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家族葬の香典の相場・渡し方・いつ渡すのか・会社での辞退の方法

初回公開日:2018年01月27日

更新日:2020年03月11日

記載されている内容は2018年01月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

近年、葬儀の中でも、家族や親しい知人など人数を限定して小規模に行う「家族葬」が増加しています。参列する人が限定される家族葬では、遺族にお渡しする香典のマナーが、一般的な葬儀とは異なってきます。ここでは、家族葬での香典について紹介します。

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家族葬の香典の相場

家族葬とは、家族や親戚、親しい知人・友人などに限定して小規模に行う葬儀のことを言い、近年はその形態で葬儀を行うケースが非常に増えています。増加している理由は、高齢化社会や少子化、または血縁関係の希薄化などがあげられます。

また家族葬のメリットとしては、葬儀費用を抑えられることや家族でゆっくりと見送ることができる、などがあります。

そんな中、今後ますます増えていくであろう家族葬に関するマナーを知っておく必要が出てきます。特に参列する、しないに関わらず考えなければならないのが「香典」です。

家族葬の場合、故人やご遺族の意図を汲み取ると、香典を渡さないのが一般的です。ところが、いざ参列してみると受け取っているということもあります。ここでは、それぞれの立場(故人との関係性)に立って、家族葬での香典の相場について見ていきます。

親族の家族葬の香典相場

親族が亡くなったとき、「家族葬」となると、「知った顔ばかりなので気が楽」、「内輪だけのものだから、香典も必要ないのではないか」とおもってしまいがちです。しかし、油断してはならず、冠婚葬祭の際は、親族に渡すお金ほど高くなります。

家族葬に案内を受ける親族の範囲は、その葬儀の規模によって異なりますが、家族葬の案内を受けた場合は、香典を持参しましょう。そこでの会食が行われるかどうかによって、その分の金額を考慮したものとなります。持参する香典の、のし袋やのし書きは、一般的な葬儀の場合と変わりありません。

ただし、家族葬の特色として、香典について事前に親族同士で話し合うことができます。そこで「香典はなしにしよう」ということになるケースもありますので注意が必要です。

両親の家族葬の香典相場

両親が亡くなった場合は、ご自身が喪主になることがあります。そのような場合以外は、香典を必ず用意します。一番濃い血縁関係ということもあり、一般的に家族葬での香典の相場は5万円〜10万円です。

ただ、自身の年齢によって経済状況も異なるため、年齢別で分けると20代の場合は3万円〜10万円、30代・40代の場合は5万円〜10万円が相場となります。40代以上の場合は、10万円以上の香典を用意することもあります。

ただし、どのような場合にもあてはまることですが、「四」という数字は「死」を連想させるため、4万円を香典として包むのは良くありません。

また、会食が行われる場合は、その食事代が一人1万円程度なので、その分を香典に含めて考えるようにしましょう。

兄弟や姉妹の家族葬の香典相場

兄弟・姉妹やその配偶者が亡くなった場合の家族葬では、3万円〜5万円が香典の相場です。年齢別に分けると20代の場合は3万円〜5万円、30代以上の場合は5万円が目安となります。

兄弟・姉妹は、親族の中でも濃い血縁関係にあり、同じ環境で育ってきたため、他の親族間よりも関係は深いものとなります。それぞれの家族同士の付き合いも多いでしょう。そのため、「何も改まって香典を渡す必要はない」、「相手家族もわかっているだろう」と安易に考えてしまいがちです。

しかし、家族葬とはいえ、それぞれに独立した状況であるならば、香典のやり取りは必要なマナーでしょう。兄弟・姉妹という深い関係であるからこそ、礼儀をわきまえてふるまい、後で揉めることのないようにすることがベストです。

祖父母の家族葬の香典相場

祖父母が亡くなった場合の家族葬では、3万円〜5万円が香典の相場となります。年齢別に分けると、20代の場合は2万円〜3万円、30代の場合は2万円〜5万円、40代以上の場合は3万円〜5万円となります。

ただ、父方の祖父母なのか、母方の祖父母なのかや、生前、故人にどれだけお世話になったかなどで金額は多少変わってきます。

また、香典は基本的に一世帯に一つしか包むことができません。よって、両親に扶養されている場合は、両親が香典を用意するため、孫が用意する必要はありません。社会人となり独立してからは、祖父母の家族葬に香典を用意するようにしましょう。

