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おとき料の金額相場・おときの際の正しい席順・挨拶の仕方

初回公開日:2018年01月05日

更新日:2020年03月13日

記載されている内容は2018年01月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「おとき」は法事の一端で、法要のあとに故人を偲んで開かれます。お葬式の規模で、法事(おとき)の規模も決まりますが、事前に充分な準備をして、落ち度のないようにしましょう。心をこめて取り組めば、故人へのこの上ない供養にもなるでしょう。

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おときに関する費用や仕様のすべて

「おとき」とは、法事(法要の後の食事会も含めた行事)における食事会のことです。漢字では「御齋→御斎」・「お斎」という風に書きます。ここでは法事と法要の違いをも含め、「おとき」についても、いろいろの角度から検証していきます。

法事と法要の違い

法要と法事は全く同じもの、と思われがちですが、実はかなり違います。法要とは、亡くなった身内を偲んで遺族が故人の冥福を祈り、お坊さんにお経を上げて貰うことを言います。一方、法事は法要も含めた仏事の色々の行事をも指しています。

分り易く表現すると、法要はお経だけ、法事はお経+「おとき」ということになります。法事の中には個人ではなく、お寺の行事やお寺に関わる行事なども含まれます。

例えば浄土真宗の開祖とされる親鸞の法要は、親鸞上人の命日の前後に営まれ、親鸞上人に対する報恩のために行われる事から、報恩講(ご法事)と呼ばれます。

信者はそれぞれの浄土真宗派の寺で、 毎年定期的にこの「ご法事」というものを行い、住職による法要のあと、お互いで作った精進料理をいただきます。

このように法要と法事は同じようですが、食事をするかしないかで区別されています。

法要の種類と「おとき」の由来

法要の種類:忌日法要とおとき

法要には色々種類があります。まず忌日→きにち(仏教では命日から七日ごとに当たる日のことを、「きにち」といいます)に行う法要のことを、忌日法要といい、おときは葬儀式と一緒に行われるケースが多いです。

忌日法要には次のようなものがあります。初七日(しょなのか):命日から七日目(最近は略式初七日といって、告別式の後に、衣を着替えたお坊さんによる読経と、親族全員の焼香で行います)。

この後の、二(ふた)七日・三(み)七日・四(よ)七日・五(いつ)七日・六(む)七日は、七(なな)七日(いわゆる四十九日忌のこと)の法要までは、家族でお墓参りをするか、最近は土地や宗派によって、七七忌の法要まで、自宅で供養するケースが多いので、読経は省かれます。

自宅で供養する場合は、四十九日の法要のあと、納骨式(お墓にお骨を納めること)を行いますが、それ迄の忌日では、法要も「おとき」も省略されます。

法要の種類:年忌法要とおとき

年忌法要の種類は次のようになります。

一周忌(いっしゅうき):命日から一年目で、法要は、遺族や親族・友人・知人を招いて行います。僧侶の読経が行なわれ、法要参列者全員によるお墓参りの後、「おとき」が行われます。

三回忌(さんかいき):命日より2年目に行います。法要と「おとき」が行われますが、一周忌よりは参列者も少なくなり、ごく親しい身内だけの法要と「おとき」になるケースが増えています。

七回忌:命日より6年目。略式法要が増えてきて、この年数の法要だと、兄弟や子供だけというケースが増えてきていますが、法要と「おとき」は行われます。

この後丁寧にすれば、十三回忌・十七回忌・二十三回忌・二十七回忌・三十三回忌とありますが、三十三回忌までは、法要や「おとき」はほとんど行わず、三十三回忌をもって「弔い切り→弔い上げ」とし法要を打ち切ります。宗派によっては50年が「弔い切り」となります。

「おとき」の由来

「おとき」は今では、法要のあとでいただく食事の事を指しますが、その語源はインドのお坊さんの、食事の時間に由来しているという説があります。

インドでは、お坊さんが食事をして良い時間と食事をしてはいけない時間とがあり、この食事する時間を「時食(とき)」といいました。

これが日本などに伝わってから、時代を経て「おとき→お斎」となり、それがいつしか法要の施主が参列者に食事を振る舞う「おとき」になった、という説です。

「お斎」の斎は、「つつしむ」という意味があります。法要などでは、普段あまり顔を合わせることのない遠方の人との出会いもありますが、「おとき」は、亡くなった人を偲びながら、お食事をいただく、というのが本来の趣旨です。

