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初七日の香典袋の書き方|表書き/薄墨/のし・香典の金額の相場

初回公開日:2017年10月23日

更新日:2020年03月06日

記載されている内容は2017年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

人の一生でも、葬儀というものはそう何度も経験するものではありません。そのため、初七日の香典袋の書き方やマナーに不安を抱く人も多いのではないでしょうか。ここでは、初七日の香典袋の準備の仕方や金額の相場など、気になる香典のマナーについてご紹介します。

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初七日法要とは

初七日(しょなぬか)の意味

まず、初七日とは何かをご紹介します。初七日とは、仏教においての追善供養のひとつで、亡くなってから7日目に行う法要の事です。

仏教的な話をすると、初七日は故人が三途の川のほとりに到着する日とされており、生前の行いによって三途の川の渡り方が決まると考えられています。生前善い行いをした者は橋を、悪い行いをした者は水の中を渡らされるとされ、初七日法要は故人が無事三途の川を渡るための大切な供養になります。

現在の初七日法要

初七日法要は、遺族や親族、ごく親しい友人などが出席します。ただし、現代では仕事の都合や遠方から来ている方への配慮から、葬儀・告別式と同じ日にまとめて行うところが増えてきました。

火葬前の葬儀式中に法要を行う事を「繰り込み法要」、火葬後に葬儀場へ移動してから遺骨を迎える還骨勤行という儀式と合わせて行う事を「繰上げ法要」と呼ばれています。こうした場合を想定して、遺族や親族だけでなく、故人と親しかった人は葬儀の香典とは別に初七日の香典も持参するのがマナーです。

香典はいつ渡すのか?

初七日法要を別の日に行う場合は、葬儀告別式と同様、受付でお悔やみの言葉を述べて香典を出します。

繰上げ法要の場合は、火葬場から戻ってから法要が行われる部屋に香典を出す場所が設けられるので、そこで出します。繰り込み法要や最初から初七日の法要に出席することが分かっている場合には、葬儀の受付で初七日の香典を持参したことを申し出て、段取りを確認しておくのが確実でしょう。

初七日の香典袋の書き方

香典袋(不祝儀袋)

香典袋(不祝儀袋)は蓮の花の柄が入った袋が仏教専用となります。水引は二度と繰り返したくないということから、結び直しのきかない結び方の結び切りまたはあわび結びとします。色は黒と白または、双銀、双白、白青を使用します。袋が無地で、水引が黒白または双銀であれば、たいていの宗教宗派で使用可能です。

また香典袋には主に、封筒式で香典袋のみのタイプや封筒式で表袋と中袋があるタイプのもの、またはお金を包む中包みと表書きを書く表包みでセットのタイプのものとがあります。さらに、水引の細工が立派なものや印刷されたものなどがありますが、これらは中に入れる金額に見合ったものを選ぶようにしてください。

包むタイプの上包みは上と下を後ろに折りますが、折り方は下、上の順に折り、最終的には上側がかぶさるように(後ろから見たときに「深く敬礼しているように見える」ように)するのが弔事のマナーです。これは、「悲しみを流す」という意味になります。

薄墨

文字は薄墨で書くことが正式なマナーです。薄墨仕様の筆ペンが販売されているので、購入して普段からもしもの時のために用意しておくとよいでしょう。

ただし、薄墨で書くのは表袋も中袋も自身で手書きをする時に限ります。あらかじめご香典や御霊前などが印刷された袋を使用する場合は、表書きが普通の黒文字で書かれているのに中書きが薄墨ではつり合いが取れなくなるので、印字の文字に合わせた色にしなくてはなりません。こういった時には、普通の濃さの筆ペンで書くようにしてください。

また、どうしても筆ペンが用意できなかった場合は、マジックやサインペン、ボールペンでも構いませんが、その場合は必ず黒で書いてください。

表書き

初七日法要香典の表書きは「御霊前」が一般的です。仏教の場合は、四十九日まではほとんどの場合に「御霊前」という表書きを使います。または「御香典」や「御香料」も使われます。

ただし、浄土真宗の場合は注意が必要で、他の宗派と違い四十九日より前であっても「御仏前」と書きます。これは、同じ仏教の教えではありますが、浄土真宗の場合は人が亡くなると即刻浄土に召され仏になるという考えからきています。

