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大人の対応とは・大人の対応の仕方と例・嫌いな人への対応の仕方

初回公開日:2017年08月01日

更新日:2020年06月01日

記載されている内容は2017年08月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

本記事では、いわゆる「大人の対応」の仕方について解説していきます。様々な場面で大人の対応をすることが必要だといわれますが、大人の対応とは具体的にどういう振る舞いを指すのか、特に私たちの「視点」に注目することで理解を深めましょう。

大人の対応ってどういうこと?

大人の対応とは・大人の対応の仕方と例・嫌いな人への対応の仕方
※画像はイメージです

大人の対応とは何を指すのか?

私たちが生きていく上で、必ず遭遇するのが理不尽な出来事や、こちらに対して嫌味や煽り文句を言ってくるような人々がいます。そういった人々や出来事を一方的に排除できれば一番よいのですが、仕事上の付き合いだったり身内だったりする場合、なかなか難しいものでしょう。

そのような状況の時に、アドバイスとしてよく言われるのが「大人の対応をしよう」というもの。大人の対応をすることによって、こちらの利益になるように状況を導くことが推奨される場合があります。道理の通らない言動をする人や、明らかにこちらに侮蔑の感情を向けている人に対していかに上手く対応していくかが、ビジネスでもプライベートにおいても重要なのは間違いありません。成人した人ならば、どんな人でも大人の対応が必要となります。

大人の対応の逆は?

大人の対応の対極として言及されるのが、いわゆる「子供っぽい振る舞い」です。

子供の頃を思い出してみたり、実際に周りにいる子供達を観察してみましょう。何か自分が気に入らないことや相手に言動を向けられた際には、必ずといっていいほど同じような発言で反論したり、口を尖らせて黙り込んだりといった振る舞いをしているはずです。過去にそういった経験をしたことのある人も多いでしょう。

しかし、社会に出て働く立場になると、そういった振る舞いは控えるべきだという価値観の下で、いかにうまく状況に対応するかが求められることになります。そこで登場するのが大人の対応と言われるものであり、それが上手くできるかによって、いわゆる「できる人」か「できない人」かの評価が下されることは否めません。このようなことから、大人の対応ができるかどうかで、社会的評価も変わってしまうといっても過言ではないのです。

大人の対応とは具体的にどういうことか?

それでは大人の対応といわれる具体的な振る舞いとは何でしょうか?何をすれば大人の対応だと周囲からみなしてもらえるのでしょうか?

重要なのは、どういう「視点」から目の前の出来事や相手の言動を捉え、自分や他人の利益になる反応をするかということ。たとえ、目の前の相手が誰にとっても役に立たない言動をぶつけてきたとしても、相手を何らかの利益をもたらすような行動へと促したり、場合によっては無視したりすることで、無駄な振る舞いを避けるという反応をすることが重要です。大人の対応だからといって、常に相手の利益を考える必要はありません。

相手の振る舞いに感情的になって反応する前に、まず目の前の出来事をどう捉えるべきなのかを冷静に判断する必要があります。以下で詳しくみていきましょう。

大人の対応の仕方

どういう「視点」から目の前の出来事を判断するか?

私たちが物事を判断する際、様々な視点から自らの反応を決めています。大人の対応をするうえでも、この視点が非常に重要になります。

具体的には「短期的」「長期的」「本質的」「多面的」の4つです。ビジネス書などでは「長期的」「本質的」「多面的」な視点が重要であるとよく言われますが、私たち人間には感情がありますから、どうしても物事を短期的な視点で考えてしまう癖があります。たとえ短絡的な考え方であろうと、場合によっては利益に転化することができるケースもあるため、そういった視点もしっかりと考慮にいれる必要があるでしょう。

ただ、私たちが大人の対応を求められるような状況というのは、ほとんどにおいて、感情を揺さぶられている状態だったり、怒りが湧き上がって冷静な判断ができない状態だったりします。そういう精神状態で必要なのは、やはり目の前の出来事を長期的そして本質的な視点から考えてみるということです。

「長期的視点」「本質的視点」がまず重要

大人の対応をしていくためには、物事を長期的な視点でみることが重要となります。一時的な感情に身を任せての行動が、たいてい良くない結果をもたらすことを私たちは知っています。自らの振る舞いがどういう結果をもたらすのかを推測できることが、人間の精神の成熟度を決めるといっても過言ではないでしょう。

そして、物事の本質を捉える視点も大人の対応をするうえでは重要となります。子供は相手の些細な発言の間違いや、揚げ足取りをしてしまい喧嘩になってしまうケースが多々あります。しかし、大人になると、ある程度そういった無意味な発言は控えられるようになります。何が本当に問題になっているのかを見極めることができるようになるからです。こういった長期的・本質的視点から、他者の理不尽な振る舞いに対して冷静に判断することが必要となります。

なぜ「不快」だと思うのかを明確にしてみる

短絡的に反論したり、相手の挑発に乗って人格を否定するような言動をしたりしてしまうという経験は誰にでもあるでしょう。しかし、長期的にそれがどういう意味をもつのかを考えることができれば、ある程度は感情のコントロールが可能になってきます。大人の対応をするための下地として、そういった視点を重視しながら自らの思考について自分なりに整理してみる必要があります。

