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2017年11月10日

6月の時候の挨拶と例文|ビジネス/お礼状/上旬/幼稚園

6月は梅雨の季節ですから、時候の挨拶にも「入梅」や「梅雨」や「長雨」という言葉が入ります。梅雨の雨はまた生命をはぐくむものでもありますから、6月の時候の挨拶は紫陽花などの風物をうまく採り入れて爽やかなものにするのがいいです。

6月の時候の挨拶と例文|ビジネス/お礼状/上旬/幼稚園

6月というと「ジューンブライド」、つまり「6月の花嫁」という言葉があるように、欧米では6月は結婚の季節です。また「ハネムーン」つまり、ミツバチの新しい女王蜂と牡蜂が「結婚」するのも6月です。日本でも北海道はこの欧米の気候と似ていますが、本州より南はすべて梅雨の季節です。6月の時候の挨拶の基本は「梅雨」ということになります。

毎日しとしとと雨が降る梅雨ですが、「梅雨晴れ」と呼ばれる梅雨の晴れ間もあり、感じ方によっては梅雨の雨にもそれなりの風情があります。紫陽花(あじさい)が美しく咲くのも、ちょうどこの梅雨の季節です。梅の実が採れるのもこの季節ですし、若鮎が食べられるのもこの季節ですから、6月の時候の挨拶にも、それらを盛り込んでみてください。

6月の時候の挨拶にふさわしい風物

6月は昔の暦では「水無月(みなづき)」といいます。6月といえば梅雨の月ですから、「水がない月」というのはおかしいと思われるでしょう。しかしこの「無」は「の」という意味なので、「水無月」とはもともとは「水の月」です。

6月1日は「衣替え」なので、制服を着用する学校や職場などでは、この日からいっせいに夏服にかわります。雑暦の「入梅」は6月11日ですが、必ずしもこの日に梅雨入りするというわけではありません。6月の時候の挨拶としては、むしろ6月上旬が「入梅」にふさわしい時期になります。

雨の日が多いので、てるてる坊主が軒下に飾られたり、花は紫陽花に百合にクチナシが美しいです。果物としては、アンズやビワが食べられるようになるのもこの季節です。第三日曜日が「父の日」だということも忘れないでください。6月の時候の挨拶には、「梅雨」のほかにもいろいろあることがわかります。

時期別6月の時候の挨拶

それでは、6月の上旬・中旬・下旬に分けて、時候の挨拶について考えてみることにしましょう。なお「入梅」は二十四節気ではなく雑暦で、6月の二十四節気は、6日頃の「芒種(ぼうしゅ)」と21日頃の「夏至(げし)」です。二十四節気は1年を24に区分する節目ですが、月に2回の節気があります。

二十四節気の「芒種」は「種をまく」という意味ですが、実際には種まきは終わっていて、むしろ田植えの季節ということになります。「夏至」は1年中でもっとも昼が長く夜が短い日です。この日から12月の「冬至(とうじ)」までの半年間は、少しずつ昼が短く夜が長くなっていきます。時候の挨拶にもこれを生かしてください。

初旬

雑暦では6月11日が「入梅」ではありますが、6月時候の挨拶としては初旬に「入梅」を使うことができます。6月は夏というにはまだ早い気もしますが、「薄暑(はくしょ)」も時候の挨拶に使えます。麦が実るのもこの時期なので、「麦秋(ばくしゅう)」も時候の挨拶に使えます。それでは、いくつか6月初旬の時候の挨拶の例文を、考えてみることにしましょう。

「入梅の候、皆様方にはますますご清栄のこととお喜び申しあげます。」
「薄暑の候、○○様とご家族にはその後お変わりなくお過ごしのことでしょうか。」
「麦秋の候、貴社ますますご発展のことと存じます。」

中旬

6月11日は「入梅」で、いよいよ本格的な梅雨の季節の到来になります。時候の挨拶も、上旬の「入梅」から「梅雨」に変わります。また、梅雨の雨は夏の夕立などとはちがって一日中しとしとと降るので、「長雨(ながあめ)」が時候の挨拶として使えます。

夏至に向かって夜が短くなっていくので「短夜(みじかよ)」という言葉もあります。それでは、6月中旬の時候の挨拶の例文を、いくつか考えてみることにしましょう。

「梅雨の候、皆様方はその後お元気にお過ごしのことでしょうか。」
「長雨の候、毎日雨が降り続く昨今、いかがお過ごしのことでしょうか。」
「短夜の候、貴社におかれましてはますますのご発展のご様子、お慶び申しあげます。」