葬儀と同日に初七日が行われる場合、葬儀用と初七日用の二つの香典を持参しますが、初七日用の香典にだけ、御霊前の右上に小さめに「初七日」と書き添えるとよいでしょう。

名前

表書きは、水引の上部分の中央に「御霊前」と記載します。下部の中央に香典を包む本人の氏名を記載しますが、御霊前の文字よりも少し小さめに書くようにしてください。

夫婦で出す場合

夫婦で参列する場合は通常は夫の氏名だけでいいでしょう。ただし夫婦とも故人にお世話になった場合は、夫の氏名を中央に書き、夫の名前の左横に妻の名前のみを記載します。

数人が連名で出す場合

数人が連名で出す場合は、下部にそれぞれの名前を書きます。2名の時は2名の名前をバランスよく並べて書きます。3名の場合は、中心に一名の氏名を書き、その左右両側に一名ずつ書き入れます。4名以上になる場合には、代表者名を中央に書き、「他五名」というように左下に書き添えてもいいでしょう。

会社名義で出す場合

会社名義で出す場合は、会社名と代表者の役職、氏名を記載します。中央に名前よりも小さめに代表取締役などの役職名、続けてその下に名前を書きます。さらに右側に、肩書きと同じくらいの大きさの文字で会社名を書くと綺麗な配置になるでしょう。

部署やグループ名で出す場合

職場の部署で出す場合は、会社名義で出す時と同様、会社名とグループ名を記載します。中央に営業部一同というように「○○一同」と記載し、右側に少し小さめの文字で会社名を書きます。さらに、遺族側がお礼状やお返しの手配の際に必要となるので、香典を出した人の氏名と金額、住所や電話番号などを書いた紙を中に入れておくとよいでしょう。

ただし、同僚で香典をまとめる場合は、トータル金額が端数にならないように注意しましょう。○万円や○千円というようにきっちりとした金額ならよいですが、○万○千円や○万○千○百円というような半端な金額にならないよう注意してください。

のし

香典にのしはつけません。ただし、香典返しなどのお返し物には黒白の水引が描かれた弔事用ののしを使用します。

中袋

中袋には、入れた香典の金額と自身の名前や住所を書きます。表袋と中袋の両方に名前を書く理由は、後日遺族の方が表袋と中袋を別にして管理するためです。

中袋の金額を書く場所は基本的に表面中央で、頭に「金」をつけ、壱・弐・参といった漢数字を用いて書き入れます。書き方は、入れる金額が5,000円の場合は「金五千円」または「金五阡円」、10,000円の場合は「金壱萬円」または「金壱萬圓」というようにすべて漢字で書きます。香典の場合は、「金五千円也」のように「也」はつけません。

なかには、中袋に金額や住所を書く欄があるタイプもあるので、その時はその場所に記載するようにしましょう。ただし、横書きの場合はアラビア数字で「10,000円」と書くので、書式には注意してください。

香典の注意すべきこと

香典の一般常識

仏事において、偶数の金額は割り切れる数字のため避けた方がいいとされています。「切れる」=故人とこの世のつながりが切れてしまうとされ、忌み嫌われていました。香典は気持ちの表れでもあり、あまり過度にこだわる必要はないという考えも出てきていますが、受け取る人によっては不快な気分になるので避けた方が無難でしょう。

また、「四」や「九」などの数字は「死」や「苦」を連想させるため、こちらは避けるべきというのが一般常識となりつつあります。

お金の入れ方

お金の向きについては気にしなくてもよいという考えもありますが、気にする人のために参考程度に記載しておきます。ただし、向きに配慮しない場合でも、札を2枚以上入れる場合はすべてのお札の向きを揃えて入れるのがマナーです。

お札の向きを揃える:お札の表と裏は人物のある面が表で人物が無い面が裏となりますが、顔のある方が見えないよう裏にして入れるという説があります。複数枚あるお札の向きを揃えることを注意すれば、後は気にしなくてもよいでしょう。

新札は使用しない:新札を用いると、まるで不幸を見越して用意していたようだ思われかねないので、新札は用いない方がよいとされています。地域によってもマナーが異なりますが、やはり新札は用いない方が無難です。どうしても新札しか手持ちがない場合には、いったん二つ折りをしてから袋に入れるといいでしょう。逆に、汚れたお札や破れたお札、しわだらけのお札などは失礼にあたるので避けてください。