ですから「おとき」の席に付いた時は、故人に余り関係のない雑談は避け、なるべく故人を偲び、故人の想い出を語る席にするよう心がけましょう。

おときで必要な準備

法要の準備は早めにする

「おとき」と法要はセットですから、「おとき」の準備は、法要の準備と並行して進めなくてはなりません。葬儀が終わったら直ぐに四十九日の法要の準備をしましょう。

できれば葬儀後すぐに、菩提寺の住職の都合を聞いて法要の期日を決めると良いでしょう。菩提寺がない人は、読経してくれるお坊さんの都合を、早めに聞いておく事をおすすめします。

地方では法要は自宅で行い、「おとき」は別の場所でというケースが多いですが、自宅でできない場合はお寺の本堂で法要をして貰い、「おとき」は別の場所というケースもあります。お寺によっては「おとき」もしてくれる所もありますので、確かめてみましょう。

とにかく、法要の期日を早めに決めることが肝要です。期日が決まったら案内状を出すリストを作りましょう。そのリストの人数によって「おとき」の会場を決めなくてはならないからです。

「おとき」に用意するものは?

法要の期日が決まったら、次の順序で「おとき」の準備に入ります。

1、参列者のリストを作ります。
2、リストができ上がったら、「おとき」の会場を決めます。
3、会場が決まったら案内状をだします。
4、案内状を出したら「おとき」の料理も決めておきます。
5、「おとき」に参列してくれる人へのお返しも決めます。

当日は遺影と位牌を「おとき」の会場に持参することを忘れないようにしましょう。法要の日の住職へのお布施は、「おとき」に出席するようであればその時か、或いは法要が済んだ後に、住職に渡しますので、事前に用意しておきましょう。

おとき料の金額の相場

おときの時にかかるもろもろの相場

お坊さんのお布施の相場

菩提寺によっては、法要のお布施は大体相場が決まっています。相場が分らない場合は、直接お寺に尋ねるというのもありです。尋ねずらい場合は、菩提寺の檀家総代さんなどに聞くか、法要を行った知人などに聞くのも良いでしょう。

大体の相場は3万円~5万円というところですが、寺との付き合いの長さや家の格式などで、包む金額も違ってきます。こういう場合も、同じ位の規模の葬式をした知人の経験を参考にさせてもらうというのもいいでしょう。

おときの料理の相場

「おとき」の料理はピン・キリですが、3,000円から6,000円という所がポピュラーな相場です。人数の多い場合は、5,000円位が無難なところでしょう。「おとき」の本来の意味が、「つつしんで」故人を偲ぶという事ですから、余り見栄を張る必要はありません。

おときの返礼品の相場

「おとき」には、招いた人への返礼品も用意しなくてはなりません。最近は四十九日の法要などは、会費制でするケースも増えていますが、そういう場合は、この法要を通夜や告別式への会葬御礼の意味もあるので、返礼は施主の気持で用意します。

会費にもよりますが、5,000円会費ですと、料理だけで5,000円や5,000円を越す場合もありますが、返礼品は2,000円~3,000円位のものが一般です。会費が10,000円位ですと、返礼品は5,000円位が相場です。

おときの際の正しい席順

おときの席順で気をつけること

「おとき」で気をつけるのはやはり席順ですが、最近は余り席順にこだわらない傾向にあります。とはいえやはり、一番上座が菩提寺の住職というのが一般的です。故人の家族や兄弟以外は会場に入った順番で良いでしょう。

住職の希望もあって、席順は住職を囲むようにして、話の輪が広がるようにという注文のある場合も在りますから、そういう時は臨機応変でよいでしょう。ただ故人の家族や兄弟は、挨拶などの役目も残っているので、下座に座ります。

ところによっては、住職の隣に施主が座り、住職をもてなすというところもありますが、住職の「おもてなし」は、家族以外で、故人と特に親しい人とか、縁の深い人にお願いしても良いでしょう。

おときの際の挨拶の仕方

おときの際の施主の挨拶

おときの挨拶要点:施主編例文前半

「おとき」の際には、施主として必ずひとこと、挨拶をしなくてはなりません。要点としては、余り長い挨拶はNGですが、簡潔な中にも、故人への思いやりと、「おとき」へ残ってくれた人への感謝の気持ちはキチンと述べましょう。挨拶の例文を紹介します。

おときの挨拶例文前半:本日はお忙しい中を〇〇の四十九日の法要にお集まりいただき、本当に有難うございます。おかげさまで、〇〇の四十九の法要も無事終えることができました。過日の通夜・葬儀に続き、皆さまには本当にお世話になりました。心から御礼を申し上げます。

