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四十九日の挨拶の例文を紹介|献杯/法要の喪主や挨拶の返事

初回公開日:2017年07月13日

更新日:2020年03月07日

記載されている内容は2017年07月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

四十九日は仏教における重要な法事です。喪主が四十九日法要を営む際には様々な事前準備はもちろん、当日の挨拶やその後必要な挨拶状、香典返しなどのやり方についてもふまえておく必要があります。四十九日の挨拶文や香典返しのマナーなどについてまとめました。

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四十九日ってなに?

仏教では、故人の魂は7日ごとに生前の行いについて裁きを受けると考えられています。
遺族は個人が試練を楽に乗り越えられるように「初七日(しょなぬか)」などの7日ごとの法要を営み、祈りを捧げます。

四十九日目にはすべての試練が終わり、あの世での行先が決まるとされる為、この法要は非常に重要な意味を持ちます。「七七忌」や「四十九日」と呼ばれる四十九日目の法事には、遺族や親族の他、生前個人と親しかった知人などが招かれて法要や会食などを営みます。

「法事」と「法要」の区別に戸惑う方もいるかもしれませんが、「法要と会食などをまとめたものが法事」と思っていただければよいです。

今回はその四十九日について、挨拶の書き方など、少し掘り下げて紹介していきます。

四十九日の流れは?挨拶のタイミングはどこ?

四十九日の法事の基本的な流れは、「法要→墓参り→会食」となります。

法要の内容は、僧侶による読経、遺族や参列者による焼香、僧侶の説法が主なものです。墓参りは、墓地が遠方にある場合は遺族だけで行うこともありますが、納骨法要を四十九日の法事に含める場合はこの際に行われます。会食は僧侶を主客とし、遺族や参列者全体で行います。

四十九日の法事の中で喪主(=施主)が挨拶を行うのは、法要の開始と終了時、会食の開始と終了時の4回が基本です。必ずしも暗記する必要はなく、自信がなければ原稿を準備して読み上げる形でも構いません。

四十九日の法事で喪主が行う挨拶

四十九日の中で喪主が行う挨拶について説明します。

法要開始時の挨拶

四十九日の法要では、僧侶による読経が始まる前に、喪主が法要の開始を告げる挨拶を行います。開始の挨拶は短くまとめて、全体のスケジュールに支障がでないように気をつけましょう。挨拶文に含める内容としては、「参列者へのお礼」、「これから法要を開始する旨」の2点が基本です。その後、僧侶に引き継ぎましょう。

気をつけるポイントとしては、故人の名前は「喪主との続柄+名前」で呼ぶことです。挨拶状では故人の名前をフルネームで記しますが、挨拶の場合は下の名前だけの方がすっきり伝わります。場合によっては戒名を使うこともありますので、寺院と相談の上決めて下さい。

法要終了時の挨拶

四十九日法要が終わる際にも喪主からの挨拶を行います。この挨拶を中締めの挨拶といい、会食の案内もかねています。法要で会食を行わない場合はこれが締めの挨拶となるので、より内容を盛り込んだ挨拶にします。

含める内容は、「参列していただいたことに対するお礼」、「葬儀の際のお礼」、「故人を偲ぶ言葉」、「参列者に今後も支援をお願いする言葉」、「会食の案内」です。

会食開始時の挨拶

会食開始の際の挨拶は、なるべく短くまとめるようにします。挨拶に盛り込む内容は、「参列していただいたことへのお礼」「会食の案内」「献杯の挨拶をする人への引き継ぎ」です。法要の後に納骨法要を行った場合にはそのお礼も含めるようにしましょう。

会食のはじまりに杯を捧げる場合があり、これを「献杯」といいます。献杯を行う場合の挨拶は喪主ではなく別の人が行う必要があるので、献杯の挨拶をする人に引き継ぐ形で挨拶を締めくくります。献杯の挨拶は故人の近親者やと親しかった友人が行うのが通例ですので、事前にお願いするようにしましょう。