金額についての目安

葬儀と同じ日の場合は、葬儀の香典の半分の金額が目安です。葬儀と別の日に初七日法要を行う場合は、施主も初七日のお返し物や食事などの出費があるので、その分を見越した香典を出すようにします。また、相手との関係性や自分の年齢、立場によっても金額は変わります。これから挙げる香典の金額の目安はあくまでも相場ですので、迷ったら親族や友人に確認してみるのもよいでしょう。

下記はいずれも自分から見た場合の渡す相手、自身の年代別で記載しています。なお、喪主以外であれば、自分の実の親が亡くなった場合でも香典を出します。夫婦の場合は夫婦で一家族と考えるため、相場の金額で構いません。

初七日の香典の金額の相場

両親・義父母

妻乃至夫の両親の場合も、実の両親と同じ金額と考えてよいでしょう。

【葬儀と同じ日に初七日法要を行う場合】
20代:10,000円~50,000円
30代:50,000円(場合によっては30,000円~)
40代以上:50,000円~

【葬儀と別の日の初七日法要の場合】
20代:10,000円~50,000円
30代:30,000円~50,000円
40代以上:50,000円~

祖父母

祖父母が亡くなった場合は、両親に扶養されているならば両親が香典を出すため、一般的には出す必要がないとされています。ただし、未成年でも働いて収入がある場合は出すべき、または出さないでもいいと言うふたつの意見があります。この場合はどちらが正しいというものはありませんので、家族や親戚内での考え方に沿って決めるのがよいでしょう。

また、結婚していない場合は孫同士バランスを見ながら同じ額ずつ出すなりして、「孫一同」または少人数であれば連名で香典を包んでもいいでしょう。

【葬儀と同じ日に初七日法要を行う場合】
20代:5,000円
30代:5,000円~10,000円
40代以上:10,000円~30,000円

【葬儀と別の日の初七日法要の場合】
20代:5,000円
30代:5,000円~10,000円
40代以上:10,000円~30,000円

おじ・おば(伯父/叔父・伯母/叔母)

【葬儀と同じ日に初七日法要を行う場合】
20代:5,000円
30代:5,000円~10,000円
40代以上:5,000~10,000円

【葬儀と別の日の初七日法要の場合】
20代:3,000円~5,000円
30代:5,000円~10,000円
40代以上:5,000円~10,000円

兄弟・姉妹

【葬儀と同じ日に初七日法要を行う場合】
20代:10,000円~30,000円
30代:30,000円
40代以上:30,000円

【葬儀と別の日の初七日法要の場合】
20代:10,000円~30,000円
30代:10,000円~30,000円
40代以上:10,000円~50,000円

孫・その他親戚・いとこ等

【葬儀と同じ日に初七日法要を行う場合】
20代:3,000円~5,000円
30代:3,000円~10,000円
40代以上:3,000円~10,000円

【葬儀と別の日の初七日法要の場合】
20代:5,000円
30代:5,000円~10,000円
40代以上:5,000円~10,000円

友人・知人

【葬儀と同じ日に初七日法要を行う場合】
20代:3,000円
30代:3,000円~5,000円
40代以上:3,000円~5,000円

【葬儀と別の日の初七日法要の場合】
20代:3,000円~5,000円
30代:3,000円~10,000円
40代以上:3,000円~10,000円

恩師

【葬儀と同じ日に初七日法要を行う場合】
20代:3,000円~
30代:3,000円~5,000円
40代以上:3,000円~5,000円

【葬儀と別の日の初七日法要の場合】
20代:3,000円~
30代:3,000円~5,000円
40代以上:3,000円~5,000円

地域別初七日の香典の金額

沖縄

沖縄の弔事は一般的な葬儀とは違って、色々なルールがあります。沖縄の場合は初七日から四十九日までの間7日ごとに行う法要の事を七日焼香(ナンカスーコー)と言います。伝統とおりに7日ごとの法要を行う場合は、週ごとに香典を出すことになるので1回あたり1,000円を包むことで、香典の負担を軽くすることもできます。

近年では、初七日に四十九日法要まで繰上げ法要を行う家も増えてきました。その場合は、3,000円~5,000円を包む場合が多いですが、地域や続柄などによって異なります。

