SPI(総合適性検査)の内容|活用される理由と受ける際の4つのポイント
更新日:2022年04月15日
SPI(総合適性検査)とは?
適性検査とは、人材の採用を行う時に知的能力や人となり、組織との適合性などを判定するものです。入社試験でメジャーな適性検査が、株式会社リクルートマネジメントソリューションズが開発したSPIです。
企業は、選考過程における参考資料や入社後の配属先を決める材料、新人社員を知る目的などでSPIを活用しています。
SPIの4つの種類
SPIは、受験対象者によって種類が異なります。SPIでメジャーなのは大卒採用向けですが、その他にも高卒採用向けや中途採用向け、外国人労働者採用向けがあります。ここでは、SPIの4つの種類について紹介します。
1:SPI3-U
SPI3-Uとは大卒採用向けの適性検査で、一般的なSPIと言えばこちらを指します。応募者の主観的な印象によらず、客観的な指標で応募者の強み・弱みなどの個性が明確に分かります。SPIの結果を受けて面接で掘り下げて質問した方が、良いポイントを提示できるということです。
SPI3-Uでは、言語分野よりは非言語分野が難しい傾向があります。そのため、非言語分野をしっかりと対策しましょう。
2:SPI3-G
SPI3-Gとは、転職や第2新卒などの中途採用向けの適性検査です。中途採用の場合はスキルや経歴に目を向けがちですが、人物面や社風との適合性についてもしっかりとチェックしておきたいところです。そこで、人物面や社風との適合性に役に立つのがSPI3-Gという適性検査です。
SPI3-Gでは、SPI3-Uに比べて言語問題が難しいとされています。どのような問題にも対応できるようにしましょう。
3:SPI3-H
SPI3-Hとは、高卒採用向けの適性検査になります。高卒採用の場合は、学校推薦により企業に応募する形が一般的です。一定のルールに基づいて採用活動が行われます。
高卒採用の場合は、短期間でできる限り応募者のことを知るためにSPI3-Hが活用されています。ミスマッチを防ぐために、仕事や組織への適合力を主として応募者の評価を行っている企業が多いです。
4:GSPI3
GSPI3とは、外国人労働者の採用のために使用する適性検査です。優秀な人材を採用するために、外国人労働者に目を付ける日本企業が多くあります。
外国人労働者の採用でポイントとなるのが、能力の有無と社風の適合性です。これら2つのことを短期間で判断するためにGSPI3を使用しています。
GSPI3でも同様に能力検査と性格検査が行えます。GSPI3で受験可能な言語は、英語や中国語、韓国語があるため、スムーズに読み書きできる言語で受験しましょう。
SPIの適性検査の内容
入社試験に適性検査が科せられる場合には、合否に関係することになります。その結果によっては、不合格になる可能性もあります。
SPIの適性検査の内容は、大きく分けて性格検査と能力検査の2種類です。ここでは、SPIの適性検査の内容について詳しく見ていきます。
性格検査
性格検査は、日頃の行動や考え方に関する質問に答える検査です。質問数が多いため1つ1つの質問を考えすぎず、スムーズに回答してください。質問に答えることで、応募者の人となりや職務・組織との適合性について判定できます。
企業によって求める人材は異なるため、嘘をついてまで企業の求める人材に合わせようとしても意味がありません。
4つの能力検査
初回公開日:2021年12月22日
記載されている内容は2021年12月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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