より具体的には、どうして相手の振る舞いについて不快に感じたのか、あるいは反論したくなったのかといったを自分なりに明らかにすることが大切です。相手を目の前にして一呼吸置くといったことが出来ないこともありますから、短絡的に言い返したりせずに、まずはその場を離れるなどして心を落ち着けましょう。その後で、具体的な対策を考えても遅くはありません。

相手には視点の高さで勝てばよい

他人に対して何の益もない発言をぶつけたり、不必要な批判を加えたりする人は、これまで説明してきたような長期的視点や本質的な視点に欠ける場合がほとんどです。無意味に敵を作ってしまうことは人生のほとんどの場面において悪手であり、大人の対応ではありません。

無闇に敵を作ってしまうと、予想もしないところから反撃されたり、いざというときに協力してもらえなくなったりしてしまいます。特に不利益を受けていないにもかかわらず、他人の不快になるような発言をしたり、余計なことを言ってしまうような人は長期的・本質的な視野に欠け、物事の視点が低い証拠です。

こちらとしては長期的にみて自分の利益になることは何かを考えながら、その場で最も最適な振る舞いをとればよいということになります。将棋でいえば、相手が明らかに悪手を指している状態ですから、それを適切に咎めればよいということになります。相手の言動に惑わされずに、自分にとって有利な局面を実現するにはどうすればよいかを考えましょう。大人の対応をするためには、常に広い視野を持つ必要があります。

気がつけば、こちらの有利な状況になっているように対応するのが、大人の対応の肝心なところです。

大人の対応の例

余計なことを言う人への対応

大人の対応の事例は様々な考えられますが、たとえば世の中には誰の得にもならないような「余計な一言」を言ってしまう人がいます。それによって周りの雰囲気が悪くなってしまったり、腹を立ててしまう人も出てきたりするでしょう。

そのような際に、フォローして和やかな空気に戻すことができれば、大人の対応としては完璧です。特に、不適切な発言をする人の多くは、それが癖になっていたり、自分自身の劣等感や不平等感に起因していたりすることがありますから、その点に目を向けてみることで、相手を傷つけずにフォローすることができるでしょう。

悪意をもった人への対応

世の中には、明確な悪意をもって相手を傷つけようとする人もいます。たとえば、ネット上の掲示板などで、明らかに相手を誹謗中傷するような内容を平気で書き込んだり、いわゆる「荒らし行為」を行ったりする人もいます。

こういった人々に対して最もやってはいけないことは、相手のレベルで非難したり、誹謗中傷を返してしまったりすることです。

最も効果的なのは相手にせずにブロックしたり、運営に相談してアクセスを排除してもらったりするなど然るべき対応が必要です。明確な悪意をもった相手には話し合いは効果的ではありませんから、その点は割り切って相手にせずに排除する方法を考えましょう。

大人の対応ができない人の克服方法

相手の視点の低さを理解し、適切に対処する

大人の対応ができない人の克服方法として最も重要なのは「相手に合わせない」ということ。たとえば上述のように、相手の些細なミスや明らかにその人に責任がないと思われるような状況にもかかわらず、相手のことをなじったり、場合によっては暴言を吐いたりといった人を見かけることがあります。

このようなときに相手の低い視点に合わせてしまうと、お互いになじり合い、暴言の応酬をしてしまうことになります。

日頃から長期的な視点や本質的な視点を意識している人であれば、そういった相手の土俵にわざわざ入っていくことは何の意味もないことだと理解できます。しかし、そういった視点に欠けていると、つい感情的に相手に合わせてしまうことになります。これでは大人の対応とはいえません。まず相手をよく観察し、どういう視点から発言しているのかをよく理解することが肝心です。

相手の抱えている問題を理解する

根拠もなく他人を傷つける発言をしたり、暴言を吐いたりする人が精神的に幼稚であることは多くの人が知っていることです。問題なのはそういった人々の視点を前提にしてこちらが反論や批判をしてしまうことです。これは相手にとって「火に油」となってしまいますから、暴言などがエスカレートしてしまう可能性が高いです。

まず相手をよく観察することで、その人がどういう問題を抱えていて、それがどういう経緯で非常識な振る舞いや行き過ぎた発言に繋がっているのかを考えましょう。決してこちらは相手を煽るような言動をしてはいけません。大人の対応をするためには、なるべく冷静になる必要があります。

相手の抱える本質的な問題が推測できたら、それはこちらが解決すべき問題なのか、解決することができるものかどうかを判断しましょう。長期的視点に立ってその問題を検討し、その解決をすることがこちらのプラスになるようであれば、解決を検討する価値はあります。相手をうまくコントロールしつつ、双方の利益になる振る舞いをすることができれば、大人の対応としては完璧でしょう。

こちらに実害が及ぶ場合は?