香典で大切な事の一つに「同じ立場の人と足並みを揃える」ということがあります。話し合う機会があるのであれば、孫同士で同じ金額ずつ出し合い、「孫一同」と、連名で香典を用意することもありますので、事前に相談してもいいでしょう。

親戚の家族葬の香典相場

伯父・伯母(叔父・叔母)やいとこ、その他の親戚が亡くなった場合の家族葬では、1万円〜3万円が香典の相場です。年齢別では20代の場合は1万円〜2万円、30代の場合は2万円〜3万円、40代以上の場合は2万円〜5万円となります。

親戚となると、血縁関係が遠い・近いよりも、生前どれだけその方にお世話になったかが重要となり、それによって金額が変わってきます。血縁関係が遠い親戚でも、家族葬の案内が来るということは、それだけ故人とゆかりがあったということになります。

親戚が亡くなった場合の香典も、何人かの連名で用意する場合もあります。連名で用意する場合には、一人あたりの金額が、香典として避けられている「4万円」であったとしてもかまいませんので、この点は注意が必要でしょう。

孫の家族葬の香典相場

孫が亡くなった場合の家族葬では5万円〜10万円が香典の相場となります。

ただ、孫が亡くなるということは、逆縁の葬儀となりますので、ご両親の悲しみや苦しみはより大きいものと考えられます。「お金」で解決できるものではありませんが、亡くなった孫への香典として30万円ほど用意するようなケースもあります。

これについても先程と同様に、足並みを揃えるために、参列者で話し合ってもいいでしょう。

ご近所の家族葬の香典相場

ご近所の方が亡くなった場合の家族葬の香典の相場は、3,000円〜5,000円となります。

ただ、ご近所の方の家族葬儀の場合は、一般的な相場よりも、地域のルールに従うことがよい場合もあります。町内会や自治会で決められた金額があるのであれば、それに合わせましょう。

また、家族葬ですから、ご近所の方が大勢で参列するのは避けるべきです。案内を受け取った場合は参列すべきですが、それ以外の場合は、町内会長・自治会長の方に代表で参列してもらうのも一つの方法です。ご遺族が「家族葬」にしたということは、少人数で静かに見送りたいという目的があることを常に考えなければなりません。

参列しなかった場合は、後日遺族の方と道ですれ違った際などに、お悔やみの言葉を伝えると良いでしょう。

仕事関連の家族葬の香典相場

仕事関連の方が亡くなった場合の家族葬の香典にはさまざまなケースがあります。一番多いのは、渡さないケースです。ご遺族の方が香典を辞退されるケースでは、それに従います。個人的に渡したい場合は、香典返しを気にしなくてよい3,000円程度が相場となります。

また、福利厚生でお花と香典の金額が決まっている場合があります。家族葬は規模が小さいので、あまり大きな花を会社から送ってもかえって迷惑になってしまいます。従って、喪主の方に聞ける場合は花を送ってもよいか、送らない方がよい場合であれば、決められた額の香典のみ用意するということになります。

一般葬が多かった時代であれば、会社の上司が代表して参列することが当たり前でしたが、家族葬が増えている今、「弔電も香典も辞退」がスタンダードとなっています。

親しい友人の家族葬の香典相場

親しい友人が亡くなった場合の家族葬の香典の相場は、1万円〜3万円ほどとなります。年齢別に分けると、20代であれば1万円〜2万円、30代以上であれば2万円〜3万円となります。

家族葬に友人が呼ばれるということは、それほど仲が良かったことを証明することになりますので、香典は用意して参列するべきでしょう。ただ、家族葬への親族以外の参列は、ご遺族が希望した場合のみです。親しかった友人であったとしても、ご遺族からの案内がないのに参列するのは控えましょう。

家族葬の香典の渡し方

家族葬の案内が来て、参列することになった場合は、一般の葬儀と同じように受付で香典を渡します。お通夜があり、お通夜と葬儀どちらもに出席する場合は、お通夜で香典を渡すようにしましょう。

のしの書き方ですが、表書きは仏教の場合は「御霊前」「御仏前」「御香典」のいずれかを書くのが一般的です。神道は「御霊前」「御玉串料」「御榊料」のいずれか、キリスト教は「御霊前」「御花料」「弔慰料」のいずれかを書きます。宗派が不明なときは、「御霊前」がよいでしょう。

