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2018年02月13日

ピアノのペダルの記号・踏み方と使い方・タイミング|左

ピアノには3本のペダルがあります。それぞれに役割は違います。また真ん中のペダルは、グランドピアノとアップライトピアノでは役割が違います。どんな役割があるのかを知り、どうやってペダルを踏むのかという方法を知ることで、美しい響きを出すことができます。

ピアノのペダルの記号について

ピアノとは、上の画像のような鍵盤楽器です。鍵盤は、白鍵と黒鍵が並んでおり、88鍵あります。(ベーゼンドルファーというメーカーの「インペリアル・モデル」は「97鍵)あります。)

そして、中央下部には足で踏む「ペダル」が3本付いています。(モデルによって、ペダルは2本のもの、4本あるものもあります。)まず楽譜に書かれている「ペダルに関する記号」についてお話しします。

右側のペダルのための記号とは

ピアノの「右側のペダルを踏む」という記号は、2種類あります。

1、「Ped.」を、筆記体で書いています。これは「Pedal(ペダル)」の略です。
2、「└──」このような記号も「右側のペダルを踏む」指示の記号です。

左側のペダルのための記号とは

ピアノの「左側のペダルを踏む」という記号は、「una corda(ウナ・コルダ)」もしくはこれを略して「u.c.」です。これに対して、「左側のペダルを上げる」記号は「tre corda(トレ・コルダ)」もしくは略して「t.c.」です。

ウナコルダの意味

「ウナ・コルダ」とは、「1本弦」という意味です。グランドピアノの場合は、左のペダルを踏むと、鍵盤が右横にずれます。ピアノの発音の仕組みは、鍵盤を打鍵するとピアノの内部にあるハンマーが弦に当たって音が鳴るようになっています。

ピアノの鍵盤と内部のハンマーは連動していますので、鍵盤が横にずれた状態で(左のペダルを踏んだ状態で)打鍵すると、ハンマーが当たる弦は「1本」になります。(ピアノの弦は、1つの鍵盤に対して高音域と中音域では3本、低音域では1〜2本張られています。)

ピアノの左側のペダル「ウナ・コルダ」を踏むことにより、当たる弦が少なくなるため音がソフトになります。

ピアノのペダルの踏み方

ピアノのペダルはどうやって踏んだらいいのでしょうか。ではピアノの「ペダルの踏み方」について、お話ししていきましょう。

右のペダルについて

ピアノの右のペダルは、右足で踏みます。右足の「かかと」は床につけたままで、足の先「足球(母子球)」の半分くらいをピアノの足元にあるペダルに乗せます。

「かかと」から「てこ」のようにペダルを踏みます。ピアノのペダルを踏む時、足がペダルに付いていないと、足がペダルに当たる音が鳴ってしまいます。ピアノのペダルを使うときは、ペダルから足が離れないようにしましょう。

真ん中のペダルについて

ピアノの真ん中のペダルは、グランドピアノとアップライトピアノでは役割が違います。グランドピアノで真ん中のペダルを踏む場合は、右足でも左足でも構いません。その時、使っていない方の足を使います。

グランドピアノの真ん中のペダルは、「1音だけ長く伸ばしたい時」に使います。アップライトピアノの真ん中のペダルは、弱音にするためのペダルです。このペダルは押さえておく必要はありません。アップライトピアノの真ん中のペダルを踏み込むと、「かっくん」と左下にはめ込んで止めておけます。

左のペダルについて

ピアノの左のペダルは、左足で踏みます。左のペダルの踏み方は、右のペダルの踏み方と同じで、かかとは床につけたまま、足の先をペダルに乗せて踏み込むとペダルが効きます。

ピアノのペダルの使い方

ピアノのペダルを使う意味は、より美しく音を響かせることにあります。しかし、ペダルを正しく使えないと、逆に濁った響きを出したりペダルを踏むときに雑音を出したりして、奏でる音楽を邪魔してしまいます。

そこで、ピアノのペダルを使うために気をつけたいポイントを3つお話しします。

1、ペダルに足を乗せておく

3本あるピアノのペダルのうち、使う頻度が多いのは右側のペダルです。ペダルを使う曲に向き合う場合は、右足は常にペダルに乗せておくようにしましょう。いざペダルが必要なところにきた時、とっさに足をペダルに持っていくのは簡単ではありません。緊張しやすい本番では特に難しくなります。

