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2018年04月24日

確定申告に間に合わない場合の対処法・どうなるのか|高額療養費

確定申告は毎年2月~3月に行います。この確定申告には期限があり、この申告期限までに申告が間に合わないという方もいらっしゃるでしょう。ここでは、確定申告に間に合わない場合の対処法や間に合わない場合のペナルティについてご説明します。

確定申告の期限に間に合わない場合どうするのか

確定申告をしたことがありますか。確定申告とは、毎年1月1日から12月31日までの一年で稼いだ収入について、翌年の2月16日から3月15日までの間に自信の所得税を計算して申告、納付する制度です。確定申告は、税金納付するだけでなく余分に払っている税金の還付を受けるためにも必要です。

確定申告期限は3月15日(土日、祝祭日に重なった場合は翌日まで)ですが、忙しくて申告が間に合わない、忘れてしまっていたという場合もあるでしょう。そのような場合には、どう対処すれば良いのでしょうか。ここでは、確定申告の期限に間に合わない場合にどうすれば良いのかについてみていきます。

確定申告が間に合わない場合;高額療養費

高額な医療費を払った場合には、高額療養費制度というものがあり部分的に戻ってきているでしょう。これはその医療費を支払う時に前もって申請することで、高額医療費で戻ってくる部分を除いて支払うことが可能です。

また、一旦医療費を支払った場合でも、後に高額療養費の手続きをすれば部分的に戻ってきます。ただし、この高額療養費の制度を使った場合には確定申告のときの医療費控除で申告する医療費から戻ってきた分を差し引いてください。そうしないと二重計上となってしまいます。

もし、医療費控除のための確定申告が期限内に間に合わない場合でも、その翌年から5年以内であれば申告可能です。その場合でも、高額療養費で戻ってきた分は差し引いて申告しましょう。

確定申告が間に合わない場合;ふるさと納税

最近話題のふるさと納税という制度を知っていますか。これは、自分が住んでいる自治体ではなくそれ以外の自治体へ税金を一定額納税するとお礼としてその土地の名産品などを受け取れるという制度です。その際に納税した分は、所得税や住民税が控除されます。

ふるさと納税をした場合には、確定申告で寄付金控除という項目で申告しないと所得税や住民税が控除されません。つまり、1月1日~12月31日までにふるさと納税した場合は、その翌年の確定申告時に確定申告しないと控除が受けられないということです。

ふるさと納税を確定申告するには、ふるさと納税先の自治体から送られてきた寄付金受領証明書という領収書にあたるものを添付しなければなりませんので、きちんととっておきましょう。

ふるさと納税の確定申告が間に合わなかった場合

ふるさと納税の寄付金控除申告が確定申告期限までに間に合わない場合は、確定申告書の提出期限から5年以内であれば、更生請求という手続きにより寄付金控除の適用を受けることが可能です。

もし、ふるさと納税の確定申告期限である3月15日を超えて申告が間に合わない場合でも、還付申告書はその翌年の1月1日から5年間提出可能ですので、確定申告期限を過ぎてもきちんと手続きしておきましょう。

確定申告が間に合わない場合;奨学金

奨学金申請には、収入が基準に合っているかを判断するために収入証明書の提出が必要になります。その収入証明は、それぞれの家庭で仕事内容によって変わってきます。

例えば、会社員であれば源泉徴収票が毎年渡されますので、そのコピーを提出したり市役所などで所得証明書を出してもらい提出する場合もあります。また、確定申告書類を奨学金申請時に提出しなければならない場合もあります。

奨学金申請で確定申告書提出

収入証明書類として、所得税の確定申告書を提出するのは、商店や農業などを営み確定申告している人が対象となります。要するに、自営業の方になります。奨学金申請の際に収入証明として提出するものは、所得税の確定申告書の「控」のコピーです。そして、この控には税務署受付印が押印されていなければなりません。

もし、この受付印がなく奨学金申請までに間に合わない場合には、以下の証明書のいずれか1つを確定申告書のコピーと共に提出しなければなりません。

・市区町村発行の課税証明書
・市区町村発行の所得証明書
・税務署発行の納税証明書(その2)

確定申告が間に合わない場合;医療費

医療費が高額になった場合、確定申告をすることで医療費控除が受けられます。概ね医療費10万円を超した場合に控除対象となりますが、この医療費控除には本人以外に同じ生計を立てている家族全員が対象となり合算可能です。

