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2017年09月11日

「お布施」とは?|お布施に包む金額お札の入れ方・お布施の渡し方

いつも何気なくお坊さんに渡しているお布施。そのお布施の書き方や渡し方は本当に正しいと思いますか?そんなお布施のマナーに不安のある方は必見!お布施の表書きや裏書きの正しい書き方、そしてお布施の正しい渡し方から相場まで、お布施のマナーについて徹底的に解説します。

お布施ってなに?

「お布施」とは?|お布施に包む金額お札の入れ方・お布施の渡し方

お布施を渡す機会はあまり多くは無いものですが、いざという時に正しい表書きの書き方や渡し方のマナーを理解していなければ、想定外の失敗をしてしまうかもしれません。そこで、お布施の事で余計な恥をかいてしまわないためにも、当記事で正しいお布施の書き方・マナーについてを学んでいきましょう。

お布施(寄進)とは、お坊さんから読経や戒名をいただいた時にお礼として、お金(または物品)を渡す事を言います。これはお坊さん個人に対しての謝礼と言うよりも、ご本尊やお寺へのお供えという意味合いのものです。

お布施の名目を「読経料」や「戒名料」といった書き方でお寺などに渡す場合もありますが、こういったお金はお坊さんがしてくれた事に対しての代金ではありませんので、基本的にはあくまでもただの心付けとして、お布施に含めてお渡しするのが一般的です。

お布施はどんな時に包むの?

お布施が必要となるのは、こちらからお願いしてお坊さんに家やお墓に来てもらう時、及び、こちらからお寺に伺って読経などをしてもらう場合です。具体的には、葬儀や法要・法事、納骨式や彼岸・盆の合同法要などで、家族で檀家のお寺にお墓参りをするといった個人的な供養の場合には必要ありません。

なお、呼び方こそ違いますが、基本的にはほとんどの神式や教会式(キリスト教)でもお布施の仕組みがあり、神式の場合は「御祈祷料」や「御祭祀料」、キリスト教の場合は「献金」や「謝礼」としてお布施を斉主や牧師さんに渡す必要があります。また、表書きの名目も「お布施」では無く、それぞれに合わせた書き方をしなければいけません。

お布施を包む袋は何を選べばいいの?

「お布施」とは?|お布施に包む金額お札の入れ方・お布施の渡し方

お寺へのお布施は、中袋や半紙にお札を入れ、奉書紙で包んでお渡しします。市販のものには中袋付きの商品も販売されていますので、奉書紙と別々に準備するのが面倒であれば、中袋付きのものを購入すると良いでしょう。

以上の方法が最も丁寧なお布施の包み方ですが、これは白封筒(一重のもの)や不祝儀袋でも代用する事が可能です。ただし、不祝儀袋は基本的に葬儀などの「不幸があった時に使うもの」であるため、法事や戒名のお礼のような用途には向きません(使ってはいけないという事でも無いですが)。

奉書紙が無い場合や、不祝儀袋を使用するべき場面なのかが判断出来ない場合は、どんな時にでも利用しやすい白封筒を準備しておくと何かと便利です。尚、お金を入れる袋が何であっても、表書きなどの書き方はほとんど変わりません。

表書き・裏書きの正しい書き方は?

お布施の表書きや裏書き・中書きは、ただ単に名前や金額を書いていけば良いというものではありません。表書きなどのそれぞれにはきちんとした書き方があり、その書き方を正しく理解しておく事がお布施についてのマナーでは基礎中の基礎と言えるでしょう。

表書きの書き方

「お布施」とは?|お布施に包む金額お札の入れ方・お布施の渡し方

お布施の基本的な書き方として、表書きや裏書きを記入する場合は、必ず濃い黒の墨(筆ペンでも構いません)を使って書かなければいけません。薄墨や色付きの墨、マジックやサインペンを使用する事は好ましくないとされています。

お布施を包む袋には、表側の上半分の部分に縦書きで「お布施」または「御布施」と書き、その末尾から少し空白を開けて、その下に自分のフルネーム、もしくは「○○家」と記入します。この時に記入する文字が袋の縦の中心線からずれてしまわないように気を付けましょう。

裏書きの書き方

裏書きに使用する墨や筆などの書き方の基本は表書きと同じで、書く内容と文字を入れる場所が変わったのみです。表書きでは文字を中心線に合わせる書き方をしましたが、裏書きの場合は、やや中央寄りの左下のところに必要事項を記入していきます。文字を記入していく方向は右上からです。

裏書きに記載する項目は中袋の有無によって変わり、中袋がある場合には「住所」と「フルネーム」を右から順に記入するという書き方をし、中袋が無い場合には「住所」「フルネーム」「金額」をそれぞれ右から順に書いていきます。

この際、金額部分の書き方がやや特殊で、数字や円表記は全て旧漢字で記入し、金額の上には一文字分程度の空白を開けて「金 壱萬圓」というように書くのがマナーとされています。また、表書きに既にフルネームを書いている場合は、ここに名前を書く必要は無いというのが一般的な書き方です。

中書きの書き方

中書きはお布施を半紙で包んでいたり、中袋に入れている場合にのみ行います。書き方としては、中袋の表側中央に「金 ○○圓」と書き、裏側左下に住所と名前を記入します。これは、外包み(奉書紙や不祝儀袋)に金額や住所などを記載している場合には必要ありません。

お布施に手紙を添える場合

葬儀をした後に、すぐに初七日などを行う場合には、その旨を手紙にしたためて、初七日分のお布施を同じ袋にまとめて渡す事も出来ます。その時の手紙には、葬儀が恙無く完了した事への感謝の言葉と共に、必ず初七日のお布施が今回の金額に含まれている事が分かるような書き方を心掛けましょう。

水引は付けた方がいいの?

