「重ねてお詫び申し上げます」の意味と使い方と例文|締め・結び
更新日:2020年08月14日
重ねてお詫び申し上げますの意味と使い方
日常の中ではあまり耳にしませんが、ビジネスにシーンにおいて大変重大なミスを犯した時などの謝罪会見や謝罪文によく使われている「重ねてお詫び申し上げます」という言葉があります。
取引先や一般ユーザーに対してミスやトラブルを犯した相手に対して、大変申し訳ないことをしてしまいましたと、誤る相手への謝罪の気持ちと今後も付き合っていきたいので宜しくお願いいたします。と、いった信頼回復の願いが込めらて「重ねてお詫び申し上げます」は使われています。
二度とこのようなミスは犯しません、心より深くお詫び申し上げますなどたくさんある謝罪の言葉の中でも、より謝罪気持ちを強く感じる言葉がこの「重ねてお詫び申し上げます」ではありませんか。そんな「重ねてお詫び申し上げます」の言葉を掘り下げていきます。
重ねてお詫び申し上げますとはどんな意味
強い謝罪の気持ちが伝わる「重ねてお詫び申し上げます」の本当の意味は何でしょうか。また「重ねてお詫び申し上げます」の正しい使い方についてみていきます。まずはわかりやすくするために「重ねてお詫び申し上げます」の言葉を区切って説明します。
重ねての意味
まずは「重ねて」とはどんな意味があるのでしょうか。
同じことを繰り返すさま、もう一度、再び、事態をもう一度繰り返すさまなどの意味を持っています。この「重ねて」という言葉を謝罪文や声で発することで、ミスが犯されて怒っている取引先や一般ユーザーの怒りを少しでもおさえたいという気持ちがより強く表現できるようになります。
どんなに怒りをあらわにしている相手でもこの「重ねて」がついた「重ねてお詫び申し上げます」と言いながら頭を深々と下げられれば、怒りも弱まる効果があります。
また、この「重ねてお詫び申し上げます」は謝罪文以外にもご配慮に重ねてお礼申し上げます、早急に提出していただきますように重ねてお願いしますなどの使い方もされています。
お詫び申し上げますの意味
次に「お詫び」ですが、ミスや罪を謝すること、迷惑をかけたことを謝ることまた、「頭を下げる」といった態度を表す意味もあります。
「お詫びいたします」の後に深々と頭を下げるシーンをよく見かけます。この「お詫び」は詫びの丁寧語です。そのお詫びに相手に謙虚さを表す申し上げますがついたより相手に悪いことをした、といった気持ちを丁寧に表現しています。
話を戻しますが、この「重ねてお詫び申し上げます」の謝罪の言葉には同じミスを繰り返すことはしませんので、どうかお許していただきませんかと、お詫びを強調した表現の謝罪の言葉になっています。この「重ねてお詫び申し上げます」を上手に使えばトラブルも怖くはありません。
重ねてお詫び申し上げますの使い方は
では、「重ねてお詫び申し上げます」はどんな使われ方をしているのでしょうか。また、その使い方は正しいのでしょうか?など「重ねてお詫び申し上げます」の使い方のお話をします。
度重なる失礼、本当に申し訳ありませんでした。この度は、多大なご迷惑をおかけしてすみませんでした、お返事が遅れてすみませんでした、などの謝罪文の後のフレーズとして使われています。
さらに、「重ねてお詫び申し上げます」の後につながるフレーズの言葉があります。具体的にどんなものがあるのか見ていきます。
深くお詫びする時
謝罪の気持ちを強く相手に印象づけたいときには「心から」、「心より」、「謹んで」などを頭につけます。「深くお詫びお詫び申し上げます」がありますが、どのような反省をしたのか説明した後に使わなければ謝罪の気持ちが伝われないので注意してください。
「心よりお詫び申し上げます」、「謹んでお詫び申し上げます」、またあまり使いませんが、「伏してお詫び申し上げます」といった表現もあります。とは言ってもやはり「重ねてお詫び申し上げます」の方が誠意が伝わります。
金銭的な実害をお詫びする時
今回のミスや問題により相手に金銭的な実害をあたえてしまった時に使われるフレーズとして「多大なるご迷惑をおかけしましたことを謹んでお詫び申し上げます」、「皆様にご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」などのフレーズが一般的です。
相手に対した金銭的な損失や損害などの迷惑を与えたときなどの謝罪は言葉も大事ですが、できる限り早く文書なり電話で謝ることがより重要になってきます。
可能ならば直接会に行って頭を下げながら「重ねてお詫び申し上げます」などのお詫びの言葉を伝えましょう。また、少し時間を置いた後に今回のミスについての詳しい説明や今後の再発防止対策などを文章で伝えるようにすれば信頼回復も早くなることを頭に入れておきましょう。
実害はないが相手に心配をかけた時
金銭的な実害は起きていないけれど、相手に心配をかけた時は相手にどんな心配をかけたのか具体的に説明した後に「ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」や、どんな対応が悪かったのかを説明した後に使うと誠意が伝わる、「今回の事では不誠実な対応で不快な思いをさせてしまいましてお詫び申し上げます」などが一般的によく使われているフレーズです。
また幅広いシーンで気軽に使われている「ご心配をおかけしました」もよく耳にします。
さらに、金銭的な実害は与えていなくても、相手の怒りを強く感じた時などには「なんとお詫びしてよいのやら」、などのフレーズも聞かれます。また、ミスを全面的に受け入れる時などに使う「「弁解の余地もありません」も謝罪の言葉や文章で目にします。
その他のお詫びフレーズ
初回公開日:2017年07月24日
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