相手に譲歩したり、間違いを指摘しないまま放置したりすることで、こちらにも害が及んでしまうケースもあります。そういう場合は、相手の興奮した感情に巻き込まれずに、あくまでも高い視点から客観的な判断を下すように心がけるべきです。相手の言動をスルーすればよい場合は、完全に無視してしまうことも有効です。

相手を放置することで、こちらに何らかの害がもたらされる場合は、その害は具体的にどういうものなのかを明らかにし、それを事前に防ぐための方策を考えましょう。ここでも中心は自分にとってのメリット・デメリットを判断することであり、目の前の相手は関係ありません。たとえ大人の対応だからといって、必ずしも理不尽な相手を慮る必要はないのです。相手を傷つけない言動をしつつも、あくまでも自分中心に考えましょう。

仕事における大人の対応とは?

大人の対応が求められる状況は、特にビジネスシーンで多くあります。仕事において最もよくあるトラブルが人間関係から生じるといわれていますが、仕事上のパートナーや上司、あるいは部下と上手く付き合っていくためにも、大人の対応が欠かせません。

部下にどう接するのか?

部下の教育は上司がしなければいけませんが、もし部下のこちらの思うように成長してくれなかったり、場合によってはこちらに歯向かうような態度が日常化していたりする場合の大人の対応とはどういうものでしょうか?

これも長期的な視点と本質的な視点が重要であり、将来的に問題となっている部下をどういう人材にしたいのか、そしてその部下が今現在抱えている問題の本質は何かをしっかりと把握することが重要となります。単純に態度が気に入らないというような理由で叱責してしまうと、それがきっかけで辞めてしまったり、成長を阻害してしまったりする恐れもあります。

どういったシチュエーションでどういう指導をするべきかは状況によって変わりますが、たとえ部下だからといって見下したり、横柄な態度で接したりしてはいけません。大勢の前で部下を怒鳴る上司もいますが、部下を傷つけてしまうだけです。部下の感情の動きを常に注視しながらアドバイスを送るようにしましょう。

理不尽な上司にどう対応するか?

逆に、理不尽な上司や話を聞かない上司に対してはどう接するのが大人の対応といえるでしょうか?

重要なのは、相手がこちらを「叱ってくれている」のか「単に怒っているだけか」を見極めることです。前者ならば、その上司は比較的有能であり、アドバイスも論理的で分かりやすいことが多いでしょう。言われた通りにして間違いを繰り返さないことが大人の対応となります。

一方、後者の怒りをぶつけているだけのタイプは、残念ながらこちらのことを考えていることはまずありません。部下の教育よりも自分の中から湧き上がってくる感情を優先してしまうタイプです。人によっては怒りをぶつけることで、自らの自尊心を満たそうとしていることもあるでしょう。

このような場合、怒りをぶつけられたときの対策を考えておき、長期的にこちらの有利な状況にするためにはどうすればよいかを考え、適切な対応策を立てておくことが大切。場合によっては上司の上司に相談したり、周囲にこちらの正当性を理解してもらえるような根回しをしたりしておくことも必要でしょう。

嫌いな人に対しての大人の対応

譲歩だけが大人の対応ではない

嫌いな相手に対して、どうやって大人の対応を貫くかについては、これまで述べてきたような「視点の高さ」が重要になります。

相手の振る舞いがこちらに実害をもたらすかどうかを判断し、無視してよければ余計な相手をしない方がよいでしょう。実害がある場合は問題点を洗い出し、必要に応じて毅然とした態度をとる必要があります。その振る舞いを止めて欲しければ、はっきりとそう伝えます。その後どういう対応をとるにせよ、まずは言葉にして伝えることが第一歩です。

それでも相手が不当な行為をやめなければ、周囲に相談してみたり強制的な手段に訴える必要も出てくるでしょう。無論、こちらの被る損害の程度によりますが、単純に相手に譲歩したり、理不尽な主張に従ったりすることが大人の対応ではありません。

どんな人間にも欠点はあると知る

人間には必ずどこかに欠点があるものです。特に相手に不快な思いをさせてしまう行動をとる人の中には、全く悪意がないにもかかわらず、そういった行動に出てしまう人もいます。

そういう場合は、相手に短所ばかりに目を向けずに、積極的に長所にも目を向けてみましょう。そうすることで相手を非難したくなる気も収まってきますし、双方にとってプラスになるやり取りに転化していくきっかけになることもあります。完璧な人間はいないということを忘れてはいけません。

他人に対して過剰な期待をすることを止め、ぜひ冷静に相手を観察してみましょう。相手をよく知ることによって、より建設的な反応ができるようになるでしょう。それこそが大人の対応というものです。

大人の対応をマスターしよう!

大人の対応について、特に視点の高さを重視しながら適切な振る舞いをすることの重要性に着目して、説明してきました。

相手に理不尽なことを言われたり、相手の短所を詰りたくなる衝動に駆られたりした時も、これらの視点が役に立ちます。長期的視点に立てば、相手に対してどういう反応をすれば将来的にこちらの利益になるかを考えられるようになりますし、逆に相手のレベルに合わせてしまうことの長期的なデメリットも理解できるようになります。

また、本質的な視点をもてば、相手の言動に合わせることが何の問題の解決にもならないことが理解できるようになります。相手の振る舞いに流されずに長期的にこちらの利益になるような対応をしていきましょう。

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