「5W2H」とは?|ビジネス/企画書/報告/MTGでの5W2H
更新日:2020年08月28日
5w2hとは
ビジネスでは必要事項が漏れなく重複なく網羅される必要があります。5W2Hは必要事項を漏れなくだぶりなく整理するための思考のフレームワークです。5W2Hを活用することで、ビジネスの骨格が定まり、あなたのビジネスを円滑に進めることができます。
そんな5W2Hをまとめてみました。
5W2Hの意味
5W2Hとは、5W1Hから派生した思考のフレームワークです。5w1hとは次の5つのWと1つのHのことです。
*Who…誰が(“主体”を問う)
*When…いつ(“時期”を問う)
*Where…どこで(“場所”を問う)
*What…何を(“内容”を問う)
*Why…なぜ(“理由”を問う)
*How…どのように(“手段”を問う)
上記の5W1Hに下記の”H”を追加したフレームワークが5W2Hです。
*How much…いくらか(“金額”を問う)
もともと5W2Hは、新聞などの記事に必要事項を漏れなく重複なく簡潔に記載するためのフレームワークでした。その思考方法は当然ながらビジネスの各場面にも活用できる認識が広まったのです。
なぜ5W2Hを用いるのか
ビジネスでは、報告や企画について全ての事項が簡潔に表現される必要があります。全ての事項が網羅されておらず漏れがあれば、ビジネスの重大なリスクや手戻りになりますし、重複があれば、無駄な投資や検討につながります。予め漏れなく重複なく検討するためのフレームワークとして5W2Hが考案されたのです。
なお、漏れなく重複なくということをMECEと表現します。
MECEとは、
出典: http://jbi-school.jp/6w3h/?p=76 | 6W3H(5W1H)を使って論理的に考える-MECE実践! - 6W3Hを仕事で活かすための方法
Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略です。
一般に“重複なく、漏れなく”と訳されます。
MECEを実現するフレームワークが5W2Hなのです。
例文
*When…2020年に
*What…オリンピックが東京で開催されるので、外国人のお客様が多数いらっしゃる。当社の得意分野である、翻訳機能を拡充して何かビジネスを立ち上げたい。
*Why…多数の外国人がいらっしゃる場面こそ、我が社の主要製品をアピールする絶好の機会だ。この機会を利用して売り上げを30%増やしたい。
*Where…外国のお客様がはじめて入国する空港でアピールの機会を作る。
*Who…本件は、営業第三部が主体となって進めるが、特別に社長直轄案件とするので、企画部も全面参画する。
*How…経営会議で方針を決定したいので、関係部署間でステップを経て議論する必要がある。
*How much…重要案件であるから、10億までの予算を付与したい。
ビジネスにおける5W2H
ビジネスでは下記の場面でそれぞれ5W2Hが活用できます。
*企画提案
*報告
*ミーティング
それぞれの場面をイメージして5W2Hの活用例を挙げてみました。例を参考に実際の業務で5W2Hフレームワークを活用してみてください。
5W2Hを用いた企画書
企画あるいは企画書における5W2H
企画はアイデアを具体化していくものですし、企画書はアイデアを形にするために関係者に承認合意していただくためのスタートとなるものです。現物がないところで、経営陣や顧客に対し企画やリスクを理解していただき、承認してもらう必要があります。
5W2Hを活用し、漏れなく重複のない内容を短時間で承認者にご理解いただき、承認してもらうことができます。
例文
*What…何を開発するのか
*Why…なぜこの企画に取り組むのか
*Where…どの部署がこの企画に取り組むのか、あるいはどこの場所でこの企画に取り組むのか
*Who…誰がこの企画を推進するのか、取り組むのか
*When…いつまでにこの企画を達成する必要があるのか
*How…どのような方法で本企画に取り組むのか
*How much…予算はいくらで本企画に取り組むのか
5W2Hフレームワークを活用することで、具体化すべき事項が明確になります。
5W2Hの報告範例
初回公開日:2017年07月31日
記載されている内容は2017年07月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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