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イラストへのパステルの使い方・初心者の使い方のコツ|コンテ

初回公開日:2018年02月18日

更新日:2020年03月09日

記載されている内容は2018年02月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

パステルは、初心者でも簡単に絵を描くことのできるおすすめの画材です。パステルにはどんな種類があるでしょうか。パステルの使い方はどうしたらいいでのでしょうか。初めてでも気軽に挑戦できるパステルの使い方や揃えたい道具などをご紹介します。

イラスト絵のパステルの使い方

パステルで描かれたイラストを見たことがありますか。淡く優しい色合が特徴のパステルは、使い方も様々です。使い方によって表現も変わってきます。写実的な作品から幻想的な世界まで描き出すこともでき、近年人気の高まっている画材である反面、使い方がわからないという人も多いのではないでしょうか。

パステルの使い方は簡単です。絵心がなくても使い方を覚えてしまえば、気軽にきれいな絵を描くことができます。紙の上で、パステルを混ぜ合わせて色を重ねることができますので、パレットも必要ありません。自分に合うパステルや色、使い方を見つけてみて下さい。

パステルってなに?

粉末状の顔料を粘着剤で固めたものをパステルと言います。見た目はクレヨンに似ていますが、クレヨンのようにオイルが含まれていませんので触ると乾いたさらさらとした感触です。

様々な使い方ができ、直接紙に線を描いたり、塗ったりすることもできます。使い方によって立てて描くか寝かせて描くかで、線を描いたり面を塗ったりします。

カッターで削って指やスポンジ、綿棒などでのばす使い方もあります。直接描くより、ぼんやりとした優しい雰囲気の絵ができます。塗り広げるのも楽にできます。

また、塗り広げた部分を練り消しや消しゴムで消す使い方もあります。色が抜けて、光や雲を表現するのに適しています。

パステル画には、フィキサチーフという定着液が不可欠です。フィキサチーフの使い方は、画面に向かってスプレーするだけです。パステルは定着力が弱いので、これをしないと、こすれて消えてしまったり、汚れてしまったりします。

パステルとクレヨンの違いは?

イラストへのパステルの使い方・初心者の使い方のコツ|コンテ
※画像はイメージです

クレヨンは一般的に、顔料をパラフィンや蝋と練り合わせて作られた画材です。幼児用というイメージが強く、幼い頃に誰でも使ったことがあるのではないでしょうか。手で握ると、べたべたした感触があります。そのため、クレヨンには紙が巻かれているのが一般的です。あまり細かい所を描いたり塗ったりするのには、適していません。

パステルはさらさらとした感触で、クレヨンより硬いです。ハードパステルなどは、ほとんど紙が巻かれていません。クレヨンのようにそのまま描いたり塗ったりするだけでなく、削って粉状にして、それを塗り広げる使い方もできます。紙の上で色を重ね合わせたり、消しゴムでもよく消えますので、ハイライトなどを表現することができます

クレヨンとパステルとは顔料に混ぜられている成分が違うので分けられていますが、広義にはパステルや色鉛筆も含めてクレヨンと言います。

画材の種類

イラストへのパステルの使い方・初心者の使い方のコツ|コンテ
※画像はイメージです

パステルには、いくつか種類があります。それぞれ特徴が違いますから、使いやすい物、気に入った物を選んでみましょう。種類の違うパステルを組み合わせて使用してもいいでしょう。

ハードパステル

パステルの種類の中でもポピュラーなパステルで、クレヨンのような形状をしています。価格も安価で購入できます。粘着剤の量が多いパステルです。硬くて折れにくいので、クロッキーなどにも使用します。寝かせて塗る際には、やや力を要します。発色が良いのが特徴です。

ソフトパステル

ソフトパステルは、ハードパステルに比べて、顔料に混ぜられている粘着剤が少量のものを言います。

のびが良いので、指や筆を使って広い面を塗るのに向いています。ハードパステルに比べて、弱い力で塗ることができます。削る使い方をした場合、のびが良く広い範囲に塗り広げることができます。

オイルパステル

やわらかく、クレヨンの感触に近いパステルです。顔料にワックスやオイルを混ぜてあります。使い方は、直接描いたり、指などでのばしたりします。紙の上で、色と色を混ぜ合わせることも可能です。

ハードパステルやソフトパステルと違い、定着しやすいのでフィキサチーフを必要としません。ただ、こすると色落ちすることがありますので、画面保護材を使用することもあります。

クレヨンと似ていますが、クレヨンよりも重ね塗りが簡単にできます。色を塗った上から、別の色を塗り、ペインティングナイフなどで削る使い方もできます。削った部分は、下に塗ったオイルパステルの色になります。これをスクラッチ技法と言います。

パステル色鉛筆

パステルを鉛筆状に加工したものがパステル鉛筆です。鉛筆の芯の部分がパステルになっています。手が汚れないので使い方も簡単で、持ち運びにも便利です。細かい描写に向いています。

芯はやわらかく折れやすいので、削る際には気をつけましょう。手間はかかりますが、鉛筆削りよりナイフで削るのがおすすめです。

パステルのコンテでの使い方

ハードパステルは硬く折れにくい特徴がありますので、コンテのかわりに使われることがあります。

コンテとは?

