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2017年09月11日

「社会福祉士」の仕事とは|仕事の種類・就職先の数・年収

ようやく国が重い腰上げ、社会福祉士を活用する動きが出始め、保健関係では加算が付けられるものが出てきています。でも、まだまだ一般的には何をやっているか、お給料、どこで活躍するか等々分からないことも多いと思います。
ここでは社会福祉士の中身をお伝えしていきます。

社会福祉士って一体何をする人?

「社会福祉士」の仕事とは|仕事の種類・就職先の数・年収

社会福祉士は国家資格です

福祉で仕事をしている、または学校へ通っている方は当たり前に知っている社会福祉士ですが、一般的な職に就いている方々にとっては「ん?何それ?」っていう資格ではないでしょうか。

社会福祉士の試験は年1回の国家試験で、受験資格も全ての人の与えられたものではありません。(詳しくは公益社団法人 社会福祉復興・試験センターのHPを見てください)社会福祉士は福祉全般の制度把握、問題を抱えた当事者やご家族の問題を解決する為のサポートが仕事になります。

アセスメント力や対応力が大切です

サポートと言っても相談されたこと全てを社会福祉士が行うということではありません。その人にどんな能力があるか五感を駆使してアセスメントし、どこまで社会福祉士が動くのか、どこから相談者に動いてもらうのかを見分けなくてはなりません。その時能力が備わっていなくても、この問題を解決する中で能力が開花する可能性も含め全体を把握していきます。

生きていく間に困難なことは幾度となく出てくるので、今回だけ解決できても今後の役には立ちませんし、何かある毎に依存という形を取るべきではありません。足りない箇所をサポートするので、1回の問題解決が終了後は相談を受けないということではありません。その都度その都度「自分がどこまで出来るのか、チャレンジする気持ちはあるのか」等を自分で考えられるよう見守ります。

そしていつしかサポートなしで、問題解決が出来るようになっていきます。長い期間の方、短い期間の方それぞれの持っている問題解決能力によって変わってきます。その中で制度についての情報提供を行っていくのです。

社会福祉士の仕事の種類はどんなのがある?

「社会福祉士」の仕事とは|仕事の種類・就職先の数・年収

社会福祉士の資格を取得すると就職しやすい仕事先があります。

1.介護保険施設や障害者施設の相談員としての仕事
2.行政の生活保護や子育て支援、介護保険、障害係の仕事
3.地域包括支援センターの職員の仕事
4.SMW(医療相談員)の仕事

これがおおまかな仕事先となります。ただし必ずしも社会福祉士でないと就くことができない訳ではなく、資格を持っていると就職しやすいということを覚えておいてください。

介護保険や障害者系の施設で相談員としての仕事

長期、短期入所や通いの施設での相談員として従事します。当事者や家族の困り事を聞いたり、職員間の問題、レクリエーションの企画、会議、各当事者の計画書作成、記録等です。当事者確保の為の営業活動、調整役の方へ定期報告、モニタリングを行ったりします。何でも屋になる事が多いことや、相談員や調整役等が出席する飲み会へ顔を出し、仕事へ繋げる事も暗黙の了解で行う所が多いです。

行政での社会福祉士の仕事

行政の児童、障害、老人、生活保護系の窓口で書類手続きや問題を抱えている方への相談を聞き、(時には当事者が問題を抱えている事に気付いていないこともあります)情報提供を行うことが主な仕事で、統計を取ることもあります。後は空いている時間に他の業務の手伝いをすることもあります。各行政でやり方や職務内容は様々なのです。

1つ言えるのは、大変ですが他の業種より時間にゆとりがあります。他の分野での仕事は夜の研修や会議だけでなくても、仕事が終らず残業ありきです。行政はそこまでの残業はないこと、基本会議はできる限り就業時間内に行います。他の分野から夜の会議に参加して欲しいと依頼があっても「就業時間外の会議は受け付けていない」と言われてしまうことが多いです。

地域包括支援センターの仕事-1

介護保険の中に包括支援センターと言う高齢者総合相談(よろず相談)所があります。人口に応じて、中学校区に1つの間隔で設置されることが決められています。相談のほか、介護保険の認定調査で要支援に認定された方や、職員がチェックリスト等を使用しその予備軍に該当する方が対象となります。

介護保険サービスによるサービスの調整等と、3ヶ月に1度の該当者の自宅訪問、公民館等で該当しない方への健康体操、認知症カフェ等やることは様々です。地域包括支援センターには社会福祉士、主任ケアマネ、保健師を配置しなければならず、それぞれの職種の得意分野を生かしながら職務を全うしていくシステムです。

地域包括支援センターの仕事-2

社会福祉士の大きな役割は権利擁護です。高齢者は判断力が鈍くなり弱い立場になる事が多く、権利が主張できなくなる事態が生じることが多くあります。その方々の権利を擁護していくのが社会福祉士の役割です。

多いのは虐待事例です。困難なケースが多いのですが、1人で溜め込まず周りを巻き込んで勧めていきます。時間は長く掛かりますが、当事者が人生の週末に脅かされている人権をどう守るかを他職種と(時には警察も巻き込み)話し合い一進一退しながら安心できる生活を取り戻せるように力を合わせていきます。

それぞれの包括支援センターには担当する地域の範囲が決まっており、その範囲内の方々の現在の状況の調査等も行っています。市内の包括支援センターと行政の会議が定期的(間隔は市によって)にあることや、地域会議と言う今問題となっている案件を話し合ったり、ケアマネへの助言や、ケアマネへの研修を企画することもあります。

