Search

検索したいワードを入力してください

行から御中への訂正の仕方と注意点・個人名が併記されている場合

更新日:2020年08月20日

はがきや封筒で「行」から「御中」に訂正するとき、迷ってしまうことはありませんか?なぜ「行」から「御中」に訂正するのか、訂正する方法や注意点など、疑問に思う点も多いでしょう。この記事では、「行」から「御中」への訂正の仕方や注意点、具体例についてご紹介します。

「行」から「御中」に訂正する場合とは?

返信用封筒などで、宛先にある「行」を「御中」に訂正しなければならない場合があります。これは就職活動やビジネスシーンなどでしばしば見られます。まずは、この訂正の仕組みについて見ていきましょう。

返信用封筒の仕組み

「行」が使われる例としては、返信用封筒や往復はがきがあります。これらは、差出人が自分に宛てて送ってもらうために、あらかじめ用意しておくものとなります。以下、返信用封筒を例に説明します。

返信用封筒は、送った相手に書類などを送ってもらうため、返信用の封筒としてあらかじめ自分の宛先を記入した封筒を入れておく、という仕組みになります。例えば、会社が応募者に募集要項を送る際に、そこに会社宛ての返信用封筒を同封し、応募者はその返信用封筒の中にエントリーシートや履歴書などの応募書類を入れて送り返す、といった例があります。

「行」を訂正する仕組みは?

差出人が受取人に対して、返信用封筒を同封して郵送したとします。受取人は、差出人が送ってきた返信用封筒を使用し、差出人に送ります。その際、宛名は差出人となります。返信用封筒には差出人の氏名や名称があらかじめ記載されており、氏名・名称の後には「行」と記載されています。これを送る際に、「行」を「様」や「御中」に変えることになります。

「御中」は、会社などの団体が宛名となる場合に使用する敬称です。つまり、差出人が会社などの団体の場合、返信用封筒の宛名にある「行」を訂正し、「御中」という敬称を使用しなくてはなりません。

なぜ「行」から「御中」へ訂正が必要か?

返信では差出人が宛名になる

宛名を書くときには「様」や「御中」などの敬称が必要ですが、これは返信用封筒でも同様です。最初から記載された差出人を宛名として送ることになりますが、宛名があって敬称をつけるという手順は通常の封筒と同じです。差出人に「御中」や「様」といった敬称をつけなければなりません。

差出人の立場から返信用封筒の仕組みを考えてみます。差出人は、返信用封筒に自分の名称を書き、受取人に送ることになります。その際には、自分の名称の後に「御中」や「様」といった敬称は使用しません。ここでは「行」と書いておきます。

次に、受取人の立場から考えてみます。差出人が送ってきた封筒の中には、受取人が返信するための封筒が同封されています。そして、この返信用封筒を使って差出人に返信する際に、相手(差出人)に対して敬称を使用しなければなりません。ここで、「行」を訂正し、「様」や「御中」を使用する必要が生じます。

敬称は相手に対して使用するもの

「様」や「御中」は、送る相手に対して使用するものです。返信用封筒の場合、差出人が自分の氏名・名称を書くとき、自分に対して敬称は使用しません。自分の氏名に対して「様」を使うことは間違いですが、それと同様に、敬称となる「御中」も会社が会社自身に対して使用することは間違いとなります。

このような考えから、差出人は返信用封筒に自分の氏名や名称を書くとき、氏名・名称の後に「行」を書きます。しかし、受取人が返信する際には差出人が送る相手となるので、受取人が相手(差出人)に対して敬称を使う必要があります。ここで、相手が団体であれば、「行」から「御中」に訂正し、相手が個人であれば「行」から「様」に訂正します。

敬称に注意する必要がある

必ず「行」を消す

「行」を「様」や「御中」などの敬称に訂正することは、「行」を消すことになります。訂正する方法は、二重線で「行」を消し、「様」や「御中」に訂正します。これは必ず行います。

この訂正方法は、「行」の後に「様」や「御中」を付け加えればいいというものではありません。必ず「行」を二重線で消してから、「様」や「御中」を記載します。これは、敬称として「様」や「御中」を示すことになります。「行」と一緒に「様」や「御中」を記入すればいいわけではないので、注意しましょう。

二重線には、縦線、横線、斜め線がありますが、詳しくは後述します。

敬称のルールを守ること

「行」を「御中」に訂正するにあたり、「御中」という敬称に注意する必要があります。例えば、敬称の代表例の一つとして「様」が挙げられますが、「御中」と「様」を一緒に使うことはできません。このあたりの知識があいまいになると、「行」を訂正する際に間違いが生じる可能性があります。

この記事では、「行」を「御中」に訂正する例を見る前に、まずは「御中」と「行」の意味について、詳しく見てみましょう。

「御中」とは何か?

封筒の宛名を書くとき、「御中」という敬称がしばしば見られます。「御中」とは、宛先が個人名以外になる場合に使用されます。これは、会社や官庁などの団体が宛先となる場合です。例えば、

〒123-4567
A県B市C町1丁目2番3号
株式会社〇〇御中

のように使用します。この例でいえば、株式会社〇〇という団体名の後に「御中」という敬称を加えています。

「御中」と「様」の違いは?

「御中」は、個人以外が宛先になる場合に使用します。一方で、宛先が個人になる場合に使用する敬称は「様」となります。例えば、

〒123-4567
A県B市C町1丁目2番3号
〇〇様

のように使用します。こちらは〇〇に個人名が入り、団体名は入りません。「様」と「御中」はビジネスシーンでしばしば見られますが、宛名が個人か個人以外かで使い分けることになります。

次のページ:部署を書く場合の「御中」の使い方は?

初回公開日:2017年10月28日

記載されている内容は2017年10月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Latests