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2017年09月18日

CEO/COO/CFO/CMOのそれぞれの違い|役割/仕事内容/序列

会社名よりも職種でプロフェッショナルに!
CEOから見る職種に対する考え方はいかがでしたか。最近は日本でもアメリカ由来の英語役職を使う会社が増えつつあることを覚えておきましょう。職種、ポスト、ポジションにも注目すると選択の幅が広がってくるでしょう。

なぜ日本でも英語役職?

2000年代前半からグローバル化という言葉があちこちで使われるようになり、企業活動も国内外を問わず、最適化という名の下で再編されている訳ですが、ここ数年は会社名にしても役職名にしてもアメリカ由来の英語表記を採用する企業が増えてきました。

例えば、会社をcompanyやbusiness enterpriseと呼び、役員をCEOやCOOと呼ぶ風習です。この現象は、日清、マクドナルド、KFC、スターバックス、アマゾン、SONY、トヨタ、日産などの大手企業でよく見られますが、最近では社内分社化されたスタートアップ企業やベンチャー企業などの新興企業でも見られるようになってきました。

では、このトレンドはなぜ日本でも浸透しつつあるのでしょうか。まず、この謎を探ってみます。

英語役職を採用する目的は?

まず、英語役職の採用が増えている背景には、企業のグローバル展開の拡大があります。日本資本や外国資本に関係なく、日本本社や日本支社ないし日本支店という経営形態が浸透しつつあり、Japan Head QuarterやJapan Branchと位置づけたほうが企業内で連絡が取りやすいからです。

これは、比較的大きな会社での導入例が当てはまりますが、スタートアップやベンチャーなどの新興企業や小規模事業体でも英語役職の採用が増えつつあります。これはなぜでしょう。

その理由は、「働くこと」に対する日本と海外の考え方の違いです。日本では何をしているかよりも、どこで、どんなポストで働いているかを重視する習慣がまだまだ根強いですが、海外では日本とは真逆で、どこでよりも、何をしているかに重きが置かれています。

例えば、日本ではすでに終身雇用制は崩壊していますが、一方で、「一度就職したら定年までその企業で勤め上げることこそが美徳」「年功序列こそが望ましい」と考える方も多く存在します。

終身雇用の是非については一概によい悪いは申せませんが、少なくとも海外では「キャリアは会社ではなく、職種でつくる」という考え方が一般的です。

その点で日本でも浸透しつつある英語役職を考えると、役職名を従来のように日本語で表記するよりも英語で表記したほうがポストや仕事内容が一目瞭然で分かりやすく、海外のビジネスパートナーにも自己紹介がしやすくなるというメリットがありそうです。

さて、英語役職で欠かせないものはCEOですが、そもそもCEOとは何をする人なのでしょうか。以下では、事業体でも特に重要なポストであるCEO・COO・CFO・CMOについて、定義を確認していきます。

CEO・COO・CFO・CMOって何?

まず、CEOです。CEOはChief Executive Officerの略で、日本語では「最高経営責任者」と呼ばれています。会社で一番偉い方です。社長や会長がこれにあたります。

次に、COOです。COOはChief Operating Officerの略で、日本語では「最高執行責任者」と呼ばれています。CEOの側近です。会社の規模によって異なりますが、社長が兼務する場合や、副社長や専務が兼務する場合が一般的です。

そして、CFOです。CFOはChief Financial Officerの略で、日本語では「最高財務責任者」と呼ばれています。会社の金庫番です。経理部の長が就くケースが多いようです。

最後に、CMOです。CMOはChief Marketing Officerの略で、日本語では「最高顧客市場分析調査責任者」や「マーケティング最高責任者」と呼ばれています。マーケティングのスペシャリストです。

では、次に、この4つの役職についてそれぞれの役割を見てみましょう。

CEO・COO・CFO・CMOの役割は?