左のペダルもよく使う曲の場合は、左足もペダルに乗せておくと良いです。ペダルに足を乗せる時は、必ず「かかと」は床につけ、足の先がペダルに乗っている状態にしましょう。

2、踏みっぱなしにしない

ピアノのペダルは、耳が慣れるまでは、ペダルを綺麗に踏めているのか、踏み替えが良いタイミングでできているのか、その響きの具合を正しく判断することは簡単ではありません。ピアノの場合は、右手も左手も常に何かの打鍵をしていますから、頭の中は「次に弾く音」のことでいっぱいになっています。

「次に弾く音」のことで、頭の中がいっぱいになっていると、「ペダルの踏み替え」にまで意識がいきません。指を動かして打鍵することでいっぱいで、響きを聴くことにまで意識がいきません。だからこそ注意したいのが、「ペダルを踏みっぱなしにしない」ことです。音が濁っているかも?と思ったら、ペダルを踏みっぱなしにしていないか、チェックしてみましょう。

3、靴底を選ぶ

ピアノのペダルを使う場合には、履く靴・靴底を選びましょう。ピアノのペダルを上手に踏むための「靴底を選ぶポイント」は、「すべらない」ことです。靴底が滑りやすいものですと、ペダルの踏み替えを続けているうちに、靴がペダルから滑り落ちやすくなります。

もう一つの「靴底選びのポイント」は、「音」です。歩くときに「コツコツ」と大きく音が鳴る靴は避けましょう。ペダルを踏む時は、足はペダルに付けておくことが基本です。しかし、もしもペダルから足が離れてしまった場合にペダルを踏もうとすると、ペダルに靴底が「当たる音」が鳴ってしまいます。

ペダルから靴が滑り落ちたり、ペダルを踏むときに靴底がペダルに当たる音が鳴ってしまうのを防ぐために、ピアノを弾くときに履く靴選びにも気をつけましょう。

ピアノのペダルを踏むタイミング

ピアノのペダルには、技術が必要です。その技術の中で一番難しいものが「ペダルを踏むタイミング」を計ることです。なぜなら、ペダルを踏むタイミングが早すぎると、前に響いている音もペダルで拾ってしまうので、響きが濁ります。また、ペダルを踏むタイミングが遅すぎると、響かせたい音をペダルでキャッチできません。

では、ペダルの踏み方の3つのポイントをお話しします。

打鍵と同時に踏む

ペダルの技術の中で、一番やさしくて最初に習うのが「打鍵と同時に踏む」ペダルでしょう。ピアノの打鍵と同時にペダルを踏む方法は、フレーズの始まりや、短い音価の和音を打鍵する時に多く使われます。

打鍵した後に踏む

ペダルの技術の中で、難しいのがこの「打鍵した後に踏む」ペダルです。この「打鍵した後に踏む」技術を習得するには、耳で響きをよく聴きながら、ペダルを踏む足を、どのタイミングでどのくらいの深さで踏むと良いか、練習しましょう。体感して理解できれば、美しい響きを効果的に出すことができます。

ペダルを「打鍵した後に踏む」ことの良い点は、それまでに弾いてきた音の響きを、今から弾く音の響きと「混ぜずに綺麗に響きを発する」ことです。和音が変わる時やフレーズが変わる時に効果的です。

打鍵する前に踏んでおく

「打鍵と同時に踏む」「打鍵した後に踏む」方法に比べると、「打鍵する前に踏んでおく」方法を使う機会は少ないです。「打鍵する前にペダルを踏んでおく」方法があります。この「打鍵する前にペダルを踏んでおく」のは、曲の始まりが「長く伸ばす音」の時に、効果があります。打鍵する前にペダルを踏んでおくことで、倍音を響かせることができます。

ピアノのペダルの名前

ピアノのペダルには、それぞれに名前が付いています。右側のペダルは「ダンパーペダル」、左側のペダルは「ソフトペダル」と言います。これはグランドピアノとアップライトピアノで共通しています。しかし、真ん中のペダルはグランドピアノとアップライトピアノでは、役割が違うので、名前も違います。

グランドピアノの真ん中のペダルは「ソステヌートペダル」と言います。この「ソステヌートペダル」の役割は、この「ペダルを踏んだ時に弾いている音」だけを響かせ続けることができます。このペダルを踏んでいても、そのあとから弾く音は響きが残りません。

