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献杯の挨拶は誰がするのか・挨拶の言葉や例文|葬儀/通夜/法事

初回公開日:2017年11月02日

更新日:2020年02月07日

記載されている内容は2017年11月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

葬儀や法事の後、会食の前におこなわれる献杯。故人を悼み、敬意を表しておこなわれるものですが、そもそも献杯の挨拶は誰がするのでしょうか。また、「突然、献杯の挨拶をお願いされたがどうすればよいの」と困っている方のために、簡単な献杯の挨拶の仕方もご紹介します。

献杯の挨拶は誰がするの?

献杯の挨拶は誰がするのか・挨拶の言葉や例文|葬儀/通夜/法事
※画像はイメージです

ずばり、特にこれと言って決まりはないです。かつては男性が献杯の挨拶をするという時代もありましたが、現代では女性も献杯の挨拶をしています。それでは、どういった人が献杯の挨拶をしているのか、具体的にみていきましょう。

①遺族として挨拶する場合

多くみられるのは、喪主や生活を共にした家族が献杯の挨拶をするパターンではないでしょうか。献杯の挨拶では、葬儀や法要に出席していただいた参列者の皆さんに感謝の気持ちを伝えましょう。

身内だからこそ知っている故人の人柄やエピソードなどを織りまぜるのもよいです。献杯の挨拶だけ遺族が行い、「献杯」の発声をお坊さんにお願いするといったケースもあります。

②親戚として挨拶する場合

遺族以外にも、生前親しくしていた親戚の方が代表して乾杯の挨拶をすることも多いパターンです。故人の幼いころの印象など簡単にまじえて話してみるとよいでしょう。

また、最後に遺族に対する支援をお願いする言葉を添えることもできます。

③友人として挨拶する場合

友人として、献杯の挨拶を任されることもあるでしょう。この場合は故人を偲ぶ思いと、遺族の方へ向けて支援をするといった旨を伝えると添えるとよりよい挨拶になります。

④仕事の関係者として挨拶する場合

故人の上司、同僚、部下として献杯の挨拶をお願いされることもあります。この場合、遺族の気持ちを考え、故人についてマイナスイメージを持たせる言葉はタブーです。職場での活躍ぶりを伝え、哀悼の意を表す内容にします。

⑤自治会の組長として挨拶する場合

町内会など自治会の組長さんも、よく献杯の挨拶をお願いされるのはではないでしょうか。自分の属する組のみならず、隣組の方の葬儀に参加することも多いです。生前の個人の人柄や、地域での活躍などを語るとよいでしょう。

簡単な献杯の挨拶の仕方はある?

長く話さなければと気負う必要はありません。遺族も参列者も疲れているため、1分以内に納めましょう。もし、内容を忘れてしまわないかと不安にに思うようであれば、メモを見ながら話してもかまいません。献杯の挨拶の際、無理に笑顔をつくる必要はありません。そして、遺族の悲しみに拍車をかけないよう、感情を抑え静かに語ります。

杯は乾杯の時のように高くかかげたり、他の方の杯と合わせるようなことはせず、軽く目線の高さまで持ち上げましょう。

挨拶の内容はこの3つを意識しよう

献杯の挨拶は誰がするのか・挨拶の言葉や例文|葬儀/通夜/法事
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1.自己紹介

故人とどういった続き柄・関係なのか参列者にわかるように簡単に自己紹介をします。

例)「娘の○○です。」「○○会社○○課の○○と申します。」など。

2.メインスピーチ

次に故人を偲ぶ思いやお悔みの気持ちを話します。生前のエピソードを語ったり、また故人へ向けて語りかける内容でもよいでしょう。

3.献杯の発声

ひとこと供養の言葉を述べ、参列者へ唱和(復唱)をお願いします。そして静かに「献杯」と発声しましょう。その後「ありがとうございました」と例を述べ、献杯の挨拶を終えます。

このとき、もし遺族、親族が献杯の挨拶をした場合は、「どうぞお食事も初めてください」や「どうぞお召し上がりください」など食事を始めるよう、うながす一言を添えると丁寧ですす。

ここで献杯の挨拶の言葉や例文を見てみましょう

挨拶の際に使ってはいけない言葉は?

まず注意したいのは「再び」「しばしば」「幾重にも」などの重ね言葉です。これは不幸が重なることを連想させてしまうため、避けましょう。

もうひとつ注意したいのが、「死ぬ」「事故」といった直接的な表現です。「死ぬ」は「亡くなる」「この世を去る」「永眠する」「天寿をまっとうする」、「事故」は「不慮の死」「急逝」「突然のこと」などといった表現に言い換えて使いましょう。

例文をみてみよう

献杯の挨拶は誰がするのか・挨拶の言葉や例文|葬儀/通夜/法事
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お通夜後の献杯の挨拶

本日は亡き義父、◇◇の葬儀にご会葬いただきまして、まことにありがとうございます。私は義理の息子の○○と申します。おかげさまをもちまして滞りなく通夜を執り行うことができました。