「お布施」とは?|お布施に包む金額お札の入れ方・お布施の渡し方

不祝儀袋を購入した時に、リボンのように結ばれた紐「水引」が付属しているものが多くあります。しかし、基本的にはお布施の場合に水引をつける必要は無く、市販の商品を選ぶ際には水引が付いているものよりもややお安めな不祝儀袋を購入すると良いでしょう。

ただし、西日本の多くの地域においては、黄色と白の2色の水引を付けたり、東日本の一部でも黄・白や銀・白の水引を使用する地域があるため、この辺りの事は地域に昔から住まれている方などに確認する事をおすすめします。

また、水引を付けると前述の前書き・裏書きの書き方では文字に装飾が重なってしまう可能性があるため、この場合は水引を付けたままで文字を書いたり、ある程度のあたりを取ってから記入するなどの書き方の工夫をすると良いでしょう。

お布施の相場はいくら?

相場といっても、本来、お布施には決まった金額などは無く、渡す側が出来る範囲の寸志として渡すものです。とは言え、その地域によって暗黙の了解として、どの位の金額を包むべきかの目安が定まっている場合も多いため、他の方が幾ら包むのかをある程度理解しておく必要があるでしょう。

葬儀のお布施の相場は?

一言に「お布施」と言っても、葬儀や法要の内容や規模によりそれぞれ金額が異なってきます。一般的な平均で言えば、葬儀では関西圏が約20万円、関東では20~35万円が目安です。しかし、これはお寺との関係の深さや細かな地域によっても大きく金額が変動する上、戒名料が別途で必要なケースもあるため、おおよそで10~20万円程度の金額の上下があるという心構えはしておきましょう。

尚、地域のお布施の相場が分からない時は、葬儀社を介しての場合であれば葬儀社に直接、お寺などに直接依頼する場合にはその地域にお住まいの方に、通常はどの位包むべきなのかを確認しておくとスムーズです。お寺に直接問い合わせても良いですが、「お気持ちで結構です」などとはっきりとした金額を言ってくれない場合もあるため、業者や地域の方に聞いてみるのが確実です。

その他の法事・法要のお布施の相場は?

〈通夜、葬儀・告別式のお布施の金額〉
東京近郊のお布施:およそ20万円~35万円
大阪近郊のお布施:およそ20万円前後

お布施は地域や各お寺の考え方、お寺との付き合いの深さによっても変わるものです。お布施の価値は人それぞれ異なるため、自分が包める金額で相談してみるといいでしょう。

〈法事・法要のお布施の費用相場〉
祥月命日法要のお布施:5,000円~1万円程度
四十九日法要のお布施:3万円~5万円程度
一周忌法要のお布施 :3万円~5万円程度
三回忌以降のお布施 :1万円~5万円程度

お寺の本堂ではなく、法要のために式場や自宅にお寺を呼ぶ場合、お布施とは別に、お車代(5,000円~1万円)を渡すこともあります。

出典: https://en-park.net/books/8133 | お布施の目安早見表 | 葬儀と葬儀後の疑問解決サイト「エンディングパーク」

お布施のお金の入れ方は?

「お布施」とは?|お布施に包む金額お札の入れ方・お布施の渡し方

香典料にはわざとお札に折り目を付けて袋にいれたり、ご祝儀では折り目の付いていない新札を使用したりもしますが、お布施に使うお札は、新札でも旧札でもどちらでも構いません。ただ、やはりキレイな新札の方が印象が良いので、出来れば新札を使うようにしましょう。お札を包む時は、必ずお札の表(肖像画がある面)と袋の表側を合わせるようにし、お札を複数枚入れる場合には、お札の端と端をきっちりと揃えて入れるようにして下さい。

また、お布施をそのまま持ち歩くのは格好が悪いため、袱紗(ふくさ)やポーチに入れておくと良いでしょう。自宅へお坊さんに来てもらう場合には、お布施袋が見えないようにしていれば、袱紗などに包む必要はありません。

お布施を渡すタイミングはいつ?

本来であれば、お布施を渡すタイミングは法要などが行われる前に、挨拶を兼ねてお坊さんに直接渡すのがマナーとされていますが、お坊さんも色々と忙しかったり、お布施を渡す側もなかなか時間が取れないという事もありますので、これについては法要が終わった後に改めて渡しても問題はありません。

合同法要などの場合は、御堂の入り口に受付が設置されてあるケースもあるため、その場合には受付の係員さんに渡します。また、葬儀社を介する場合には、お布施を渡すタイミングが図りづらい事もあるので、事前に葬儀社の方に確認をしておくと良いでしょう。

お布施の正しい渡し方は?

お布施を直接手渡ししたり、床に置いて渡すのはマナー違反とされています。袱紗に包んでいる場合は直接渡している事には当たらないため問題はありませんが、奉書紙や封筒そのままの状態のものは、「切手盆」という黒いお盆に乗せて渡さなければいけません。

しかし、切手盆を持っていなかったり、急な事で準備が間に合わなかった場合には、普通のお盆に乗せて渡しても大丈夫です。出来れば黒色のものが好ましいですが、それも無い時には、あまり派手過ぎなければそれ以外の色のものでも構いません。

お布施のマナーはこれでバッチリ!

「お布施」とは?|お布施に包む金額お札の入れ方・お布施の渡し方

ここまで、お布施の表書き・裏書きの正しい書き方や、お布施を渡す時の作法について書いてきましたが、これらを一遍に覚える事はなかなか難しい事ですし、それをいきなり実践するのも大変な事です。特に、細かい所作などは一朝一夕で身に付くものではありませんが、せめて表書きの書き方と包む金額さえ覚えておけば、最低限のマナーだけは何とかクリア出来る筈です。

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