自分たちの研修も就業時間外にあることが多いです。ケアマネの平均年齢は以前より下がったものの、現在も活躍されている方々は60代前後の方が多く、場数を踏んできているので、貫禄もあります。ケアマネや行政とのやりとりも地域差がありますが、疲弊することが多いです。対高齢者だけでなく、対行政、対警察、対他職種、対病院等会議もかなりあります。

MSW(医療相談員)の仕事-1

MSWは病院にいる相談員のことです。仕事内容は主に患者様からの相談に社会福祉士が持つ専門的な知識を生かし対応することです。入院相談、退院相談、入院中や外来で困り事の相談、クレーム対応、金銭徴収等です。中でもクレームは病院側が改善すべき時もありますが、患者様が勘違いしている事も多くあるため、どう解決していくか悩みどころです。

MSW(医療相談員)の仕事ー2

病院によってですが、雑務があります。相談だけで1日過ぎるなんて日もありますが毎日ではないので、いろいろな課からの雑用、連絡係、看護師や医師からの無理難題を突きつけられたりもします。相談よりもこちらの方が難題だったりします。

MSW(医療相談員)の仕事-3

入退院調整です。これはMSWのもっとも求められることとも言われています。「患者様からの相談を思い描いて社会福祉士の資格を取って就職したのに」と悲しくなる事も山ほどあります。入退院調整会議(院長、副院長、事務長クラスの人達が集まります)の主催をしたり、調整がスムーズに行かないときはMSWのせいでなくても怒られます。病院は慈善事業ではないので、診療報酬が入らなければ破産してしまいます。だからみんな必死なのです。MSWの入退院調整の仕方で経営が悪化することも多くありますので、「あそこの社会福祉士は」と言われてしまう悲しい現実もあります。

意外と病院や施設は繋がりが濃いので噂も一気に広まることもあります。結局「ご家族から、退院後に家族状況や経済的観点から行くところがない」となっても、何とかギリギリのところを探し出し、退院させてしまうこともあります。

MSW(医療相談員)-4

だからせっかく念願の社会福祉士の資格を取りMSWになっても、患者側というより病院都合に合わせなくてはならない状況に耐えられず退職する人も多くいます。それでも強い志でMSWに就く方は、忙しい現場や人数不足で新人さんに対応できない職場が多いことも知っておいて下さい。

全くの未経験で採用されても「1回で覚えろ」や、酷いときは丸投げで「勉強不足」と責められることもあります。「社会福祉士を取る人達だから優しい人が多い」という思いは捨てたほうがこの先無難です。中にはきちんとした職場もあるでしょうし、人間味のある方もおられるでしょう。でも自分の知識を教えたくない人も案外多くいます。「教えたら自分が抜かされるんではないか」等自信のなさがそうさせてしまうのです。将来MSWになられる方は、後輩の育て方を考えられる人になって頂きたいです。

意外と希望した仕事にありつけるのは難しい?

「社会福祉士」の仕事とは|仕事の種類・就職先の数・年収

先ほど記載した通り、実際は社会福祉士の資格をようやく取っても仕事が見つからないことが多いです。社会福祉は現在以前に増して注目されていますが、社会福祉全般の専門知識を持っていても福祉の分野等は細分化され、より深い知識が必要とされています。

新卒でなら未経験でMSWの仕事を勝ち取ることも可能ですが、仕事をしながら資格を取得し、いざ福祉の他分野の仕事を見つけるとなると、かなりの確率で経験者でないと落とされてしまいます。これは求人に「未経験者可」とあっても同様だと考えてください。その為、多くの社会福祉士が資格を取る際に自分がやりたいと思っていた分野で活躍が出来ない、もしくはせっかく資格を取得したけど全く違う仕事に就いたという話もよくあります。

社会福祉士の年収はどのくらいもらえる?

「社会福祉士」の仕事とは|仕事の種類・就職先の数・年収

さて、仕事をする上で一番気になるのは年収でしょう。シビアな話ですが、社会福祉士という名前からも想像が付くと思いますが、福祉なので、一般的なサラリーマンからしてみたら年月を重ねてもそれ程多くは貰えないです。大体200万(初年度)~400万程度(キャリアを積んで)が妥当でしょう。

後は職種やその事業主の規模の大きさで額はかなり変わります。これは一般的な会社と一緒です。個人業であれば大きい額は見込めませんし、倒産もあります。

もちろん今の時代は大小関係なく倒産は突然やってきます。でも福祉系の小さな事業所は特にです。「問題を抱えている人のサポートをしたい」「社会の動きを観察し研究したい」理由は様々ですが、自分の希望を叶える為にはお金に対する覚悟が必要なのかもしれません。

社会福祉士を続けるために必要なものは、メンタル力

「社会福祉士」の仕事とは|仕事の種類・就職先の数・年収

ここまでマイナスな事ばかりお伝えしてしまいましたが、これが現実です。

せっかく希望を胸に抱いて社会福祉士になり就職したのに、「何故?」と思う方も少なくありません。このような状況はどんな職業でもありますが、社会福祉系の仕事はそれが顕著です。

特に家庭を持った女性は時間が遅くなる事が多く、とても大変でしょう。同僚や上司も福祉の勉強をしてきているのに、母の大変さを理解し助け合ってくれる人は一握りです。みんな仕事が山のようにあるため、なんとかしながら毎日何とかやっているためです。

もし協力が得られず、家庭がままならなくなってしまった場合、SOSをちゃんと発しましょう。心が壊れてツライ想いしかなくなってしまったら、社会福祉士の魅力を感じられなくなり、2度と戻ろうと思えなくなってしまいます。まだ世間が時代に追いついていない状況が続きますが、どんな道でも、あなたが選ぶ道が正解なのです。

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