下旬

6月21日頃は二十四節気の「夏至」で、1年でもっとも昼が長く夜が短い日です。夏至を過ぎると少しずつ夜が長くなり秋に近づいていくのですが、暑さのピークは夏至のほぼ1ヶ月後になりますから、6月下旬の時候の挨拶には「向暑(こうしょ)」という言葉があります。それでは、6月下旬の時候の挨拶の例を、いくつか考えてみることにしましょう。

「梅雨晴れの候、その後お元気になられたこととでしょう。」
「初夏の候、爽やかな空を仰ぐたびに○○様のことを思い出しております。」
「向暑の候、貴社にはいつもひとかたならぬお世話になっておりますこと、感謝いたしております。」

状況別6月の時候の挨拶

「○○の候」あるいは「○○のみぎり」というのが正式な時候の挨拶の言葉ですが、手紙を出す相手との関係や、手紙の内容によって、いろいろなバリエーションが考えられます。ここでは状況別に、6月の時候の挨拶の例文を考えてみましょう。

お礼状

お礼状は、何に対するお礼であるのか、それをはっきりさせる必要があります。ただし、直接お礼を述べるより前に、きちんと6月の時候の挨拶をしたうえで、その風物とうまくからめてお礼の言葉につなげましょう。

「梅雨に入り毎日雨が降り続いておりますが、いかがお過ごしのことでしょうか。先日は私どものために美味しいお菓子をお送りくださいまして、まことに有難うございます。庭の紫陽花を見ながら、主人と楽しくお茶の時間を楽しませていただいております。」

「梅雨晴れの侯、いつものことながら貴社には適切なご提案を頂戴し、わが社の社員一同、晴れやかな気分になることができました。ここに謹んでお礼の言葉を述べさせて頂きたいと存じます。」

ビジネス

ビジネスの時候の挨拶は、きちんとした形式を守る必要があります。ビジネスの相手に対して失礼のないよう注意を払いながらも、ビジネスのパートナーとして今後もやっていけるような誠意をこめて、6月の時候の挨拶をしてください。

「麦秋のみぎり、貴社ますますのご発展のこととお慶び申しあげます。貴社のご発展はまた、ともに手を携えて製品の製造と販売を行っておりますわが社にとっても、格別なことであります。麦の穂が実るこの季節、貴社にとってもわが社にとっても、実り多い結果が生まれますよう、切に願う次第です。」

「梅雨の候、雨にも負けずという詩がありますが、貴社の皆様方のご清栄のご様子、拝察いたしております。先日ご提案いたしました件、その後どのようにお考えなのか、近いうちにお伺いに参りたいと存じます。」

招待状

6月に出す招待状には、きちんと時候の挨拶をしながら、どんなイベントがあるのかそれを相手に伝える必要があります。

「紫陽花が雨のなか美しく咲く季節になりました。このたび、自宅の改築が完成いたしまして、そのお披露目をかねてこれまで私どもと親しくお付き合いくださった方をお招きして、昼食会を催したいと考えています。」

「初夏の候、皆様お変わりなくお過ごしのこととお慶び申しあげます。さて私、このたび結婚をすることになり、式と披露宴にご出席を賜りたく、お手紙を差しあげる次第です。これまでいろいろご心配をおかけいたしましたが、これからは二人で人生を生きていきたいと決意したところですので、どうかご出席くださるようお願いいたします。」

おたより

4月に新年度が始まりますが、6月になると少し余裕が出てきますので、久しぶりにお便りを出すのもいいでしょう。こちらの近況を相手に伝えるとともに、相手がその後どう暮らしているのかを、それとなく尋ねることが大切です。電話などと違って、手紙は一方通行の連絡手段ですので、きちんと6月の時候の挨拶をしながらコミュニケーションをとってください。

「ラベンダーの花が一面に咲く季節になりました。ちょうど昨年のこの季節にお目にかかって、楽しい時を過ごすことができたのを、つい昨日のことにように思い出しております。あれからもう一年、その後皆様お変わりなくお過ごしのことでしょうか。うちの息子も今年から大学生になりました。」