まず、CEOは株主の承認を得て取締役会で選ばれますので、CEOは会社の顔としての役割が求められます。社内の最終決定者としての判断力と責任が求められ、社外では会社の代表としての立ち振る舞いが注目される、一番責任の重いポストです。

次に、COOは社内№2としてCEOの補佐をするポストです。分かりやすくいえば、COOはCEOの意思決定を代行する実力者です。このCEOとCOOの頭脳と連携プレーが会社の運営を大きく左右しますので、この2ポストは会社のカラーともいわれています。

では、№3の権力を有するCFOとCMOはどのようなことを担っているのでしょうか。その役割は次の通りです。まず、CFOは会社の金庫番として財務経理上の一切の実務を管轄します。CFOはこれに加え、会社存続や拡大のために投資や資金調達に関わる任務も担います。

次に、CMOは社内のマーケティグ領域を管轄します。市場調査、競合調査、具体的施策の立案と実行など、営業活動を支えるマーケティング活動も指揮しますが、CMOはCI(=corporate image)など会社のブランド化も担います。

つまり、会社の№1であるCEOが決めたことに基づいて、№2のCOOが動き、№3のCFOとCMOは資金面とマーケティング面でCOOをサポートするという構図です。

CEO・COO・CFO・CMOの仕事内容は?

さて、4つの役職が会社運営に当たって非常に重要なポストであることを確認しましたが、ここでは仕事内容についてもう少し踏み込んで見ていきます。

まず、CEOは会社運営について指針を決定します。具体的には、CEOは事業の方向性や方針を決め、ビジョンや戦略を打ち出します。

CEOの出した方針に対して実務の面で責任を負うのがCOOでした。COOはCEOの右腕として組織運営を実務の面からサポートする秘書的な役割を担います。CFOは経営に必要な費用を試算したり、事業の拡大や縮小に合わせて予算を変更したり、資金調達を行ったりします。

CMOは会社のマーケティングをどうするかを考えます。マーケティングは市場や業界、競合他社、事業提携先、消費者などと密接に関わっていますので、どのように会社をプロデュースするかが問われる難しい仕事の一つです。

CEO・COO・CFO・CMOの力関係は?

4つのポストについてそれぞれの役割や仕事内容を確認しましたが、最後に、力関係について見てみましょう。一般的な力関係はCEO>COO>CFO=CMOと図式化できます。CEOをトップに、COOを次官として、CFOとCMOがお金とマーケティングの分野から手腕を振います。

つまり、CEOが決定者であるなら、COOは実務担当者です。会社のトップであるCEOを右腕として支え、CEOの描いたビジョンを具体的に施策や戦略に起こすポストです。

時として、CEOへの注目度は常に高いですが、実は会社をなかから動かしているのはCOOであることにも注目が必要です。

例えば、会社の規模が小さかったり、役職やスタッフが十分でない場合はケースバイケースですが、COOがCEOを兼務したり、CEOがCOOを兼務したりすることはよくあります。

逆にいうと、一切の実務を取り仕切るCOOが不在では会社は回りません。ですので、序列の構図をCEO≧COO>CFO=CMOとするほうが実態に即しているといえます。

英語の役職一覧

CEO/COO/CFO/CMOのそれぞれの違い|役割/仕事内容/序列

さて、次に、代表的な役職の英語表記を紹介します。気になるものをチェックしてみてください。Cで始まる役職は「何を管轄するChiefなのか」がポイントです。

CAO:Chief Administrative Officer;最高総務責任者
CAO:Chief Accounting Officer;最高会計責任者
CBO:Chief Business Officer;最高業務責任者
CBO :Chief Branding Officer;最高ブランド開発責任者・最高ブランド責任者
CCO:Chief Compliance Officer;最高遵法責任者
CCO:Chief Communication Officer;最高コミュニケーション責任者
CDO:Chief Development Officer;最高開発責任者
CEO:Chief Executive Officer;最高経営責任者
CFO:Chief Financial Officer;最高財務責任者
CHO:Chief Human resource Officer;最高人事責任者
CIO:Chief Investment Officer;最高投資責任者
CIO:Chief Information Officer;最高情報責任者
CJO:Chief Judicial Officer;最高法務責任者
CKO:Chief Knowledge Officer;最高知識責任者・最高ナレッジマネジメント責任者
CLO:Chief Legal Officer;最高法務責任者
CLO:Chief Learning Officer;最高人材育成責任者
CLO:Chief Logistics Officer;最高物流担当責任者・最高ロジスティクス責任者
CMO:Chief Marketing Officer;最高顧客市場分析調査責任者・最高マーケティング責任者
CNO:Chief Network Officer;最高ネットワーク責任者
COO:Chief Operating Officer;最高執行責任者
CPO:Chief Privacy Officer;最高個人情報保護責任者
CPO:Chief People Officer;最高人材活用責任者
CPO:Chief Production Officer;最高生産管理責任者・最高製品責任者
CPO:Chief Project Officer;最高計画責任者
CQO:Chief Quality Officer;最高品質責任者
CRO:Chief Risk Officer;最高リスク管理責任者
CRO:Chief Revenue Officer;最高売上責任者・最高レベニュー責任者
CSO:Chief Security Officer;最高セキュリティ責任者
CSO:Chief Strategy Officer;最高戦略責任者
CSO:Chief Safety Officer;最高安全責任者
CSO:Chief Storage Officer;最高記憶媒体管理責任者・最高ストレージ責任者
CTO:Chief Technology Officer;最高技術責任者
CUO:Chief Underwriting Officer;最高契約査定責任者
CVO:Chief Visionary Officer;最高事業計画責任者・最高ヴィジョン策定責任者
CISO:Chief Information Security Officer;最高情報セキュリティ責任者
CSRO:Chief Social Responsibility Officer;最高社会的責任担当者