アップライトピアノの真ん中のペダルは「マフラーペダル」と言います。この「マフラーペダル」の役割は、全ての音を弱音にすることです。マフラーペダルを踏むと、横へずらしてペダルをはめ込むことができます。その状態にしている時は、全ての音の響きが抑えられます。

ピアノのペダルの補助方法

ピアノのペダルを使いたくても、足がペダルに届かない体の小さな学習者のために、ペダルを補助するものがあります。ピアノのペダルを補助する方法を見ていきましょう。

据え置くペダル

ピアノに「据え置くペダル」とは、上の画像のような形をしています。ピアノの足元に「据え置くペダル」を置くもので、ピアノを弾く人の体に合わせて、台の高さを調整できます。

右のペダルと左のペダルを使えるようになります。

ピアノ演奏補助ペダル イージーペダル+スツール

画像の左側のものが「イージーペダル」で、ピアノのペダルにかぶせて使います。ネジで、ペダルの高さを調整できます。

この「イージーペダル」を使うと、かかとが床にはつきませんので、かかとを置くために画像の右側の「スツール」をおきます。身長によって、このスツールを重ねて使うこともできます。

・とても使いやすいです。もっと早く知っていればよかった。
・しっかりとしたペダルで、踏みやすいです。足台になる箱も、滑り止めのツールが付いていますので、踏んでいて、滑ったりずれたりすることもないです。安定した踏み替えができています。
・アシストペダルハイツールより、しっかりしています。補助ペダル付き足台ではちょっと高すぎるけど、無しだと足がまっすぐになってしまうという生徒さんには良いと思いました。
・安く早く購入することができて満足です。事前に床とペダルの間隔について注意書きがあって、助かりました。商品はとてもきれいで使いやすいです。包装も丁寧でよかったです。

出典: https://www.amazon.co.jp/%E7%94%B2%E5%8D%97-%E3%83%94%E3%... |

ピアノのペダルのおすすめのカバー

ピアノのペダルには、カバーがあります。ペダルのカバーは、傷がつくのを防ぐことができます。ペダルは3本ありますが、カバーも3つセットになっています。カバーをつけるだけで、気分も上がります。

QIN ピアノ ペダルカバー ペダル保護ケース カバー 3枚セット

ピアノのペダルを傷や劣化から守ってくれる優れもの。その上、おしゃれで上品な雰囲気です。生地はベルベットで、色は「レッド」「パーブル」「グリーン」の3種類から選べます。3種類の色を揃えて、気分で色を変えるのもオススメです。

・商品自体は高級感があるとまで言えませんが、価格に対する品質は高いと思います。また、ペダルを傷とくすみから守るという目的は十分果たせているので★5です。
・大事にしているピアノなので購入。モノは安い割にはしっかりしています。

出典: https://www.amazon.co.jp/QIN-%E3%83%9A%E3%83%80%E3%83%AB%... |

ピアノのペダルの役割

ピアノのペダルが3本付いています。(楽器によっては2本のものもあります。)それぞれのペダルの役割が違います。グランドピアノとアップライトピアノの右側のペダルは、音を豊かに響かせるためのもの。左側のペダルは、音をソフトにするためにあります。

真ん中のペダルは、グランドピアノとアップライトピアノでは役割が異なります。グランドピアノの真ん中のペダルは、そのペダルを踏んだ時に弾いている音だけが響き続けます。そのあとに弾いた音は、ペダルには含まれません。

アップライトピアノの真ん中のペダルは、弱音にするためにあります。音を大きく響かせたくない朝や夜に使うと、周りに配慮できます。

ピアノのペダルの記号・踏み方・使い方を理解して使いこなそう!

ピアノのペダルを踏む指示は、楽譜に書かれています。右側のペダルを踏む記号は「Ped.」を筆記体で書いたものや、「└──」という記号があります。左のペダルを踏む記号は「una corda」もしくはそれを略した「u.c.」、左のペダルを上げる記号は「tre corda」もしくはそれを略した「t.c.」です。

ピアノのペダルの踏み方は、「打鍵と同時」「打鍵の後から踏む」「打鍵する前に踏む」などがありますが、かかとは床につけておくこと、そして足の先をペダルに乗せておくことが大事です。

ペダルを効果的に使うには、耳でよく聴くことや、ペダルを踏むタイミングや、靴底にこだわることも必要です。これらに気をつけて、効果的なペダルの踏み方を習得し美しい響きを出していきましょう。

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