潰れる会社の特徴・前兆・法則とは|潰れる会社の社長の特徴
更新日:2020年10月02日
潰れる会社の社長の特徴
潰れる会社の社長には、いくつかの特徴があります。どのような社長が危ないのでしょう?
どんぶり勘定
社長が会社の財政を把握していないケースです。財政的に厳しい時期なのに、新たな機械を社員さんの知らないところで購入してきたりします。職人系など、経理が苦手な社長に多いです。
悲観的
採算が合わない部門を、閉鎖すること前提で会議を開きます。多くの社員さんたちが「次はうちの部門かも?」と、ヒヤヒヤしながら業務をすることになりケアレスミスが増え、評判や売上が下降していきます。
保守的
新しい考えや、新しい商品を試そうとせず、ライバル会社の研究もせず、時代に置いていかれます。管理職には向いているかも知れませんが、社長の性格ではありません。
こだわりが強すぎる
社員さんが出してきた案や、社員さんがした仕事に対し、最後の最後で待ったをかけ、自分でやり直してしまいます。社員さんのモチベーションは一気に下がり、良い案も出さなくなります。
潰れる会社に条件や法則ってあるの?
潰れる会社の条件や法則というのはあるのでしょうか?実は非常に大事なものがあるので、こちらで説明していきます。
売上最優先
潰れる会社というのは、「売上絶対主義」を掲げています。つまり、経費がかかろうが利益率が減ろうが、売上が上がれば良いというスタンスなのです。しかし、会社の存続を決めるのはあくまで利益であり、売上ではありません。潰れる会社では例えば、1万円のものを売るために、1万2千円の経費を使っておいて、「もっと作れ!もっと売れ!」と言っているのです。
潰れる会社の条件と法則という意味では、潰れる会社というのは売上しか見ていません。
潰れる会社の傾向や雰囲気
普段あまり意識されてはいませんが、会社が潰れそうになる、あるいは業績が下降している会社には、特定の傾向や雰囲気があります。
それでは、潰れる会社の傾向や雰囲気、見ていきましょう。
常にキャンペーン価格
潰れる会社というものは、常にキャンペーン価格、あるいは特別価格で商品やサービスを売っています。これは、何とかして販売数や売上を上げようとし、キャンペーンをしたところ、通常価格に戻せなくなったパターンです。
潰れる会社の商品やサービスは、すでに時代遅れになっていたりして魅力がなくなっているため、キャンペーン価格という名目の元、安売りを常にしておかないと売れなくなっているのです。
実質的には「今の商品が売れなくなってきているけど、新しい商品を作る力もアイディアもないから安売りで誤魔化す」を、キャンペーンとしているだけです。
職場の雰囲気が極端に悪い
潰れる会社は人件費を削減するため、派遣社員やアルバイトを多く雇用しています。残業をしたり、何かあったときに責任をとる正社員には負担が増える一方で、そのストレスのはけ口として、派遣社員やアルバイトに八つ当たりしたり、いじめたりします。
そして、八つ当たりされたり、いじめられた派遣社員やアルバイトも正社員に反発し始め、ミスがあっても報告しなくなり、余分な仕事が増えて、正社員の残業時間やストレスはさらに大きくなります。
潰れる会社の社内人間関係は、負のスパイラルに入っているので、第三者から見ても社内の雰囲気は激悪です。
初回公開日:2017年07月25日
記載されている内容は2017年07月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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