表書きは、薄墨で書きます。薄墨を用いる理由は、「悲しみの気持ちによって文字が滲んでいる様」を表すためとされています。

水引きは、黒白か双銀で、結び切りかあわじ結びのものを用意します。

家族葬の香典はいつ渡すのか

家族葬を行う故人や遺族の意図は、「小規模で行いたい」や「ゆっくりと見送りたい」などといったものがあります。一般葬になると、参列者が多く、その対応に追われてしまって故人としっかりお別れできないということを理由にして、家族葬を選ぶ遺族もいます。

このことを考えると、家族葬には、明確な参列の案内があった場合のみ参列するべきです。「葬儀は家族葬にて執り行います」という案内があった場合でも、斎場や時間が明確に記載されていなければ参列しませんし、仮に記載されている場合でも、それは「明確なお願い」ではないこともあります。

では、家族葬に参列しない場合は、香典をどのように遺族に渡したらよいのでしょうか。ここでは、故人との関係別に、家族葬に参列しない場合の香典はいつ、どのように渡せばよいのかを紹介します。

ご近所の家族葬の香典はいつ渡すのか

ご近所の方が亡くなって家族葬が行われる場合の香典は、その町内会や自治会でのルールがあれば、それに従うのが一番です。金額や渡し方など、他のご近所の方と同じようにするのがベターです。

香典をいつ渡すかですが、町内会長や自治会長が家族葬に参列する場合は、その方に香典を渡すことをお願いするケースもあります。

特にご近所でルールがない場合で香典を渡したい場合は、ご近所ですので家族葬の前に訪問して渡すこともできます。ただし、その場合はご迷惑にならないよう事前に訪問してよいかを電話で確認します。ご遺族の方は葬儀までの間は非常に忙しくされるので都合の良い時間帯を聞き訪問し、その際に香典を渡します。ただ、その電話さえ煩わしく感じられる可能性もあるので、要注意です。

葬儀の前でなくても、後日香典をお渡しするのもよいでしょう。

仕事関連の家族葬の香典はいつ渡すのか

職場の人、またはそのご家族が亡くなり家族葬が行われる場合、仕事関連の人が参列するケースはあまりありません。「香典辞退」のお知らせが来たら香典を送らないようにすべきですが、それ以外の場合で渡す場合について見ていきます。

それでも、どうしてもという場合は、葬儀の後日、個人的に香典を渡します。その際も、香典返しの必要がないように、「香典返しは必要ありません」という一言を付け加えて3,000円程度を渡すとよいでしょう。もし断られたら、無理に渡さないようにするのがマナーです。

また「会社」としての香典の渡し方ですが、やはり葬儀の後日に渡すようにします。社内で「慶弔規定」が定められていることもあるので、その場合はそれに従いましょう。

友人の家族葬の香典はいつ渡すのか

家族葬でも、特別に仲の良かった友人や、家族ぐるみでお付き合いしていた友人は、参列の案内がくることがあります。明確な参列のお願いがあれば、参列するようにしましょう。

それ以外の場合で亡くなった友人のために香典を渡したいときは、後日、ご遺族にその旨を伝え、香典を持って訪問するようにします。葬儀の後に亡くなったことを知った場合も、同様です。

香典の持参を断られることもありますし、家族葬で執り行うことを選んだ意図を考えれば、必ず香典を送らなければならないということではありません。その場合は、後日、お墓や仏壇にお線香をあげに伺い、その際に「線香代」としてご遺族にお渡しするのが良いでしょう。

家族葬の香典の断り方

親族の参列が主になる家族葬では、香典を辞退するケースが多いです。香典を受け取ることにすると、その対応に追われ、家族葬にした「ゆっくり見送りたい」という目的が果たせなくなってしまうことが考えられるからです。また、香典を受け取ると「香典返し」を考えなければならなくなります。

ここで重要なことは、「香典を辞退する」という意思を、明確に伝えることです。近年では、「家族葬は香典を辞退するのが一般的」という常識が広まりつつありますが、ただ家族葬への参列の案内を送るだけでは、参列者は香典の持参を迷い、結局持参するということになってしまいます。

香典辞退の意思を伝える際は、遺族だけでなく、故人の遺志であることも伝えることによって、遺族の一方的な考えではない事を示すことができます。

訃報の連絡や案内状で伝える

香典の辞退は、家族葬が行われる前に伝える必要があるため、一般的には訃報の連絡や案内状で伝えます。訃報のお知らせと、参列を案内したい場合にはその詳細に香典辞退の文章を付け加えます。