日本語の役職は英語で何ていう?

さて、英語の役職表記は日本でも本当に浸透しつつあるのでしょうか。ここでは、日本資本のみの老舗企業をイメージして考えてみます。

日本語の役職を基点に考えると、英語では次のように書かれることが多いです。これは、先に見たCで始まるアメリカ基点の表記の仕方とは少し異なるようです。

会長:Chairman
副会長:Vice Chairman
社長:President
副社長:Vice President
専務:Senior Managing Director
常務:Managing Director
取締役:Board Director
監査役:Auditor
部長:Department Manager
課長:Manager
係長:Senior Staff
主任:Chief

社長はPresident?それともCEO?

名刺を作る際、会社や肩書はどのように入れますか。例えば、社長の名刺を作る場合、日本語を英語に直すと”President”になりますが、”CEO”と表記されるパターンも見かけます。

もちろん、会社の規模や考え方によって、役職を英語表記にするのか、日本語表記と英語表記の併用にするのか、最近流行りの英語表記を使う場合にはどう表記するのか、正解はありませんし、千差万別なのが実態です。

もともと英語役職はアメリカの会社法が基になっているので、それを日本の会社にそのまま適用するのは無理があります。そこで、先ほどの例です。最近はこんな風に表記されている名刺をよく見ます。「President & CEO」と表記する方法です。Presidentである社長が代表取締役としてCEO業務を兼務するという考え方です。

常務、専務、係長、主任は何ていう?

日本語の常務、専務、主任、係長などの日本独特ともいえるポジションを英語表記にすると、常務はManaging Director、専務はSenior Managing Director、係長はSenior Staff、主任はChiefと表記されますが、これは日本語を無理やり英語にしたという感じです。

では、「どのように表記するのが望ましいのか」という話ですが、世界的には” General Manager”という表記が一般的です。しかし、常務も専務も主任も係長も一緒くたに” General Manager”ではそれぞれの仕事内容がよく分かりません。

そこで、やはり役職を英語表記にするなら、単に日本語の役職を英語に直訳するのではなく、ポストの役割や求められる仕事内容に重きを置いて、CEOのように、それぞれ何のC(=Chief)なのかを分かるようにする必要があります。

こうして見ると、単純に日本語の役職を現代のトレンドに合わせて英語表記の役職にすればよいともいえません。ここでは名刺を作成する場合を想定しましたが、名刺は個人の顔ですからとても重要なアイテムです。どのように表記するのか、最近のトレンドに沿うのか沿わないのか、よく考える必要性がありそうです。

大事なのは職種に対する誇り!

「どこに就職して、どのように働くのか、何をするのか」という話です。さきほど少し触れましたが、日本では依然として何をするかという職種よりも、どこで働いたかという会社を重視する風潮が強いです。

しかし、時代は変わりつつあります。大手企業に就職できても、そこで一生安泰という時代は終わりました。海外の方は、日本の会社がよく使う「総合職」や「一般職」などの呼び方にも、仕事内容がさっぱり分からず戸惑うことが多いと聞きます。

しかし、ビジネスをする上で相手が一番注目しているのは、その会社で、もしくはフリーで「何をしているか」にあるといわれます。ですから、この英語役職の是非について問う際に、何をしてきたかを棚卸し、どんなことを仕事として行っているかを説明できるようにしておくとよいでしょう。

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