会食終了時の挨拶

会食の終了時の挨拶は喪主が行います。四十九日全体を通してのまとめの挨拶となりますので、しっかりと準備しておきましょう。

挨拶に盛り込む内容は、「参列者へのお礼」「法事を終了する旨」「今後のご支援をお願いする旨」などです。

四十九日の挨拶例文

四十九日の法要および会食で喪主が行う挨拶の例文を紹介します。

例文①法要開始時の挨拶

「本日はお忙しい中、またお足元の悪い中、父○○の四十九日忌の為にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。それではこれより法要を執り行いたいと存じます。ご住職、宜しくお願い致します。」

例文②法要終了時の挨拶

(会食を行う場合)
「本日はご多忙の中お集まり下さいまして、誠にありがとうございました。お陰様で父○○の四十九日の法要を無事に終えることができました。

また、葬儀に際しては、皆様に格別のご厚情を賜りながら、ゆっくりとお礼を申し上げることができず誠に申し訳ございませんでした。この場をお借りし、改めて御礼を申し上げる次第でございます。父○○は、私達家族にとって非常に大きな存在でした。父が亡くなったことへの不安や無念の気持ちはいつまでも絶えませんが、残された私達家族が力を合わせて生きていくのが父への何よりの供養と考えております。

どうぞこれからも変わらぬご指導、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。つきましては、心ばかりですが別室にてささやかなお食事の席をご用意しております。どうかお時間の許す限り、ゆっくりとおくつろぎいただければと思います。本日は誠にありがとうございました。

(会食がない場合)
「本日はご多忙の中お集まり下さいまして、誠にありがとうございました。お陰様で父○○の四十九日の法要を無事に終えることができました。亡き父も私たちの様子を見て、きっとほっとしてくれていると思います。

父亡き後、皆様には多大なご厚情を賜りながらゆっくりとお礼を申し上げることができず、誠に申し訳ございませんでした。この場をお借りし改めて御礼を申し上げます。

父○○は、私達家族にとってとても大きな存在でした。父が亡くなったことへの悲しみや無念の気持ちが絶えることはありませんが、残された家族が力を合わせて歩んでいくのが父への何よりの供養と考え、頑張って参りたいと思います。どうぞこれからも変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

本来ならば皆様と粗宴を囲みつつ父を偲びたいところではございますが、遠方からお越しの方も多いため本日はこれでお開きとさせていただきます。お荷物になって申し訳ありませんが、心ばかりの品を用意しておりますので、お帰りの際にはお持ち帰りいただきますようお願い致します。本日は誠にありがとうございました。

例文③会食開始の挨拶

(献杯がある場合)
「本日は誠にありがとうございました。また、こうして皆様に引き続き父を偲ぶ席にお付き合いいただくことができ、本当に嬉しく思っております。粗宴ではございますが、父の思い出話などしながら召し上がっていただければ何よりの供養になると思います。

それでは、父の友人である○○様より献杯の挨拶を頂戴いたします。

(献杯がない場合)
「本日はお忙しい中お集まりいただき誠にありがとうございました。皆様のお力添えのお蔭で父の四十九日の法要、および納骨を無事に済ませることができました。改めて御礼申し上げます。

また、こうして皆様に引き続き父の供養の席にお付き合いいただくことができ、大変嬉しく思っております。ささやかではございますが、父の思い出話でもしながら召し上がっていただければ、お酒が大好きだった父への何よりの供養になると思います。どうぞお時間の許す限り、ごゆっくりおくつろぎください。

例文④会食終了の挨拶

「皆様、本日はお忙しい中最後までお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。
こうして皆様と父を偲ぶ席を囲むことができ、父の思い出話を伺うことができて改めて父の存在を近くに感じることができました。父にとっても何よりの供養になったことと嬉しく思っております。なごりはつきませんが、これにてお開きとさせていただきます。どうか今後も変わらぬご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。」

会食での献杯の挨拶

会食での献杯は故人に敬意を表す意味があります。喪主は予め依頼する人を決め、お願いしておきましょう。また、依頼された人は故人の供養の席にふさわしい言葉を選び、心のこもった挨拶を心がけましょう。