「故人に遺志により、誠に勝手ながら御香典はご辞退申し上げます」と、しっかりと伝える文言にしましょう。香典と共に、供花や供物も辞退する場合はその旨も加えます。

また、この手紙やハガキは、参列者に対して香典のみを辞退するのか、それとも家族葬であるため、葬儀への参列自体をお断りした上で香典も辞退するのかを明確にする必要があります。受け取る方に遺族の意思をわかりやすく伝える文章にしましょう。

葬儀当日の受付で伝える

葬儀場では、香典を辞退する旨の看板を設置するようにします。「誠に勝手ながら故人の遺志により、香典は辞退しております。お気持ちだけありがたく頂戴いたします」などの文言が適切です。葬儀社にお願いしたら用意していただけます。

また、看板を見落し、受付で香典を渡される方もいるので、看板と併せて、葬儀の受付の際も直接香典辞退の旨を伝えるようにします。

既に訃報が周囲に伝わってしまった場合

地域によっては、昔からのご近所付き合いがあり、そのご近所の方が亡くなったという情報が、訃報の連絡をするよりも早く伝わってしまうことがあります。

このような時に「もう既に知っているだろうから連絡は不要なのではないか」と考えるべきではありません。なぜなら、その訃報を知った方が葬儀の前に弔問に訪れようか、香典を持参しようか迷ってしまうためです。

訃報の連絡より先に周囲が知ってしまったとしても、あらためて関係各位に向けて、家族葬で執り行うこと、香典を辞退することなどを訃報と一緒にお知らせし、混乱を抑えることが重要です。

辞退しても香典を受け取った場合

香典辞退の意思をあらかじめ伝えておいたり、受付でお伝えしたとしても、どうしても受け取ってほしいという方もいます。親族からの香典を断ることはほとんどありませんが、それ以外の参列者の場合は一度はお断りしますが、それ以上は頑に拒まず受け取るようにします。

受け取った場合は、忌が明ける四十九日が過ぎた後にいただいた香典の金額の半額ほどの品を「香典返し」として贈ります。

大切なのは、参列者の「故人を偲ぶ気持ち」をしっかりと受け止めることです。せっかく香典を持参いただいたのにお断りする場合は、丁寧に、故人の遺志も含めて伝えましょう。また、香典辞退については地域性によっても違いがあるのでその点も考慮しましょう。

会社での家族葬の香典の辞退の仕方

葬儀を家族葬で執り行うことを決めて、故人や遺族の会社関係者に伝えたい場合は、まず総務部や人事部などの担当部署に連絡します。会社によっては慶弔の規定が定められていることがあるためです。家族葬で執り行うことや香典を辞退することを伝えます。

そこで重要なのが、香典だけでなく、御供物や弔電など、どこまでの範囲をお断りするのか、はっきりと伝えることです。また、家族葬のため、参列そのものもお断りすることも明確にしておきましょう。

担当部署がない小規模の会社であれば、直属の上司に電話をし、可能な限りで訃報や家族葬で執り行う旨、香典はお断りすることを伝えてもらうようお願いします。緊急を要することですので、メールではなく電話し直接話すようにしましょう。

家族葬の後の職場への対応

職場への訃報の連絡が、万が一会社への連絡が葬儀の後になったとしても、家族葬で済ませたということ、また連絡が遅くなってしまった事情を伝えるようにします。

また遺族は、忌引き休暇を取得することになります。そのため、職場へ迷惑をかけることになります。ですので、忌引き明けには、上司や同僚、仕事でフォローしていただいた方に簡単な手土産などを用意し、直接お礼を伝えるとよいでしょう。

また、福利厚生で「慶弔見舞金」や「弔慰金」が定められている会社があります。いただいたとしても、これは一律で決まっているものであるため、香典を辞退することを伝えていても、受け取ってかまいません。また特にお返しをする必要もありません。

家族葬やその香典はその意図をくみとることが重要

何度もその目的に触れてきましたが、一般的な葬儀ではなく、家族葬を選択するということは、故人との最期の時を、参列者の対応に追われることなく、身内だけで静かに、ゆっくりと過ごしたいということが大前提にあります。

家族葬への参列のお願いがあったということは、故人とそれだけ強い関係にあったということです。その気持ちにしっかり応えるために、香典を用意する場合は、身の丈に合った範囲内で一般葬より金額を多めに考えてよいでしょう。

それに対して参列しない場合や、香典辞退の申し出を受けた場合には、その意図を汲み取り、どんなに故人を偲ぶ気持ちがあったとしても、その申し出とおりにすることが、最も故人のためになる行動でしょう。

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