点としては車体の軽さによる乗り心地の悪さが見受けられます。

取得時や維持にかかる経費

自動車購入時にかかる自動車取得税では、軽自動車が3%に対して普通自動車は5%になっています。さらに、取得時と毎年かかってくる自動車税は年額で、軽自動車普通車が10,800円に対して、普通自動車が29,500円もかかってきます。

重量税は3年分支払いますが、軽自動車が9,900円に対して、普通自動車が車重1.5t以下でも36,900円もかかってきます。自賠責保険(37月分)についても軽自動車が37,780円、普通自動車が40,040円になります。

取得税以外の経費は車検を受けるたびに必要となりますので、その後の経費の差は大きく広がっていきます。

車検制度の違い

軽自動車の車検は、新車で購入した場合は最初の車検は3年後、その後2年ごとに受ける必要があります。普通自動車の車検は購入したディーラーに依頼するか、修理工場や代行業者などに代行して貰いますので、法定費用のほかに整備料金や代行料が発生します。これを安価にするために、車検制度の規制緩和に伴ってユーザー車検を受ける方が増えています。

ユーザー検査を受ける場所は軽自動車とその他の自動車で異なります。軽自動車以外の普通自動車では、陸運の運輸支局で受けるのに対して、軽自動車は軽自動車検査協会で受けます。軽自動車の車検は継続検査ということになります。

軽自動車検査協会でユーザー車検を受ける時に必要な書類は、継続検査申請書・自動車検査証(車検証)・軽自動車検査票・自動車税納税証明書・重量税納付書・自賠責保険支払い証明書になります。書類を揃えて、軽自動車検査協会に軽自動車を持ち込んで検査を受けます。

車検切れに注意

車検切れのクルマを運転すると無車検運行で道交法違反6点の減点がつきます。車検切れの状態では自賠責保険も切れていますので、人身事故を起すと救済措置はありません。大変なことになるので車検が切れる前に、軽自動車検査協会でユーザー車検を受けるか、ディーラー経由で車検を受けることです。

その他の有利な点

軽自動車の有利な点は他にも、購入に際して実印が要らない点や、地域によって車庫証明(軽自動車は保管場所届出)の提出義務がないことです。運転の仕方にもよりますが、660ccという排気量が少ないための燃費の良さも利点の一つです。

ただし、実用燃費ではハイブリッド車や電気自動車(EV)、その他クリーンディーゼル車にはかなわず、最新のコンパクトカーよりも劣る場合があります。

排気量の小ささには利点もありますが、動力性能の限界から高速走行の乗り心地の悪さが出てしまい、運転時に不満が出ることもあります。

軽自動車の車庫証明

軽自動車にも購入時に車庫証明が必要ですが、軽自動車以外の普通車では自動車保管場所証明を警察署に対して申請するのですが、軽自動車は保管場所届出を提出するだけです。普通車は取得での登録前に車庫証明をとらないと登録できませんが、軽自動車は取得して登録後に警察署へ届出を提出すれば良くなっています。

しかも、普通車では所有する場合に車庫証明が必須ですが、軽自動車の場合は全地域で保管場所届出を出すことが義務化されていません。一部の地域では届け出が不要になっています。保管場所届出が必要な地域は、全国軽自動車協会連合会のホームページで確認ができます。

軽自動車の販売数

街でよく軽自動車が走っていますが、2014年の国内の新車販売台数のうち総販売台数約556万台中、4割にあたる227万台が軽自動車になっています。車名別一覧のベスト10台のうち、7台が軽自動車です。

都道府県別で見てみると、2016年3月末現在で軽自動車の保有台数の1は愛知県、2は福岡県、3は埼玉県、4は北海道、5は大阪府になり、保有台数上位は都市部です。

全自動車に対する軽自動車の保有シェアでは、2008年3月末現在で高知県が全自動車の半数以上を軽自動車が占めたのをはじめに、2016年3月末現在では沖縄県(55.7%)、高知県(55.0%)、長崎県(54.8%)、和歌山県(53.5%)、島根県(52.9%)他の西日本の10県で、全自動車の半数以上が軽自動車になってきました。

軽自動車の乗り心地の改善方法

軽自動車のコストパフォーマンスは良いものの、乗り心地の面では普通自動車にはおよびません。しかし、軽自動車メーカーでは毎年、乗り心地の改善を図ってきています。この動きは今後も続いていきます。

軽自動車の乗り心地の改善策

軽自動車の乗り心地を改善するための方法はあるか調べてみました。乗り心地の改善策の一つは装着されているタイヤの交換です。軽自動車のタイヤは太いタイプと細いタイプの二つの種類があります。太いタイプのタイヤの利点は地面との接地面積が多いために安定性が高くなり振動も受けにくくなります。反面、太いことで空気抵抗を受けやすくなることと、加速性能の低下も見られます。