画家であり化学者でもあるフランスの二コラ=ジャック・コンテが発明した画材で、粉末状にしたグラファイトあるいは炭を蝋や粘土に混ぜて四角柱に固めた画材です。硬くて折れにくく、のびが良く定着しやすいという特徴があります。

コンテの使い方としては、クロッキーやスケッチなどです。黒が主で、白や赤褐色、灰色などもあります。キャンバスの下絵としての使い方もできます。

使い方は?

コンテも、ハードパステルも同じような使い方ができます。ハードパステルをコンテのかわりにする使い方は、手で持って直接描く描き方です。

コンテは、デッサンやスケッチに使用します。デッサンやスケッチは、時間をかけて人物や静物、風景を描くことですが、10分程度の短時間で素早く人物や静物を描く描き方をクロッキーと言います。コンテは、クロッキーによく使用されます。これを、ハードパステルで代用することが可能です。

クロッキーは、単色での使い方が基本ですが、色のあるクロッキーを描きたい場合は、ハードパステルが重宝します。

ダイソーのパステルの使い方

100円ショップ大手のダイソーは、100円で(一部200円以上のものもあります)何でも揃うので多くの人が利用したことがあるでしょう。日用品から食品、文具などたくさんの商品があります。その中に、画材もあります。

ダイソーでも、パステルを買うことができるのをご存知でしょうか。しかも100円(税込み108円)で18本入っています。初めてパステルを使う人には、気軽に大胆にお試しができるのでおすすめです。

使い方は、一般的なパステルと同じです。100円でありながら、高いクオリティーで人気があります。削る使い方をする時も、削りやすです。やわらかめで手が汚れやすいのでその点はご注意下さい。洗えばすぐ落ちます。

こちらの動画では、パレットに粉末状にしたパステルを色画用紙に塗っていくという使い方を紹介しています。

初心者のパステルの使い方のコツ

イラストへのパステルの使い方・初心者の使い方のコツ|コンテ
※画像はイメージです

パステルは使い方を覚えてしまえば、誰でも簡単にすてきな作品を描くことができます。色鉛筆や絵の具がうまく使えなくても、パステルなら消しゴムを使って雲や光を表現することも簡単です。

どんなパステルを使う?

パステルを揃えるなら20色~30色入りのものがおすすめです。足りない色は少しずつ買い足していくと良いでしょう。

初めてパステルを使うなら、色が混ざりやすく、のびが良いソフトパステルがおすすめです。削ったりせず直接描いても弱い力で描くことができ、失敗したら消しゴムで消すこともできます。

削る

カッターを使って削り、粉状にします。ぼかし網などを使っても良く、茶こしでも代用可能です。紙の上に直接粉を落とし、それを指の腹やスポンジ、綿棒などを使って広げていきます。数色のパステルを使って、色を広げていくだけでも、きれいな絵ができます。

消しゴムで抜く

色を塗り広げた画面を、白く抜きます。練り消しや消しゴムを使います。使い方は、絵を描くように消しゴムを動かすだけです。

厚紙で型を作って抜く方法もあります。型は、厚紙に抜きたい形の絵を描いたら、そこをカッターで切り抜いて作ります。型の使い方は、パステルで色を塗った画面に型をあてて、その部分を消しゴムで消すだけです。

こちらの動画は、消しゴムを使って色を抜き、イルカを表現しています。

水を使う

パステルは、水で濡らしてのばすこともできます。パステルで描いた線の上から、水で濡らした筆でなぞると、水彩画のような風合いになります。水を使って使用するのは、ソフトパステルが向いています。

または、あらかじめ用紙を水で濡らしておくという方法もあります。少量の水を塗った紙に、パステルを粉にしてのせます。水がついている部分に落としたパステルは、色が濃く表現されます。

近年は、各メーカーから水溶性のパステルも販売されています。水を使って水彩画のような表現にしたい時は、水溶性パステルがおすすめです。

パステル画を描くために必要な道具

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※画像はイメージです

パステル画を描くためには、いくつか道具を揃えておくといいでしょう。まず紙です。パステル画専用の用紙が販売されていますが、水彩紙や画用紙でも問題ありません。上質紙やケント紙は表面がつるつるしていて、パステルがのらないのでおすすめできません。

パステルを削るためのカッターナイフや金網(ぼかし網)と、練り消しや消しゴムもあると様々な表現ができます。粉にしたパステルは、指の腹でのばしてもいいですが、綿棒やスポンジ、コットンなども使えます。

必需品なのがフィキサチーフです。パステルを定着させるために使います。これをかけておかないと、こすれて白くなってしまったり、他の物に色移りしてしまうからです。

パステル画を描いてみよう

独特の優しい雰囲気を表現したパステル画は、どうやって描いているのだろうと不思議になりますが、決して難しい画材ではありません。むしろ絵が苦手、でも何かを描いてみたい、表現してみたいという人におすすめの画材がパステルです。価格も比較的安価で手に入りますし、100円ショップでも扱っていますから、試してみてはいかがでしょうか。

使い方によって、様々な表現ができる面白さがあるのもパステルです。初心者でも絵を描く楽しさや表現する喜びを、パステルを使って味わうことができるでしょう。難しく考えず、自由に気軽にトライして、自分に合ったパステルの種類や技法を見つけてみて下さい。まずは自分だけのすてきな作品を完成させましょう。

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