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2018年05月10日

読書量と年収の関係性・統計・学力が上がるか・多い国ランキング

読書と年収は比例すると言われています。世界の大富豪や日本の著名人も読書家の人は多いです。読書は年収にどのような効果を及ぼすのでしょうか。なぜ、年収の高い人の読書量は多いのか、読書と年収の関係や、読書が人に及ぼす影響について詳しく解説します。

読書量と年収の関係性

読書量と年収の関係性・統計・学力が上がるか・多い国ランキング

読書と年収の相関性をご存知でしょうか。読書量と年収は比例するという説です。日経新聞の調査で、年収が高い人ほど読書量が増える傾向があると発表されました。それは、「年収800万円以上の人は1ヶ月で本代に2,910円使い、年収400から800万円の人は2,557円、年収400万未満の人は1,914円であり、読書量は年収に正比例する」という内容です。

アメリカの調査でも同様、年収が高い人ほど多くの本を読む傾向が報告されています。大富豪のビル・ゲイツも、かなりの読書家として知られています。

読書は年収にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。また、どのような影響を人に与えるのでしょうか。今回は、読書と年収の関係、読書が及ぼす影響について詳しく解説します。

年収が高い人の読書量は多い

日経新聞の調査と同様、雑誌の調査でも、月に4冊以上本を読む人の割合は年収1500万円以上の人が最も多く、年収800万円以下のおよそ倍、という結果が報告されています。アメリカの調査でも、高収入の人は読書量が多いと発表されました。

これらの調査の結果から、読書量が多いと年収があがるといわれており、ネット上でもそのような記事が多くあります。しかし、読書量を増やすだけで年収が上がるといはいえません。

読書量を増やしたから年収が増えたのではなく、そういった人は、元々読書量が多かったとのではないでしょうか。しかし、確実にいえることは、年収が高い人は低い人よりも読書量が多いという事実です。読書量が多い人は、知的好奇心が旺盛で意欲的です。さらに読書量が増えると、思考力がつき、想像力が豊かになり、視野が広がります。そういった性質の人は社会で成功しやすく、結果として高収入になったと考えることもできます。

年代別年間の読書量の統計・平均や推移

読書量と年収の関係性・統計・学力が上がるか・多い国ランキング

日本人の読書量の減少が叫ばれて久しい昨今ですが、実際の日本人の読書量はどのくらいなのでしょうか。年代別で、漫画や雑誌を除く読書量を調べてみました。

小学生の読書量

学研が発表した小学生の読書量に関しての調査では、「本を読まない」が10.3%、「1から4冊」が56.8%、「5から9冊」が16.3%、「10から14冊」が8.3%、「15から19冊」が2.3%、「20冊以上」が6.0%という結果が報告されています。この調査から、半数以上の小学生は1ヶ月に1~4冊の本を読んでいることがわかります。ただ、まったく読まない生徒も1割近くいますので、本は身近なものとはいえないでしょう。

大学生の読書量

大学生は、どのくらいの本を読むのでしょうか。大学生はレポートを書く機会が多いため、たくさんの本を読んでいるイメージがあります。実際のところはどうなのでしょうか。マイナビが調査したデータを紹介します。

■講義で必要な本以外で1年間に読む本(雑誌・マンガは除く。電子書籍を含む)の冊数を教えてください。

第1位 0冊 125人(31.2%)
第2位 1冊 50人(12.5%)
第3位 2冊 43人(10.7%)
第4位 10冊 35人(8.7%)
第5位 3冊 33人(8.2%)

出典: https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/50239 |

大学生でさえ読書しない

何と、0冊が最も多いという驚くべき結果が報告されました。平均すると2.5冊です。理由はあまり本を持ってないから、本は読まないから、本を読むのが好きではない、読む機会がないから、読むのに時間がかかるからという理由が大半です。学問が本業の大学生でさえ本を読んでいないのが現状です。