しかし、この医療費控除の場合は還付金目的で行います。そのため、医療費控除が領収書などを貰うことが間に合わない、確定申告期限まで確定申告が間に合わないという場合には、5年以内に行うことができます。そのため、もし医療費控除で確定申告までに間に合わない場合でも焦ることはありません。

医療費控除で申告できる対象

医療費控除で申告可能な対象ですが、病気による手術や治療費はもちろん、以下のようなものも医療費として認められます。

・出産のための入院費
・未熟児出産の際の医療費
・帝王切開手術費費用

個人事業主が確定申告に間に合わないときの対処法

個人事業主が確定申告に間に合わない場合にはどうなるのでしょうか。個人事業主が確定申告に間に合わない場合は、まず65万円の青色申告控除を受けることができなくなります。青色申告控除を受けることの条件として、定められた期限までに確定申告を行うことがあるためです。

もし期限までに確定申告が間に合わない場合は、白色申告と同じ10万円までの控除しか受けることができなくなります。青色申告が65万円までであるのに対し10万円までの控除しか受けることができないとなれば還付金が減ります。個人事業主の方は、できるだけ確定申告を期限に間に合うように行うように心がけましょう。

個人事業主が確定申告に間に合わない;書類

個人事業主の場合、確定申告の書類を期限までに提出できないと青色申告の控除が受けられなかったり、延滞税が課せられたりとペナルティがあります。そのため、確定申告書類の提出が、もし期限までに間に合わない場合でも、なるべく諦めずに提出するように頑張りましょう。

その際、通常では3月15日17時までが起源ですが、それを過ぎたとしても、以下のような申告方法があります。

1.郵便局の夜間窓口

税務署に、確定申告期限である3月15日17時までに、確定申告書の書類の提出が間に合わない場合でも3月15日24時の日付が変わるまでに郵便局の夜間窓口から郵送することで期限内申告の取り扱いとなります。税務署への到着は翌日以降になっても、締切日当日の消印であれば、期限内申告の取り扱いとなります。

もし、不安だという方は簡易書留で送れば郵送記録が残りますので安心です。この場合、宅急便やゆうパックでは到着日が申告日となりますので、必ず郵便や信書として郵送しましょう。

2.税務署の時間外収受箱

もし提出する税務署が近い場合には、税務署の時間外収受箱に投函することで24時まで提出が可能です。ただし、その場合でも切手を貼った返信用封筒と控え書類を同封し、返送してもらうようにしましょう。24時というと、もう税務署員はいませんが、申告日の次の日の出勤日に収受箱から出し、期限内提出となります。

期限が来ても諦めない

税務署の時間外収受箱の投函は、3月15日24時までには行うべきですが、実際に取り出すのは翌日の朝ですので、3月15日24時を過ぎて間に合わない場合でも、投函すれば実際には間に合う場合があります。

そこで、大体は翌朝までに投函すれば良いですが、24時を超えてしまうと中には税務署によって事情が違うために期限に間に合わないケースもあります。それは以下のようなケースです。

1.税務署職員が出勤が早い場合

自分が申告する税務署の職員が早朝に出勤するような場合は、思ったよりも速く時間外収受箱が回収される可能性があります。確定申告時の税務署職員は忙しく、少しでも早く出勤しようとする職員がいる可能性があります。

2.夜間警備員

税務署職員が早朝に出勤しない場合でも、税務署に警備員が常駐して、夜間に時間外収受箱の中身を回収する場合があります。その場合は、思ったより早く期限がきて間に合わないということになります。もし、24時を過ぎて期限に間に合わない場合でも、朝までは大丈夫とタカをくくらず、その中でもできるだけ速い投函をしましょう。

個人事業主の確定申告期限をすぎたペナルティ

個人事業主が確定申告期限に間に合わないときに期限後申告した場合に、青色申告の65万円控除が使えないということを前述しました。しかし、個人事業主の確定申告期限に間に合わない場合のペナルティは他にもあります。個人事業主が確定申告期限に間に合わない場合のペナルティは以下のようになります。

・青色申告の取り消し
・無申告税と延滞税
・青色申告の65万円控除が使えない

個人事業主の期限後申告はキツイ

個人事業主の場合に、確定申告期限に間に合わないために期限後申告となると、青色申告の65万円控除が使えません。例え一日でも遅れれば使えませんので注意が必要です。ただし、10万円までの控除は行えます。