献杯の挨拶文やマナーについて説明します。

献杯の挨拶のポイント

献杯の挨拶のポイントは、「全員が席についてから始める」ことと「手短にまとめる」こと。献杯の挨拶が始まったら出席者は片手に杯を持った状態になりますので、あまり長くならないようにシンプルにまとめましょう。

また、献杯は乾杯と違い、しめやかな雰囲気の中で行います。献杯をする際には声を弾ませたりせず、落ち着いた調子で言いましょう。「杯を打ち合わせない」「拍手をしない」こともポイントです。

献杯の挨拶の例文

「故人の高校時代からの友人である○○と申します。○○とは年に一度は旅行に行く仲で、今年はどこへ行こうかと楽しみにしておりました。もう会えないのが未だに信じられません。残念な気持ちは絶えませんが、きっとこれからも天から私たちのことを見守っていてくれることでしょう。本日は皆様と○○の思い出を語りながら冥福を祈りたいと思っております。○○君、どうか安らかにお眠りください。それでは献杯させていただきます。献杯。」

四十九日の挨拶状の準備は?書き方はどうすればいい?

四十九日法要が終わると「忌明け」となり、遺族は四十九日のお礼の書状を出します。香典返しと共に、四十九日の後一か月以内を目途に行いましょう。書き方は以下の通りです。

四十九日の挨拶状に書く内容

四十九日の挨拶状に書く内容は、「四十九日の法要を済ませ、忌明けを迎えた報告」「葬儀に参列していただいたことへのお礼」「香典をいただいた事へのお礼」「書面で挨拶することのお詫び」「香典返しを送ること」です。

挨拶状を書く上で注意するマナー

挨拶状の文章には、「。」や「、」などの句読点を使いません。その理由としては、文章を区切らないことで法要が滞りなく進むことを願う意味、毛筆で筆記する際に、句読点は使わないことなど、様々なものがあります。

このほかに、「重ね重ね」や「ますます」といった重ね言葉や「続く」「繰り返す」といった言葉は不幸が連続するイメージがあるので良くないとされています。

また、「亡くなる」「死去」などの直接的表現はなるべく避け、「永眠」「葬儀」などと言い換えるといいでしょう。ちなみに「逝去」は身内に対して使うのはNGです。

四十九日の挨拶状の例文

拝啓
先般 亡父○○○○儀 葬儀に際しましては
ご多忙にもかかわらずご会葬を賜り且つ鄭重なる御芳志を賜り有難く厚く御礼申し上げます
お蔭をもちまして○月○日に四十九日の法要を相営むことができました
つきましては供養のしるしに心ばかりの品をお送りいたしますのでご受納賜りますようお願い申し上げます
本来であれば拝眉の上ご挨拶申し上げるところ 略儀ながら書中を持ちましてご挨拶申し上げます
                                                敬具

四十九日の挨拶状の返事はどうすればいい?

参列した人が四十九日の挨拶状を受け取った場合、基本的には返信の必要はありません。しかし、葬儀以来連絡をとっておらず便りを出したい場合や香典返しを受け取ったことを伝えたい場合は手紙を書いてもよいでしょう。

香典返しの方法とマナー

四十九日を済ませた後は、挨拶状と共に香典返しも行います。香典返しの品は頂いた香典金額の3割~5割が相場で、手元に残らない消耗品を選びます。海苔や洗剤、調理油などがよく選ばれます。特に洗剤は不幸を洗い流すという意味で選ばれることが多いようです。

香典金額が1万円を超える場合は、金額に応じてカタログギフトを贈ってもよいでしょう。その場合は弔事用のカタログを選ぶようにしてください。

四十九日の挨拶や四十九日後の準備を知って、適切に対処しよう

四十九日の法事の中で喪主が行う挨拶や忌明けに行う挨拶状などの方法についてまとめました。四十九日は葬儀後の短い日程の中で準備をしなければならず、マナーや必要な準備に悩まされる人が多いものです。今回紹介した挨拶の方法やマナーをふまえて準備を進め、心のこもった供養をしましょう。

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