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ゲーム企画書の書き方とコツ|コンセプト・失敗例と注意点

初回公開日:2017年10月27日

更新日:2017年10月27日

記載されている内容は2017年10月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

就活でゲームの企画書を課題にされた場合、どう書いたら良いのでしょう。実は、企画書の中でもゲームは少し書き方が特殊で、馴染みのない人にとっては難しいものです。コンセプトの固め方から意識すべき開発者の視点まで、企画書の書き方に必要なポイントをまとめました。

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ゲームの企画書の書き方とコツ

コンセプト

そもそもコンセプトとは何でしょう。テーマとはどう違うのでしょう。ゲームに限らず企画書を書く際には、この2つの要素をしっかりと理解する必要があります。

大まかにいえば、テーマは何を扱うか、コンセプトとはテーマをどう扱うかというアプローチの切り口です。そして、ゲームの企画書でいえばシステムや世界観やビジュアルなど、具体的な内容にまでおよびます。企画書の書き方が分からないという人は、まずは細部までディテールをイメージすることからスタートすると良いでしょう。

コンセプトの具体的な固め方は後述します。企画書の具体的な書き方を左右するものなので、しっかり確認していきましょう。

企画書全体のテンプレート

ゲームの企画書に必勝法の書き方はありません。なぜなら、ゲームのテーマや演出によっては開発規模が大きく変化するからです。例えば、一人開発と会社規模でのプロジェクト開発とでは使えるリソースが違うので、企画書の書き方も変わります。したがって、どのゲームにもあてはまるような書き方のテンプレートは公開されていないのが現状です。

ただ、ゲーム会社さんやプランナーの方のホームページには、企画書に盛り込むべき内容が公開されています。開発情報というかたちで、自分の作るゲームのテーマや規模感に近いゲームの情報を探すことがおすすめです。

例文

どの企画書も分かりやすい書き方が大切です。しかし、ゲームの企画書は特に盛り込むべき情報量が多くバランスが難しいところです。イラストや専門用語も使ってイメージを喚起するような書き方をしましょう。

コンセプトの固め方

テーマを決める

企画書を書くには核となるテーマの設定が大切です。まずは、作りたいゲームのジャンルと掛け合わせる設定を決めます。具体的には「学校もの×ホラー」「クイズ×ファンタジー」といった具合です。

思い浮かんだアイデアは、箇条書きで書き留めるようにしましょう。なぜなら、きれいな書き方に気をとられるとせっかく思いついたアイデアの余白や初期衝動を忘れてしまうからです。それらは、後にコンセプトを固め企画書として落とし込むための大切なエッセンスです。

具体的なコンセプトの固め方 その1

テーマの次は、アプローチの方法を考えます。ゲーム全体の印象を考えましょう。具体的にいえば「かわいい」「おもしろい」「怖い」など、プレイヤーにうったえかけたい感情のことです。

ここでは「学園モノのホラー」をテーマにしてお化けを考えてみましょう。例えば「かわいい」印象なら、ゆるキャラのようなお化けがおもしろいでしょう。「おもしろい」系であれば、落とし穴などのトラップを仕掛けて、お化けをひっかけるという設定も生まれるでしょう。

このように、ゲームの印象はキャラクターのデザインやゲームのシステムなどを左右する大切な要素です。掘り下げてディテールをつめていきましょう。

具体的なコンセプトの固め方 その2

前章までの内容は自分の視点での発想でしたが、それだけの企画書では一人よがりな書き方になってしまいます。この段階で、今度は他者視点で考えなおしてみましょう。具体的なターゲットを想定する作業です。

まずは、友達や知り合いのお子さんなど、誰か一人をプレイヤーとして思い浮かべます。そして、その人の性格や興味を深く掘り下げ、ゲームをプレイするシーンや喜びそうな要素を考えます。客観的にアイデアを見直してすり合わせをすることで、さらにゲームを面白くするようなアイデアを企画書に盛り込めるようになります。

ゲームの企画書の失敗例と注意点

ストーリーに入れ込みすぎる

企画書で大切なのは、自分視点と他者視点のバランスです。例えば、ストーリーを語りすぎる書き方の場合、他者視点が欠けておりバランスがとれていないので、失敗という評価になります。

キャラクターや世界観はゲームの核となる大切な設定ですが、企画書には他にも盛り込むべき内容がたくさんあります。また、スマートフォンのゲームアプリの場合だと、アップデートにより後付けでストーリーは追加できます。

