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企業スローガンとは|企業スローガンの一覧・例文・作り方

更新日:2020年08月28日

たかが言葉、されど言葉。言葉は時に、人の心に火を灯すし、勇気づけたり鼓舞することもあります。やはり言葉には力があります。企業スローガンにも、前向きな言葉、健康的な言葉、希望の言葉が求められています。では、心に残る企業スローガンについて考えてみましょう。

北海道電力株式会社

「ともに輝く明日のために」

シンプルな企業スローガンですが、前向きな言葉です。企業スローガンはリズムが大事です。そして「共に」と漢字ではなく、ひらがなにするのもやわらかさが感じられます。その言葉を漢字にするか、ひらがなにするか、カタカナにするかは、大事な判断です。「お客様とともに、喜びを分かち合い、明るい未来のためにチャレンジしていきたい」という北海道グループの思いを企業スローガンで表現しています。

小林製薬株式会社

「あったらいいな をカタチにする」

「あったらいいな」という口語を企業スローガンに掲げています。熟慮に熟慮を重ねてここに到達したのではないかと想像します。消費者の「こういうものがあったらいいな」という小さな声を拾うイメージがあります。一人の声を大切にし、それをカタチにする、すなわち実現するという思いを感じます。

日本司法支援センター

「法テラス 迷うあなたの 道しるべ」

五七五の企業スローガンはインパクトがあります。弁護士事務所は有料の場合がほとんどで、敷居が高い印象がどうしてもあります。そして残念ながら高額を取る悪徳弁護士も実際に存在しており、素人にその判断は極めて困難です。そんな中誕生した法テラス。誰もが気軽に法律相談ができるというのが、法テラスを始めた意義ですから、企業スローガンも、五七五で親しみを感じ、迷わず一歩を踏めるように背中を押すキャッチコピーになっています。

サントリーホールディング株式会社

「水と生きる SUNTORY」

「人と自然と向き合う」が企業理念のサントリーですから、「水」という言葉は洗練されたものを感じます。企業スローガンで、アルファベットを使う場合、「SUNTORY」のように有名で英語が得意ではない人でも一瞬でわかる・読めるものが最適です。英語が得意ではないと読めないアルファベットは、一瞬で意味がわかるための企業スローガンには相応しくありません。

「水」から感じる印象は、潤い、しなやかさ、やわらかさ、柔軟性、自在性、フレッシュな活力など、いろいろ浮かびます。そしてサントリーの商品が水を使用するものなので、自然のきれいな水で美味しいと想像力が刺激されます。「自然である水を守る」という会社の方向性が込められた企業スローガンです。

まさに言葉の競演

たくさんの実例を読むことが、企業スローガンを作成するうえで、かなり参考になりますので、洗練された企業スローガンを紹介しましょう。

LION 「おはようからおやすみまで暮らしを見つめる 今日を愛するLION」

株式会社みずほ銀行 「いいしらせ、みずほから」

セブン&ホールディング 「新しい今日がある」

三越伊勢丹ホールディング 「向き合って、その先へ」

株式会社ダイエー 「ご飯がおいしくなるスーパー、いいものをどんどん安く」

株式会社高島屋 「私をきれいにする百貨店」

三菱商事株式会社 総合商社の、つぎへ 環境機能 競う未来へ

株式会社三井住友フィナンシャルグループ 「ひとりの一生と。」

株式会社ドトールコーヒー 「がんばる人の、がんばらない時間」

企業スローガンには特にこうしなければいけないというルールはありません。それぞれが自由自在に創作していることがわかります。

企業スローガンの作り方

いろいろと実際の企業スローガンを見てきましたが、いよいよ自分で企業スローガンを作成する場合、どんなことに注意し、考えるべきかを語っていきましょう。自分が勤務している会社の企業スローガンを作る場合もあれば、キャッチコピーを頼まれる場合もあります。あるいは自分が経営者ならば、実戦的なマーケティングのために企業スローガンを考案しなくてはなりません。