細いタイプのタイヤの利点は、地面との接地面積が少ないために加速性能が良くなります。反面、細いことで車体に振動が伝わりやすくなります。自分の好みに合わせてタイヤを変更することで、乗り心地の改善につながります。

サスペンションは

足回りから言うとサスペンションの調整でも、乗り心地の改善が見られます。サスペンションは、走行中の衝撃を緩和する装置で、調整次第で走行性能や乗り心地に変化が出ます。

サスペンションには、固めと柔らかめの二つの調整があり、固めの調整では車体と地面の間隔が狭くなるので、走行性能が向上しますが、衝撃吸収能力は落ちてしまいます。柔らかめの調整では逆に走行性能は落ちるものの、衝撃吸収能力は上がります。好みに調整して乗り心地を改善できます。

インチ別軽自動車の乗り心地

タイヤのサイズですが、タイヤの横には表示が刻印されていて、タイヤメーカー名以外にサイズの表示があります。例えば『175/65R15』と表示されていると、これはタイヤの幅175㎜/扁平率(65%)ラジアル構造でリム径(15インチ)という意味になっています。

一般的にサイズと呼ぶ場合は、最後のリム径のことをタイヤのサイズと呼んでいます。軽自動車の中でも使われている数種類のタイヤのサイズ別の乗り心地について調べました。

軽自動車の排気量と車重ならば、性能や燃費向上と乗り心地は12インチか13インチのタイヤで十分です。しかし、見た目からタイヤが小さくて、乗り心地が悪そうに見えてしまうためか、最近は大きめのタイヤ系の軽自動車が多くなっています。

最近の傾向

昔は12インチのタイヤが中心だった軽自動車も、最近は13インチタイヤから、さらに15インチのタイヤが装着されています。それどころか、ダイハツのムーブでは16インチのタイヤが付いています。見た目重視のユーザーでは、乗り心地よりも扁平タイヤの17インチ径タイヤに付け替える方もいます。

15インチの乗り心地

最近の軽自動車は15インチタイヤの装着が増えています。普通車では小さめにタイヤである15インチタイヤは、タイヤ交換も軽量のため楽で、冬のスタッドレスタイヤへの交換も負担になりません。乗り心地も15インチならばやや硬めの乗り心地ではありますが、サスペンションの調整ですむ乗り心地改善の許容範囲にあります。

16インチの乗り心地

16インチからのタイヤは、主に軽自動車のRV系他のオフロード車や、悪路の走破性が良いとされる車種に装着されています。この車種はほかの軽自動車とは異なるサスペンションを搭載している場合が多く、剛性の高い板バネを使っていることが多くなっていて、乗り心地は固めになっています。

板バネはスプリングと違って反発力も強くなっていて、RV系の軽自動車での悪路走破の能力を高めています。ただし、剛性の高さのために、ストローク幅が狭くなりスプリングサスペンション仕様の軽自動車よりも、乗り心地は固くなってしまいます。

また、16インチタイヤには空気が多く入れられるうえに、重量も重くなっています。そのため悪路向けには16インチタイヤは衝撃吸収が小さなタイヤより優れていますが、板バネなどの足回りが固いので、乗り心地としては悪くなってしまいます。

17インチの乗り心地

タイヤは傾向としては、インチサイズが大きくなればなるほど、路面の衝撃吸収の性能は高くなっていきますが、乗り心地が固くなり、全体的に乗り心地が悪くなってしまいます。さらに17インチタイヤはかなり扁平率が高いものが多いので、より感覚的に固い乗り心地になってしまいます。

ただし、タイヤの存在感は増しますので、それが好みの方ではドレスアップとしては、乗り心地よりも見た目で17インチタイヤが良いことになります。

軽自動車の後部座席の乗り心地

軽自動車の後部座席は、ホイールベースが短いことから、後輪タイヤの真上にある場合が多く、タイヤからの衝撃はサスペンションを介してダイレクトに後部シートが受けてしまいます。この結果、後輪タイヤのほぼ真上に着座するかたちになる軽自動車で、後部座席の乗り心地を良くするのはかなり難しいことになります。

バスの例でわかるとおり、タイヤの真上の席はよく揺れます。基本的にフロントタイヤとリアタイヤの中間位置が、最も乗心地が良くなります。したがって、乗り心地の良さを考えるとホイールベースが長い高級セダンや大型のミニバンが乗り心地の良さでは有利です。

しかも、軽自動車は規格が小さいので車内室内が狭く、後部座席も窮屈な場合が多くてその点からも乗り心地が良いとは言えません。軽自動車で高級セダンのように、後部座席の方がゆったり足を延ばして座るのは難しいです。