〇〇は生前申しておりました。人は一人では生きていけない。いつも誰かの力添えと、支えがあってこそ、生きていけるのだと。このたびの〇〇の葬儀で、その事を痛感いたしました。ここにお集まりの皆さまには特に感謝いたしております。

おときの挨拶の要点:施主編例文後半

挨拶の要点としては、「おとき」出席者へのお礼の後には、今後の付き合いへのお願いも忘れないようにしましょう。

おときの挨拶例文の後半:今後とも、残された私どもに、変わらない御支援とご指導よろしくお願いいたします。本日は今迄のお礼の気持ちと、今後のご支援のお願いを込めて、ささやかな席をもうけさせていただきました。

時間の許す限り、故人を偲んで御歓談いただけたらとおもいます。ここで献杯のご発声を△△さまにお願いしたいとおもいます。△△さま、よろしくお願いいたします。

おときでの注意すべきマナー

おときに招く際のマナー

「おとき」の際の遺族側のマナーとしては、次のような点を守るようにしましょう。
注意点1:参列者より軽装にならないように、キチンと礼服を着用しましょう。
注意点2:参列者より先に会場に到着するようにしましょう。
注意点3:早く到着した人のために、祖茶などを用意しましょう。

おときに招かれた時のマナー

法事に招かれた時の不祝儀袋の中身とマナー

法事に招かれた時は手ぶらというわけにはゆきません。特に「おとき」にも出席となると、それなりの金額を用意しなくてはなりません。不祝儀袋の中身と、お金を入れる際のマナーを紹介します。

包む金額ですが、親戚ですと、だいたい一人の場合で10,000円くらい、夫婦での出席だと、20,000円~30,000円が相場です。知人ですと、法要だけでしたら5,000円でも良いでしょうが、「おとき」にもとなると、10,000円は包みたいところです。

注意点1:中に入れるお札は、新札はNGです。
注意点2:お札は裏を表に入れます。通夜や葬儀ほど気にしない人もいますが、なるべく裏面を表にしましょう。
注意点3:表書きは「御仏前」にします。「御霊前」は不可です。

おときに出席する時の注意点とマナー

「おとき」は法要とセットですから、法要の案内状が届いたら、余程の用事がない限り出席の返事を出しましょう。また法要の席には出席しても、「おとき」の席には欠席という場合は、その旨を必ず連絡しましょう。そして「おとき」の席では次のような点に注意しましょう。

注意点1:四十九日法要迄は黒の礼服にしましょう。
注意点2:開式の時刻に遅れないようにしましょう。
注意点3:「おとき」の席では、故人に全く関係のない雑談はなるべく控えましょう。
注意点4:余り飲み過ぎたり、ハメを外しすぎないことです。

おときにおすすめの料理内容・メニュー

おときにおすすめの料理内容

「おとき」の席では、本来なら精進料理が好ましい訳ですが、最近では「おとき」の席で「精進料理」だけ、という風景はほとんど見られなくなりました。会場もホテルや、料亭などが多くなり、懐石料理や仕出し弁当がだされるようになりました。

料理の内容については、会場でもある程度の常識は持っていると思いますが、メニューに付いては、事前の打ち合わせで、法事であることをしっかり伝え、内容を決めると良いでしょう。めでたい席に付きものの鯛や伊勢エビなどは避けた内容にして貰うことです。

事前に相談すれば、今のご時世ですから、法事にふさわしい料理を出してくれるでしょうし、またそういう注文に応じてくれる会場を選ぶようにした方が良いでしょう。

おときにおすすめのメニュー

「おとき」におすすめなメニューの献立の一例を紹介します。
酢のもの:大根とニンジンのなます+酢ダコ
煮物:厚あげ・大根・しいたけ・昆布・竹の子・里芋など
和えもの:こんにゃくの白あえなど
焼き物:白身の魚の和風ムニエルやブリの照り焼きなど
揚げ物:野菜の天ぷら
白味噌のお味噌汁
白米・漬け物

最近は季節によっては、一人用のなべ物なども出すところもありますし、最後に蕎麦やうどんなどもメニューとして載せている所もありますが、会場の係の人とよく相談して、法事にふさわしい料理メニューを選ぶのも、「おとき」をする前の一仕事でしょう。

法要・法事は故人への供養の一環!心をこめて行いましょう

人の命は限りがあります。身内の法要や「おとき」は、いつか誰かに自分がやって貰うものでもあります。法要や「おとき」の意味を良く理解しながら、来て下さる人にも、故人に対しても気持のよいマナーで終わらせましょう。

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