「梅が実をつける季節になりました。以前にお宅の裏山の梅の実をつんで、梅干しや梅酒の作り方を教えてもらったことを懐かしく思い出しています。」

話す場所別の6月の時候の挨拶

6月の時候の挨拶は手紙に書くだけではありません。ある場所で、ある人たちと会ったときに、時候の挨拶から始めるということもあります。時候の挨拶というものは、コミュニケーションの始まりだと考えてください。そのあとの会話がうまくいくかいかないかは、時候の挨拶にかかっているといっても過言ではありません。

季節の風物や食べ物などを、うまく時候の挨拶にいれてみてください。挨拶のコツは、共通して体験していることを言葉にすることです。同じ季節にいて同じ季節感を味わっているので、それをうまく時候の挨拶にすることでコミュニケーションがスムーズになります。

幼稚園

幼稚園の子供は、ようやく一人歩きができるようになった頃に入園し、あっという間に成長して、卒園したらもう小学生になります。その間に、季節にあわせてさまざまな行事があり、それらの行事を通して、子供たちはいろいろなことを学びます。4月に入園した子供たちも6月にはもうすっかり園児としての自覚が芽生えていることでしょう。6月の時候の挨拶を考えてみることにしましょう。

「幼稚園の中庭の花菖蒲がきれいに咲く季節になりました。4月に入園したときには、この池にこんなきれいな花菖蒲があるなんて知りませんでした。」
「この前の泊まりがけの遠足から帰ってきたとき、うちの息子は蛍が飛んでいるのを見たよと感激していました。」

保育園

保育園はまだ幼い子供を預かってもらっているので、保育士の方々にはきちんと挨拶をしておかなくてはなりません。挨拶の基本はまず時候の挨拶から始めることです。また、自分と同じ立場で子供を保育園に預かってもらっている母親との挨拶も欠かすことができません。時候の挨拶といっても、それほど形式は重視しないのがいいでしょう。

「毎日雨が降っていて、みんなで外のお散歩もできませんが、部屋のなかでみんな楽しくしていますでしょうか。」
「てるてる坊主の作り方を先生に教わったんだと、うちの娘は喜んでいました。さっそくベランダにそのてるてる坊主をぶらさげています。」

学校

学校といっても、小学校・中学校・高校と子供の年齢に応じて種類があります。子供が小学校に通っているときは、親が学校に行く機会も比較的多いので、子供の担任の先生などに会って挨拶をすることもあります。もちろん親同士が会うこともよくあるので、時候の挨拶で始めてみてください。

「もうすぐ父の日ですが、お父さんに何をプレゼントしたらいいか、うちの子もいろいろ考えています。何かいいアイデアはありますか。」
「夏の学校がもうすぐ始まるので、うちの子は今からもうはしゃいでいます。友達とお泊まりできるのがうれしいと言っています。」

会社

会社では人と人とのコミュニケーションが何よりも大切です。梅雨の季節の6月ですから、つい気分もよくないことが多くなりがちですが、時候の挨拶をすることによって今日一日を爽やかに過ごせるよう、工夫してみてください。

「雨が降るのに蒸し暑くて、なんだか気分が悪くなりそうだけど、仕事が終わったら今晩はいっしょにカツオでも食べに行って気分爽快にしませんか。」
「百合の花が花屋さんできれいに咲いていたので、係長の机の上に飾らせてもらいました。梅雨空は曇っていても、白い百合は爽やかです。」

6月の時候の挨拶のポイント

6月の時候の挨拶のポイントは、梅雨空のうっとうしさを表現するのではなく、なにか爽やかなものをうまくアレンジすることです。幸福の虫と呼ばれているテントウムシが飛び回るのも6月なので、梅雨の晴れ間の明るさをうまく時候の挨拶で表現するようにしてください。

あるいは、梅雨が明ければ夏になり、夏休みもまもなく始まりますから、その期待感を時候の挨拶にこめるのもいいでしょう。時候の挨拶には、長雨のわずらわしさを吹き飛ばすような明るい気分をこめることが何よりも大切です。

梅雨の季節だからこそ、爽やかな時候の挨拶を!

6月といえば「梅雨」であり「長雨」ですが、紫陽花をはじめとして美しい花も咲きます。蛍をはじめとしていろいろな昆虫も活動を開始しますし、魚も生きのいいのが出てきます。季節の移り変わりをうまく時候の挨拶にいれてみてください。

6月の時候の挨拶について、上旬・中旬・下旬に分けるとともに、状況や話す場所などを考慮していくつか例文を考えてみました。参考にして頂けると幸いです。

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