文字で全てを説明する書き方

もう一つありがちな失敗は、説明を文字に頼りすぎるというパターンです。特にゲームの場合は、子供でも初見でプレイできるような分かりやすさが大切です。そのためには、ビジュアルを重視したタイプの企画書が良いでしょう。説明や補足が長くなりそうな場合は、末尾に注釈をつけることで対応できます。

社内を説得する企画書を書くために

企画書に必要なポイント

企画書のポイントは、頭の中のビジュアルが伝わるような書き方をすることです。そして、まず一番に伝えるべきはチームを組んでくれる開発者の方々です。ここでは、開発者を代表してプログラマーとクリエイターとに分けて、それぞれに向けた企画書の書き方を考えていきましょう。

プログラマーの視点の書き方

ビジュアルは、プログラマーにとって仕様を決める大切な情報です。例えば、RPGの戦闘画面を例に取ると「キャラを指で操作するのか固定したままにするのか」「コマンドを選ぶポップアップをどのように、何秒表示するか」など、ゲームシステムの設計そのものに関わります。

コーディングは、ゲームの裏処理を設計する書き方です。もしこうした情報がない場合、データの取得や破棄のタイミングに影響が出ます。結果、何回も同じ動作を繰り返す、アプリが落ちるなどの不具合につながりかねません。したがって、プログラマーの視点では企画書には画面やコントローラーなど、操作性の情報がわかる書き方が必要です。

クリエイター視点での書き方

開発者視点は、プログラマーだけのものではありません。例えば、デザイナーに依頼する場合、大切なのはコンセプトと世界観やシステムを伝える書き方です。その際には、骨組みや枠の指示にとどめ、テイストやビジュアルは指定しすぎないように気をつけましょう。

デザイナーに仕事を依頼することは、その人の発想力やセンスに信頼を置くということです。自由な発想からコラボレーションやタイアップの可能性を生み出す方が面白くなります。

開発規模が大きくなるほど関わるクリエイターも多くなります。例えば、効果音の制作を他のクリエイターに頼む場合も、企画の枠組みと自由に感性を発揮できる余白とを意識した書き方が大切です。

企画書を事業として実現するために

ゲームの企画書を作るには視点に立った書き方が必要です。これまでは、実際に遊んでくれるプレイヤーと開発者の視点を紹介しましたが、他にも意識すべき視点があります。

会社単位で開発に取り組む場合、収支や採算などお金の話も出てきます。企画を通すためには、単に面白いだけではなく地に足がついていて事業として採算がとれることも大切です。スポンサーやタイアップ先を想定し、広告モデルやマネタイズの展開を意識した書き方もできるとなお良いでしょう。

ゲームの企画書は練習しやすい

実際に作ってみる

ある程度プログラミングを学んだ方ならば、スマートフォン用のゲームアプリを一人で作れます。開発環境は、無料でダウンロードできるので実際に試してみましょう。ゲームを設計してコードに落とし込むために、どんな情報が必要なのか考える良い機会になります。

もし将来プランナーを目指す方であれば、できる限り他の人とチームを組んで開発の練習をすることがおすすめです。イラストや効果音などを任せるのが良いでしょう。チーム開発は、企画書の書き方を練習する良い機会です。まずは、気心の知れた友人や同僚などと、趣味の範囲でサイドプロジェクト的にはじめてみると面白いでしょう。

発表の機会を作る

人前で発表しプレゼンする機会を作りましょう。プレゼンは、短い時間で内容を分かりやすく伝え人を惹きつけることが求められます。資料を作る過程では、パワー・ワードやキラー・フレーズを抽出する要約力、ビジュアルへの演出やこだわりなどが学べます。

それらは、企画書の書き方にも応用できるスキルです。また、聴衆の反応を見ることで、興味のポイントや知りたい情報などを実地で確認できます。

ゲームに限らず企画書の役割は同じ

開発者目線やマネタイズなど、さまざまな視点から企画書に必要な内容を紹介しました。共通するのは、頭の中のビジュアルを他人の視点で共有することです。この点ゲームの企画書は、プログラマーやデザイナーなど専門職を意識した書き方が必要になります。

プランナーやプロデューサーの仕事はビジネスを作り出すことです。そのためには、企画書というかたちで関係者やスポンサーに協力をあおぐことが大切です。もしこうした職種を希望する場合、現実世界のリソースの調整にも興味があるのか純粋にゲームのアイデアを出したいだけなのかをよく考えてみましょう。

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