日本人の読書量

文化庁が発表した平成 25 年度の「国語に関する世論調査」によると、1ヶ月に本を読まない人の割合は47.5%と、最も高い結果を示しています。また、読む人と答えた人の中で「1、2冊」と答えた人の割合は34.5%、「3、4冊」の人の割合は10.9%、「5、6冊」の人の割合は3.4 %、「7冊以上」と答えた人の割合は3.6%です。

過去の調査結果と比較しても大きな変化は見られません。この調査から、日本人の半数は本を全く読んでいないということがわかります。

読書が与える影響

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何もしないでただ読書をするだけでいきなり年収がグンと上がる保証はないですが、読書はさまざまな影響を与えてくれます。読書をすることで確実に身につく力が多くあります。日常的に読書をする習慣のある人は、このような力が人より秀でているため、高年収となったといえます。

では実際に、読書はどのような影響をもたらすのかを解説していきます。

知識、言語能力、思考力、想像力を得ることができる

人間が一生のうちに経験できることには限界があります。経験によって得る知識は大切ですが、自己の経験で得ることのできる知識はかなり限られています。一冊の本を読むことによって、優れた科学者や専門家、哲学者や文学者が時間をかけて得た知識を簡単に手に入れることができます。読書をすることで、このような知識が増えます。

そして、語彙力や表現力も増えます。たくさんの本を読むことで、さまざまな語彙や表現に触れることができ、それらを身につけることによって言語能力もあがります。知識が増え、言語能力が上がることによって思考力も身に付きます。さまざまな知識があると、ものごとを1つの方向からではなく、多面的な視点で捉えることができます。

また、たくさんの本を読むことは、それだけの数の視座に触れることでもあります。その結果、視野が広がり、さまざまな立場にたって考えることのできる想像力も身に付きます。

読書量は学力を上げるのか

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読書をすることでさまざまな効果を得られることは先に触れました。読書は子どもの学力を上げる効果はあるか、読書と子どもの学力に関して考察します。

平成21年度に公表された文科省の調査では、「読書好きな児童ほど教科の学力が高く、科目、学力層、領域、設問形式によらずこの傾向が確認できる。」という結果が報告されています。ただ、学力の高い子どもが読書を多くしているにすぎない可能性があるのでは、という指摘もあります。

しかし、教育社会学者の舞田敏彦氏によると、読書は子どもの人間形成に大きく影響すると主張しています。氏は新聞を読む習慣のある子どもの読解力が高いデータを示しています。家庭の世帯収入と学力は強い結びつきがありますが、経済的に不利な状況にあっても、本を読む習慣があれば、子どもの学力は高い傾向にあるという調査があります。

このことから、読書は学力を上げる要因があるといえるでしょう。

世界の読書量が多い国ランキングTOP3

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世界の読書量についてのデータがあります。そのデータはアメリカ・ニューヨークにある市場調査機関「NOPワールド」が発表したもので、一週間の読書時間を国別に調査し、最も読書量が多い国から順番に並べられています。

1位インド 2位タイ 3位中国

1位はインドで一週間の読書量は約10時間、2位はタイで約9時間、3位は中国で約8時間という結果が発表されました。「本の虫」が多い国はインド、タイ、中国だということがわかりました。4位はフィリピン、次いでエジプト、チェコ、ロシア、スウェーデン、フランスと続きます。これらの国は「本好き」と認定されました。

日本は何と最下位から2番目で、約4時間という結果になりました。最下位は韓国で約3時間です。一方、日本はテレビに費やす時間が10位で、約18時間です。日本人の読書量がいかに少ないかが露呈した残念な結果になってしまいました。

読書量を表す世界地図でも、日本は下位のグループとして色付けされています。しかしこの調査は2005年のものですから、多少変動がある可能性がありますが、日本人の読書量が少ないことには変わりはないでしょう。

Consumers in India are most likely to spend time reading, at an average of
10.7 hours per week, followed by consumers in Thailand and China (at 9.4 hours
and 8 hours per week respectively). At 3.1, 4.1 and 5 hours respectively,
individuals in Korea, Japan and Taiwan fall to the bottom of the reading list.