北海道

北海道では、初七日法要を葬儀の日にまとめて行うのが一般的で、現在では四十九日法要さえも同時に済ませてしまうこともあります。その理由は、北海道はもともと開拓民によって開拓された土地という歴史からきています。

開拓民たちは開拓で日々忙しくしているため、法要のためとはいえ7日ごとに集まる時間を惜しみ、繰上げ法要を行うことで時間の短縮をしていました。なお、繰上げ法要の時点ですでに仏様となるので、香典は「御仏前」となります。また、香典に領収書が発行されたり、本州の葬儀とは異なる部分が多く見られます。

北海道の法要は施主がお斎(料理)とお返し物の用意をしますが、それらは10,000円程度が相場です。そのため招かれた側も1人10,000円程度と考えておけば失礼にあたらないでしょう。

関西(西日本)

東日本では通常、故人が亡くなった日から数えて7日目ごとを忌日とし、法要を行っています。これに対して関西などの西日本では、亡くなる前日から数えます。かつてはこの忌日の前日の晩に、故人の冥福を祈って一晩中語り明かす風習がありました。これを「逮夜(たいや)」と言い、関西ではこの逮夜を重要と考えていました。

香典についてもいくつか違いがあります。東日本では水引は黒白または双銀の結び切りが一般的ですが、関西などの西日本の一部の地域では黄白の結び切りを使用します。黒白でも間違いではありませんが、地域によっても違うので事前に確認しておくとよいでしょう。
また、包む金額は会食代も含めて、大人1人10,000円が相場になります。

初七日の香典返し

香典返しのタイミング

香典をいただいた方へのお礼として、後日お返し物を送ります。一般的には、四十九日の忌明けを待って送るのが良いとされています。その理由は、四十九日は故人があの世へ旅立つ日とされ、「おかげさまで無事に送り出すことができました」という意味を込めて、四十九日が過ぎてからお返しを渡します。

お返しの品

お返しの品は、いただいた金額の半額程度の品物を選ぶのが一般的です。そのため、人によって送るものを変える必要があります。ただし、すべての人それぞれに違った品物をと言うのは手間がかかりすぎるので、価格帯に応じて品物を決めておくとよいでしょう。

なお、品物は「不幸なことが続かないように」という意味を込めて、使いきれるもの=消耗品や食べ物を送るのが常識とされています。たとえば、石鹸や洗剤、お茶やコーヒー、クッキーなどの日持ちのするお菓子が一般的です。

最近では、カタログギフトを送って、相手の好きなものを選んでもらうという方法を選ぶ方も多くなってきました。カタログもランクがありますので、金額に応じたものを送るようにしましょう。

お礼状は必ず添える

お返し物のタイミングの項目でも書きましたが、「おかげさまで無事に送り出すことができました」という意味を込めてお返しを送るものなので、香典返しには挨拶状を添付するのが礼儀です。お礼状の内容をどのように書いたらいいのかは、大まかに次のような流れでまとめるとよいでしょう。

1.初七日法要で香典をいただいたことへのお礼
2.法要を済ませ、無事に忌が明けたことのご報告
3.直接挨拶に伺えず、書面での挨拶になってしまうことへのお詫び

具体的な文例は「香典返し 挨拶状」で検索してみると、色々と参考になる文章が出てくるので、参考にしてみてください。

ただし、挨拶状には「、」や「。」という句読点は用いてはいけません。これは、葬儀や法要が滞りなく流れますようにという意味や、つつがなく終わりましたという意味を込めて、文章が途切れるような「、」や「。」を使わないとされています。

一番大事なのは故人と親族への気持ち

以上のように相場を挙げてみましたが、本来はこれと言った決まりごとはなく、相場はあってないようなものです。とは言え、やはりマナー違反にならないかなど不安に思うのも仕方ないことです。いざ本番となった時に落ち着いて臨めるよう、こちらを参考にしてみてください。

いずれにしても、一番大事なのは故人への感謝の気持ちやご家族へのいたわりの気持ちです。気持ちを金額で測るわけではありませんので、背伸びする必要はありません。故人に対して真摯に手を合わせ悼む気持ちがあれば、香典の金額は今の自分の身の丈に合った金額で十分です。

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