企業スローガンとは、内外に向けたものです。外部の消費者へのメッセージでもあり、内部にあっては、社員を鼓舞するため、あるいはやる気を刺激する言葉が求められます。よく朝礼で社訓を読んだり、社歌を合唱したり、企業理念を徹底する会社は少なくないでしょう。企業スローガンには、社員が見て「この通りに行こう」と思わせるアピール性の強さが大事なのです。

ターゲットを絞り、ワンフレーズで決める

いざ、企業スローガンを考えるとなると、相当なセンスが求められます。長い文章で説明するのは、企業スローガンには相応しくありません。「お、ねだん以上 ニトリ」「まごころこめたおつきあい サカイ引越センター」のように、ワンフレーズで決めたいところです。

では、最適な企業スローガンを作るためのヒントを紹介しましょう。まずはターゲットを明確にすることです。万人に受けるのが理想ですが、全国民をターゲットにすると、焦点がぼやけてしまうこともあります。そこでターゲットを絞り込むのです。「渋谷の女子高生」と「新橋のサラリーマン」に同じ質問をぶつけると、答えが全然違うのです。ですから、10代20代の若者か、シニア世代か、主婦か、どこに一番伝えたいスローガンなのかを考えます。

夢と希望に溢れた言葉

ターゲットを決めたら、ターゲットの目線を研究し、客観的な視点で言葉を紡ぎ出します。こういう時に語彙が豊富な人は強いです。常日頃から文章を書いている人や、毎日必ず読書をしている人は、自然にいろんな言葉を知り、語彙が増えます。やはり企業スローガンは、未来へのビジョンが感じられる夢と希望に溢れた言葉が相応しいです。

詩的な言葉や、遊び心を感じるフレーズも良いでしょう。ユニークで面白い、親しみやすい企業スローガンを考えたいものです。あるいは熱い思いを表現するのも良い場合があります。抽象的な言葉ではなく、具体的な企業のメッセージを込めることが大切です。

四字熟語の企業スローガン

企業スローガンは、もちろん社内向けの意味も含まれています。その会社で働く人々のモチベーションを上げる言葉を入れるのも大切なことです。全従業員に同じ方向を目指して進んで行くという気持ちになってもらうことが大事で、社長の情熱と同じ情熱を持ってもらうことが理想です。では、の四字熟語をいくつか挙げてみましょう。

「一球入魂」(いっきゅうにゅうこん)は、一つ一つの課題に全神経を集中して魂を込めることです。

「一生懸命」(いっしょうけんめい)は、本気で取り組む。真剣に物事に当たるさまを言います。

「不撓不屈」(ふとうふくつ)は、どんな苦闘・困難にも屈しない強い意志を持つことです。

ほかの四字熟語

ほかにも、たくさんの四字熟語があります。四字熟語は消費者向けの企業スローガンには不向きというか、難しい場合がありますが、社内向けとしては、言葉の力で皆を鼓舞することもできます。

初志貫徹(しょしかんてつ)、一石二鳥(いっせきにちょう)、有言実行(ゆうげんじっこう)、連戦連勝(れんせんれんしょう)、七転八起(しちてんはっき)、以心伝心(いしんでんしん)、十人十色(じゅうにんといろ)、質実剛健(しつじつごうけん)、花鳥風月(かちょうふうげつ)、勇猛果敢(ゆうもうかかん)、切磋琢磨(せっさたくま)、天真爛漫(てんしんらんまん)、臨機応変(りんきおうへん)。

その企業が目指す方向性、社長や経営者のビジョンにより近い言葉を選ぶことが肝要で、四字熟語は合言葉にもなりやすい利点があります。言うまでもなく皆を鼓舞したり、やる気が倍増するような四字熟語が、企業スローガンには相応しいです。

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初回公開日:2017年08月06日

記載されている内容は2017年08月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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