義父もこうして皆さまに見守られ嬉しく思っていることと思います。

強く優しく、本当に尊敬できる義父でした。今ごろは天国で、昨年天寿を全うした義母との再会を喜んでいることでしょう。どうぞ皆さま、残された家族をあたたかくご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

それでは義理の父が安らかに眠りにつけますよう、供養の杯を献じたいと思います。皆さま、恐縮ではございますが、献杯のご唱和をお願いいたします。「献杯」ありがとうございました。

告別式・葬儀後の献杯の挨拶

本日は故◇◇の葬儀にご参列いただき誠にありがとうございます。故人の娘の○○と申します。皆さまのご協力のもと、無事に葬儀・告別式を終えることができました。改めてお礼申し上げます。

以前は心身ともに強く病院とは無縁な父でしたが、2ヶ月ほど前から体調を崩して入院し、2日前の早朝に彼岸へと旅立ちました。お父さん、天国では、入院中我慢していたお酒を思う存分楽しんでね。ささやかではございますが、お食事の席を設けさせていただきました。私の知らない父の生前のお話などもお聞かせいただけたらと思います。

それでは故人を偲びつつ献杯させていただきます。ご唱和お願いいたします。献杯。ありがとうございました。どうぞお召し上がりください。

四十九日の際の挨拶

本日はお忙しい中、夫◇◇の法要にお越しいただき、誠にありがとうございます。妻の○○でございます。

夫がこの世を去ってから四十九日が経ちました。正直なところを申し上げますと、いまだに夫がこの世にいないことを信じられずにいます。しかし、四十九日の法要により故人の霊は成仏するといわれております。私も本日を機に、1日も早く立ち直るべくつとめてまいりますので、今後ともお力添えをよろしくお願い申し上げます。

それでは夫の彼岸への旅立ちを送りたいと思います。皆さまご唱和お願いいたします。「献杯」ありがとうございました。

一周忌の際の挨拶

ご紹介にあずかりました○○と申します。◇◇さんとは学生時代からの友人です。
せんえつながら、献杯の挨拶をさせていただきます。本日は◇◇さんの一周忌に参加させていただき、ありがとうございます。

◇◇さんとは同じ部活に入ったことがご縁で親しくなりました。当時からしっかりもので、責任感が強い彼女にはよく助けられました。今でも一緒に練習に励んだ日々は忘れられません。今ごろ天国でもリーダーシップを発揮し、活躍しているのではないでしょうか。微力ではございますが、できるかぎりご遺族の方のお力になりたいと思っております。

それでは◇◇さんのご冥福をお祈りして、献杯いたします。「献杯」ありがとうございました。

三回忌の際の挨拶

ご指名をいただきました、~会社の○○と申します。生前、◇◇部長には公私ともに大変お世話になっておりました。

会社でも、とても心優しい方でした。私も部下を持つ立場になり、改めて◇◇部長の存在の大きさを痛感しております。奥様も、お子さんもご健勝のようで安心いたしました。お子さんは逞しく育ちましたね。◇◇部長も穏やかな気持ちで見守ってくれているはずです。

私どもも、ご家族をみならい、◇◇部長の意思をついで頑張ってまいります。今後もご家族に、可能な限りの助力をさせていただきたいと思います。

それでは◇◇部長ののご冥福をお祈りして献杯いたします。「献杯」どうもありがとうございました。

法事などの挨拶

本日はお忙しいところ、亡き祖母の十三回忌にお集まりいただき、ありがとうございます。

祖母が亡くなってからあっという間に12年が過ぎました。その間に私も結婚して、昨年長男の○○が誕生し、今では1児の母となりました。祖母にひ孫を抱かせてあげたかったな、と思うこともありますが、きっと天国で私たちをあたたかく見守ってくれていると信じています。

本日は簡単ではございますが、祖母を偲ぶ席を用意いたしました。皆さまと祖母の思い出を語り合たいです。それではご唱和をお願いいたします。祖母の冥福を祈りまして、「献杯」
ありがとうございました。

一番大切なこと

献杯の挨拶は誰がするのか・挨拶の言葉や例文|葬儀/通夜/法事
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今回は献杯の挨拶についてご紹介しました。「案外、挨拶は短くていいんだ」と少しは気持ちが楽になった方も多いのではないでしょうか。

今回ご紹介した献杯の挨拶は、ほんの一例に過ぎません。テレビで放送される芸能人の方の葬儀などでも、「○○さんは湿っぽいのが苦手な人だから」と無理にでも明るく送り出す様子が映されることがあるように、実際の乾杯の挨拶は、故人の人柄や享年、地域などによりそれぞれ適した内容は異なります。

献杯の挨拶を頼まれた際は、まず遺族の気持ちに寄り添うことが大切です。また、その地域の年長者の方にアドバイスを聞くのも一つの手でしょう。遺族や親族、参列者の思いを一つに、故人が安心して天国で休めるような、そんな献杯の挨拶を心をこめて捧げましょう。

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