軽自動車とコンパクトカーの乗り心地

軽自動車とコンパクトカーの大きな違いは幅の違いです。幅の違いが乗車定員数の差になってきます。軽自動車の乗車定員はどんな車種でも最大4名までですが、幅のあるコンパクトカーには乗車定員が最大5名になっています。乗り心地以前に家族が多い場合は、コンパクトカー以上の車両でないと全員が乗り切れずに使い物になりません。

コンパクトカーとは

コンパクトカーには明確な定義はありませんが、日本では普通自動車のうち全長4,200mm、全幅1,700mmまでの5ナンバー枠内の大きさで、車両の形はハッチバックや2BOXボディが主流です。場合によってはそれ以上の大きさの車両も含まれます。

しかし、同じ車種でもセダンやミニバンはコンパクトカーとは言われないことが多いです。コンパクトカーのエンジン排気量は1,000から1,500ccクラスのものが多くなっています。

維持費・性能他の比較では

軽自動車もコンパクトカーも、所有すると維持費がかかってきます。維持費については、軽自動車の方が安くなる傾向があります。維持費が安いので軽自動車が多く乗られてはいますが、車の価値は車両価格と維持費の安さで決まるわけではなく、車の定員や安全性能、エンジン出力他の性能に満足感があることが重要です。

性能で比較

まず安全性能で比較すると、事故の際の安全性の差にはボディ強度の差があります。軽く作られている軽自動車の方がボディ強度は低く、事故の際には車体が大きく損傷してしまいます。コンパクトカーの方が軽自動車よりボディ強度が高い傾向にあります。

軽自動車は車体の強度を上げるよりも、安全をアシストする機能を充実させる方向にあります。最近の軽自動車には、衝突を避ける自動ブレーキ機能他を充実させてきています。

小回り性能については、車体の小さい軽自動車のほうが当然良いので、事故を避ける能力も高くなっています。これらの対策の効果か軽自動車の事故件数と事故での死亡率は、普通自動車に比べて低くなっています。したがって、安全面ではそんなに差は無いといってよいです。

エンジンの出力は当然コンパクトカーの方が大きいので、高速走行や坂道での走行には軽自動車に比べて余裕があり、安心して走行することができます。

居住空間と乗り心地

乗り心地で差が付くもう一つの要素が、車両の高さです。最近の軽自動車は、幅には規定があって大きくできないため、高さを目いっぱいまで高くしていく傾向があります。これにより居住空間を確保しようとしています。

これに当てはまる軽自動車がタントやN-BOX、ウェイク他です。室内が軽自動車と思えないほど、非常に広くとってあり、ファミリーカーとしても使い勝手が良くなっています。居住空間の余裕は乗り心地に影響してきます。

コンパクトカーにもその傾向はみられますが、軽自動車ほど徹底してはいません。コンパクトカーでの車体の高さを大きくしているのがタンク、トール他ですが、室内高は1,335mmを確保しています。しかし、軽自動車のN-BOXの方が室内高が高くなっています。

高速道路での軽自動車の乗り心地

高速道路で軽自動車を走らせるときの乗り心地は次の点に注意が必要です。軽自動車で100㎞/hを出して走行するとエンジン回転数が増して、かなり大きな音が出てきます。車内での会話やラジオの音が聞こえにくくなってしまいストレスになります。

さらに、高速道路の上り坂に差し掛かるとエンジン出力の余裕がないために、速度を維持することさえ難しく、ストレスが増してしまい乗り心地の悪さを感じます。

なお、軽自動車は全長や全幅に制限があるため、少しのことでも揺れが大きくなってしまいます。特に高速道路の継ぎ目を通過する際の衝撃は大きくて乗り心地が悪く感じてしまいます。車体の軽さも高速走行での横風の影響が強く出ます。津陽横風を受けると、1車線隣まで振られてしまうことさえありますので、そんなときは乗り心地の悪さどころでなく危機を感じてしまいます。

高速走行に向いた軽自動車は

軽自動車にもターボエンジンを積む車種があります。エンジン出力が高いので、高速道路をよく利用するユーザーでしたら、ハスラー、ウェイク、Nワゴン他のターボエンジン搭載車を選択する方が良いです。

ターボエンジン搭載車であれば、高速道路の上り坂であってもストレスなく走行できますので、乗り心地に差が出てきます。また、横風の影響を受けやすいのは車高の高い車種になりますので、車高の低めの軽自動車の方が高速走行に向いているといえます。

自分の使用用途に合った軽自動車を選びましょう

日本独自の軽自動車は、規格に制限がありますのでその範囲内で進歩してきました。取得時の費用や維持管理費も安くて、セカンドカーに最適の一台と言えます。車種も種々のものが販売されていて、ファミリー向けの車種から悪路走行用の車種、運搬に向いているものそして高速走行にも大丈夫なターボエンジン搭載車まであります。

タイヤサイズも昔のように13インチしかない状況にはなく、種々のタイヤサイズを持つ車種が販売されていますので、自分の目的に有った乗り心地の軽自動車を選ぶことができます。

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