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台本の書き方と例|落語/漫才/ミュージカル/演劇/歌舞伎/寸劇

更新日:2020年08月20日

映画やミュージカルなど、世の中にあるさまざまなエンターテインメント。多くの人は、これらのエンターテインメントを楽しむ側ですが、これらを作る側の人もいます。この記事ではその台本の書き方を紹介していきます。台本の書き方に興味がある方はぜひ読んでみてください。

映画やミュージカルなどの台本の書き方|小説と何が違う?

映画やミュージカル、漫才や歌舞伎など、世の中にはさまざまなエンターテインメントが存在します。多くの人は、これらのエンターテインメントを楽しむ側ですが、中にはこれらを作る側の人もいます。また将来、映画やドラマの脚本家になりたいという人もいるでしょう。

しかしながら、脚本家になりたいといっても、実際に台本の中身を見て、その書き方を知っている人は少ないのではないでしょうか。それもそのはず、台本は基本的に売り物ではないからです。

当たり前ではありますが、台本は小説とは異なります。小説の読み手は「その小説を楽しむ読者」ですが、台本の読み手は「その作品を作っている側の人間」です。誰に対してのものであるかが、明確に異なります。例えば、ある人物がセリフを言う場合に、小説と台本ではそれぞれ次のような書き方をすることになります。


【小説】
 「おはようございます」と高橋が言った。
【台本】
 高橋:おはようございます

それぞれの台本の書き方

映画やミュージカル、漫才や歌舞伎のどれにおいても、台本の書き方の基本はあまり変わりません。時間と場所の設定を書いて、登場人物とセリフを書く、必要に応じて登場人物の動作や心情も書いておくことは同じです。

ただ、それぞれにいくつか書き方の違いもあるので、その違いに着目しながら、それぞれの台本の書き方を見ていきましょう。

演劇

歌唱を含まない演劇、すなわちミュージカル以外の演劇のことをストレートタイプと言います。ここでは、そのストレートタイプの演劇の台本の書き方について説明します(ミュージカルについては次に説明します)。

まず、演劇に限った話ではないのですが、台本の書き方に「絶対にこうしなければならない」というルールはありません。また、それぞれの作家によって書き方は少しずつ異なります。ただ、やはり一般的にはこう書くべきというのがあるので、それについて説明していきます。とは言っても、大体は台本を見たことがない人でも想像できる内容になっているはずです。

<第一場>
◯街の公園に太郎と愛子がベンチに座っている。

太郎:僕と付き合ってください。
愛子:ごめんなさい。

愛子が立ち去る。太郎にだけ照明が当たる。

太郎:何がいけなかったんだ。

ミュージカル

ミュージカルは演劇の形式の1つに当たります。ミュージカルと聞いて「劇団四季」が思い浮かんだ人も多いでしょう。ミュージカルの台本は、基本的にストレートタイプの演劇の台本の書き方と同じです。初めに「タイトル」と「作者」「登場人物」を書き、メインは「セリフ」と「ト書き」、そして「歌」になります。

ミュージカル特有の歌ですが、まず、歌のタイトルを書きます。次に誰が歌うか、全員であれば全員、ソロであれば誰のソロかわかるように書きます。そして歌詞を書いていきます。


【例】
歌:「最高のナイン」

一郎:一人では
二郎:辛くても
三郎:みんなと一緒だから
全員:野球は楽しい


なお、ミュージカルや演劇においては、同じ役者が複数の登場人物を演じることもありますが、これは香盤表と言われる「どの場面において、どの役者が、何の役で出演するかの一覧表」を用意すれば、台本にはどの役者が演じるかを書く必要はなくなります。

寸劇

寸劇の台本の書き方は、特に難しいことはありません。こちらも基本的にストレートタイプの演劇と同じ書き方で問題ありません。初めに「タイトル」と「作者」「登場人物」を書き、「セリフ」と「ト書き」を書いていきます。

必要に応じて「シーン」「日時」「場所」なども書いていきます。登場人物の設定や、照明の暗転、フェードイン・アウトもそんなに凝ったものでなければ、簡潔に記載します。


【例】
<登場人物>
田中/高校生のアルバイト店員。
鈴木/40歳のサラリーマン。

照明が暗い状態

ナレーション:サラリーマンの鈴木は、仕事で疲れたその帰りにコンビニへと寄った。

照明フェードイン
鈴木がコンビニに入る

田中:(制服姿、髪はボサボサ)お帰りなさいませ
鈴木:(スーツ姿)誰だよ
田中:失礼しました。いらっしゃいませ
鈴木:もういいよ

テレビ

ドラマの場合、基本的には演劇と同じですが、少し異なる点もあります。例えば、フラッシュ(頭をよぎったイメージや短い回想など)はセリフとしては不要ですが、当然役者はセリフが全てではなく、体の動きや顔の表情で全てを表現するため、これらも必要な情報となってきます。次の例では「×」を使用していますが、とにかく分かりやすく、見やすくすることが大切です。


【例】
************
(フラッシュ)
昨日の事件現場の映像
************

テロップはどう入れる?

次のページ:台本は分かりやすく!そして役者の「スペース」を空ける!

初回公開日:2017年10月25日

記載されている内容は2017年10月25日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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