出典: https://www.prnewswire.com/news-releases/nop-world-cultur... |

読書量を増やす方法

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読書は有益な行為ですので、読書量をさらに増やしたい方も多いのではないでしょうか。しかし、日々仕事で忙殺されているビジネスマンにとって、読書量を増やすことは容易ではないでしょう。そこで、限られた時間内で読書量を増やす方法を紹介します。

毎日忙しく時間のない方は、読書のためだけに時間を設けることは難しいでしょう。そんな方は、空き時間をうまく利用して読書をすることをおすすめします。そのために本を常に身につけ、どこでも持ち歩くと良いでしょう。そうすることで空いた時間はいつでも読書に充てることができます。電子書籍を利用することもおすすめです。

そして、読書量を増やすために隙間時間を増やすようにしましょう。通勤時間や自宅で過ごす時間はスマホを触ってしまったり、テレビを観てしまいますが、そうした時間を思い切って読書をする時間に変えてみましょう。意外と多くの時間を読書時間に確保することができます。

読書量記録におすすめのアプリ

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どのくらい本を読んだのか読書量を記録したり、どんな本を読んだか管理したい方には、スマホのアプリをおすすめします。読んだ本を記録したり、本棚を作ったり、とても便利なアプリがあります。中には、新刊を通知してくれる便利なアプリまであります。ここでは、読書記録におすすめのアプリを紹介します。

Readee

「Readee」はどの本を読んだか簡単に管理できます。バーコードを読み取ることによって本を登録しますので、面倒な入力作業はありません。そして、次に何を読むか好きな著者やジャンルを通知してくれる便利な機能もついています。面倒な作業がなく、本の登録が簡単にできることがおすすめのアプリです。

読書メーター -日々の読書記録と読書コミュニティ

「読書メーター」は、読書を記録するアプリです。読んだ本を登録すると、読書数やページ数をグラフ化してくれるので、読書量が一目瞭然でわかります。本の登録もバーコードを読み取るだけで簡単にできます。また、他のユーザーの読書感想も読むことができ、交流することもできるので、良い刺激になります。

読書管理ビブリア

「読書管理ビブリア」は読んだ本をわすれないためのアプリです。読書量が増えたくさんの本にふれると、その内容を忘れてしまいがちです。「読書管理ビブリア」はこうしたことを防ぎ、読んだ本をいつまでも忘れないためのアプリです。

使い方は、読み終えた本をバーコード登録し、感想やメモを書き込むだけです。データが溜まると今までの読書量や、感想文などの情報を簡単にグラフ化して確認できます。

世界一読書量が多い人

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世界一本を読む人の統計はありませんが、月に300冊以上本を読んでいる人強者が世の中には存在します。日本人では、メンタリストのDaiGO氏は300冊以上、元外務省主任分析官の佐藤優氏は多い月は500冊以上の本を読むことが知られています。

また、161時間の読書をしたネパールの青年がギネス世界最高記録を樹立しました。ネパールの青年が休むことなく、6日間の読書で、最長の読書記録を樹立しました。これは読書時間のギネス記録で、何冊読んだかは報告されていません。

たくさんの本を読もう!

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以上、読書と年収の関係について解説しました。年収を上げるという目的とは関係なく、読書をしてみませんか。ビジネス書や専門書が苦手な方は小説を読んでも良いでしょう。たくさんの小説を読むことで語彙力や表現力のレパートリーも増えます。また、本を読むたびに追体験が何回でもできます。多くの人の人生を追体験することで視野が広がり、さまざまな視点からものごとを捉えられるようになり、思考力もつきます。

しかしただ本を読めばいいのではありません。流行の薄っぺらい本を大量に読むよりも、良書を少量でも読んだほうが得られるものも多く、はるかに有益です。

本は、とても貴重な知識を効率よく手に入れる最も安価な手段です。本は時代や場所、人種を超えて私たちに語りかけてくれ、世界を見せてくれます。本を読んで損をすることはありません。思考力や想像力が鍛えられ、視座も広がります。ぜひ読書を始めてみませんか。

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