また、青色申告はきちんと帳簿をつけて申告することにより税金上の優遇が受けられる制度ですので、期限までに申告が間に合わない場合には取り消されてしまう恐れがあります。もし青色申告が取り消されてしまうと、もう一度申告しても取り消しから2年経たないと再申請ができず、なかなか認めてもらえません。

よって、確定申告期限に間に合わない場合は合計で3年65万円の控除が受けられなくなります。

確定申告に間に合わない場合どうなるのか

確定申告が遅れて、期限までに間に合わなかったという場合には、期限後に速やかに申告することにより「期限後申告」となります。期限に間に合わないということにより、期限後申告となった場合のペナルティは、延滞税という税金です。

期限後申告により納める税金は申告書提出の日を期限としますので、申告日までに納める必要がありますが、この確定申告期限を遅れて間に合わい場合には延滞税が加算されていきます。延滞税は最大年率で7.3%で、申告期限から2か月を過ぎると最大14.6%です。

そのため、もし確定申告が遅れて期限までに間に合わないという場合にも、できるだけ早めに申告を行う方が良いでしょう。

1か月超の遅れは要注意

確定申告期限までに間に合わないことから期限後申告となって1か月を超えて申告した場合や、自主的な確定申告をせず税務調査によって申告納付すべき決定が行われた場合には、無申告となってしまい、高額な無申告税が課されます。

無申告税は、納付すべき税金が50万円までの場合は15%、50万円を超える場合には20%の割合で加算された金額となります。

ただし、この延滞税を課されるのは納付すべき税金がある場合です。税金を納めすぎていて還付される方で確定申告が間に合わないという場合には、確定申告を行った後に還付申告書によって還付を受けることができます。還付申告書とは、確定申告期間のみではなくその翌年1月1日から5年間提出可能となっています。

無申告加算税

確定申告を期日まで行うことができず、間に合わない場合には、納めるべき税金が加算されます。それを無申告加算税といいます。この無申告加算税は、納付すべき税金に対して金額に応じて加算されて徴収されますが、税務署の調査をうける前に自主的に期限後申告した場合は、無申告加算税に対して5%程度、金額が軽減されます。

無申告加算税が課されない場合

確定申告に間に合わない場合の対処法・どうなるのか|高額療養費

この無申告加算税は、期限後申告の場合でも、以下の条件を満たす場合には課されないこととなっています。

1.確定申告が間に合わないため、期限後申告となった場合でも、法定申告期限より1か月以内に自主的に申告した場合。
2.確定申告が間に合わないため期限後申告となったが、期限内申告する意思があったと認める一定の場合に該当する場合。

2.の「一定の場合」とは、以下になります。
・期限後申告にかかる納付すべき税額全額を法定納付期限までに納付している。
・期限後申告書を提出した日前日から起算し5年前までに無申告加算税や重加算税を課されたことがない上に、期限内申告の意思があったと認められる場合。

延滞税

確定申告期限の3月15日が所得税や復興特別所得税の法定納期限となります。そして、この納付期限に間に合わない場合には、納付期限翌日から期限後に納付するまでの日数に応じ、利息相当の延滞税が課されます。

もし、振替納税制度を利用していて、残不足などで振替日に振り替えできないまま、納付期限に間に合わない場合でも、納付期限日から完納するときまでの延滞税が課されますので、注意が必要です。

振替できなかった場合の納付に関しては、現金や電子納税となります。また、延滞税の割合としては、延滞期間が2か月以内か2か月を超えているかによって割合が変わります。

確定申告はできるだけ期限内に行いましょう

いかがでしたか。確定申告は必要な人は、期限までに行わないと、延滞税や無申告税などのペナルティが課せられる上に、個人事業主の場合は青色申告の控除が受けられないなどさまざまなデメリットがあります。できるだけ、確定申告は期限内に行うようにしましょう。

特に個人事業主の場合は、もし事情があって期限内に確定申告ができないという場合でも、最後まであきらめずに期限内に提出した方が良いです。

医療費控除やふるさと納税による税金の控除など、還付を受けるための確定申告であれば、もし確定申告ができなかったとしても、その翌年から5年間更生請求という手続きにより寄付金控除の適用を受けることが可能です。還付のための場合は、特に焦らなくても良いことも覚えておきましょう。

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