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野球の新人王の資格者の規定一覧|打席/イニング/投手/野手

更新日:2020年08月20日

プロ野球の新人王は、個人タイトルのなかでも野球人生のなかで1回しかとれないタイトルです。新人という資格はどのようなものなのでしょうか。野手や投手で資格の違いはあるのでしょうか。新人王の資格について打席数や投球回数、年齢などの関係を紹介します。

野球の新人王の資格者の規定一覧

野球の新人王を選ぶ方法は、アメリカのメジャーリーグ(MLB)も日本のプロ野球(NPB)もほぼ同じような方式を採用しています。それぞれの新人王に選ばれるための資格や選定方法をみてみましょう。

MLB・メジャー

アメリカのメジャーの新人王は「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」と言われ、正式には「最優秀新人選手賞」で、その年のシーズンで最も活躍した新人選手に贈られる賞です。アメリカンリーグとナショナルリーグからそれぞれ1名が選出されます。

選出は、全米野球記者協会が選んだ各球団本拠地から2人ずつ、ア・リーグ14球団で28人、ナ・リーグ16球団から32人、計60人が投票します。1~3位までを記入し、1位が5点、2位は3点、3位が1点の合計点で争い、最高得点獲得者が新人王となります。

新人と定義される資格は、メジャー昇格1年目ということではなく、前年までのメジャーリーグでの実績が次の条件を満たした選手が対象になっています。

■打者の場合は打数130以内、投手は投球回50イニング以内
■25人の登録選手枠への在籍期間が45日以内

過去に日本人選手としては野茂英雄が1995年、佐々木主浩が2000年、イチローが2001年に新人王に輝いています。このようなメジャーリーグ以外で活躍した選手が新人王をとることで、資格の見直し意見が時々議論されますが、メジャーリーグは最高峰のリーグというプライドがあるのか、他のリーグの成績は関係ないということで資格変更までには至っていません。

NPB:日本のプロ野球

日本のプロ野球の新人王は正式には「最優秀新人」で、その年の最も優秀な新人選手を表彰するのが新人王です。セントラルリーグとパシフィックリーグからそれぞれ1名が選ばれます。

選出は全国の新聞、通信、放送各社に所属していて5年以上プロ野球を担当している記者が有資格者のなかから1名の選手の名前を記入して投票します。セントラル、パシフィック各リーグで最も多くの票を得た選手1人が、最優秀新人、新人王に選出されます。

最優秀新人にふさわしいと思う選手がいなければ、「該当者なし」の票を投じることもでき、最多得票の選手の得票数より「該当者なし」票の票数が上回っている場合は、その年の新人王は「該当者なし」になります。また、最多得票が投票総数の26%に達しない場合も「該当者なし」になります。

新人と定義される資格はメジャーリーグより厳しく、以下の条件を満たした選手が有資格者になります。

■海外のプロ野球リーグに参加した経験がない
■支配下選手に初めて登録されてから5年以内
■打者として前年までの1軍での打席数が60打席以内
■投手として前年までの1軍での登板イニング数が30イニング以内

新人はたいていの場合、シーズンの後半になって活躍することが多くなります。8月~9月にかけて活躍しはじめても、その年には新人王の可能性がないと判断される時にはその年の出場を見合わせて新人王の資格を来年に持ち越すこともあります。その頃はペナントレースも終盤で順位もほぼ確定しています。そんななかで、新人王は一生に一度しか獲得できませんので、そのような措置も止むを得ないことでしょう。

新人王の資格に必要な規定打席数

打者、野手としての新人王の資格には「規定打席数」の基準があるのでは、ということがよく言われます。新聞などに毎日記載されている打率十傑などの表には規定打席数以上でないと載ることができません。野手の新人王の場合にも資格として必要なのでしょうか。

打者の規定打席とは

規定打席というのは、プロ野球の打撃の対象となるために必要な打席の数のことで、この資格をクリアしていないと打率や打点、ホームラン数などが有数であっても首位打者やホームラン王などになることはできません。

MLBでも日本のプロ野球(NPB)でも同じで、野球規則で次のように規定打席は定められています。

■所属球団の試合数 × 3.1(小数点以下四捨五入)

打者として1シーズンを通じてレギュラー並みに起用されたか否かの基準になっています。

規定打席数以下でも新人王に

打者で新人王になる資格には、前年までの打席数の制限はありますが、その年の打席数には特に規定はありません。つまり、規定打席数に届かなくても他の新人王の資格要件を満たしていれば新人王になれる可能性があります。

実際、打者の新人王には過去39人いますが、規定打席未満で新人王を受賞した選手が7人います。1968年の高田(巨人)、1974年藤波(中日)、1976年田尾(中日)、1983年二村(日本ハム)、1984年藤田(阪急)、1998年小関(西武)、2009年松本(巨人)の7人です。

新人王は記者投票で選ばれるので、数字が基準で選ばれるわけではありません。記者の印象に強烈に残る選手が有利ですが、基本的には打席数や打率が高かった選手が獲得する確率が高くなっています。

新人王の資格に必要なイニング数

打者の新人王の資格に規定打席数の基準はないことが解りましたが、投手の場合はどうでしょうか。投手の場合は規定投球回数、投球イニング数という基準がありますが、新人王の資格にも必要なものでしょうか。

投手の規定投球回数とは

規定投球回数とは、投手が最優秀防御率のタイトルを獲得するときに基準となる投球回数のことです。この規定投球回数以上のイニング数を投げていないと、最優秀防御率のタイトルを受賞できる資格がありません。過去には最高勝率を受賞する資格にもなっていたのですが、現在は最優秀防御率のタイトルのみの基準になっています。

公認野球規則で規定投球回数は次のように定められています。

■所属球団の試合数 × 1.0(小数点以下四捨五入)

2017年の各球団の試合数はセ・パ両リーグとも143試合なので143回が規定投球回数になります。

規定投球回数未満でも新人王に

打者の規定打席数と同じように、投手の場合も規定投球回数は新人王の資格に規定されていません。投手の場合は、先発・中継ぎ・抑えと役割が異なっているので規定投球回数を基準にすると、先発の投手がやや有利になってしまいます。

実際、規定投球回数未満で新人王を受賞した投手には次のような人がいます。1977年佐藤義則(阪急)、1978年角三男(巨人)、1986年長冨浩志(広島)、1993年伊藤智仁(ヤクルト)、2005年久保康友(ロッテ)、2007年上園啓史(阪神)、2011年牧田和久(西武)、2015年有原航平(日本ハム)、2016年高梨裕稔(日本ハム)の9人です。

野手の新人王に必要な資格

投手の新人王に必要な資格

初回公開日:2017年11月13日

記載されている内容は2017年11月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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