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2017年10月28日

世界大学ランキング・基準と決め方・日本の大学の順位

あなたは、世界大学ランキングを知っていますか?世界大学ランキングは、偏差値とは異なり、大学の研究や教育の質を表しています。世界大学ランキングを知ることで、自分の出身大学の真の実力を知ることができます。留学先を決めるときも、世界大学ランキングは参考になります。

世界大学ランキングの推移

日本の受験時には、大学のレベルを判定するために、偏差値が利用されています。しかし、入学する大学を決めるために、偏差値で判断することは、世界的には珍しいことです。

海外では、大学のレベルを判定するために、世界大学ランキングが作られています。このランキングは偏差値と違い、大学を総合的に判断するものであり、海外からの留学生数や、研究者1人あたりの論文発表数などで判断されます。

数多くの機関が世界大学ランキングを発表しています。年度別の世界大学ランキングとしては、特に影響力が大きい、The Times Higher Educationを使用します。

2013

まず、2013年の世界大学ランキングを1位から5位まで発表します。

5位マサチューセッツ工科大学(アメリカ)

4位ハーバード大学(アメリカ)

3位オックスフォード大学(イギリス)

2位スタンフォード大学(アメリカ)

1位カリフォルニア工科大学(アメリカ)

これらの大学は、政府から豊富な研究資金を受け取っており、大規模な研究施設を持っています。また、研究者も世界的に有名な人が集まっており、非常に質が高い研究をしています。

2014

続いて、2014年度の世界大学ランキングを発表します。

5位マサチューセッツ工科大学(アメリカ)

4位スタンフォード大学(アメリカ)

3位オックスフォード大学(イギリス)

2位ハーバード大学(アメリカ)

1位カリフォルニア工科大学(アメリカ)

2013年、2014年と、カリフォルニア工科大学が世界大学ランキングの第1位です。カリフォルニア工科大学は、理系の超難関校として世界的に有名で、ノーベル物理学賞受賞者を多数輩出しています。

2015

2015年の世界大学ランキングでは、ケンブリッジ大学が5位に浮上しました。

5位ケンブリッジ大学(イギリス)

4位スタンフォード大学(アメリカ)

3位オックスフォード大学(イギリス)

2位ハーバード大学(アメリカ)

1位カリフォルニア工科大学(アメリカ)

2015年の大学ランキングでは、ケンブリッジ大学の評価は決して上がっていません。しかし、ランキング上位の大学が評価を落としたため、ケンブリッジ大学が5位に浮上しました。

2016

2016年の世界大学ランキングでは、ハーバード大学が5位未満になりました。

5位マサチューセッツ工科大学(アメリカ)

4位ケンブリッジ大学(イギリス)

3位スタンフォード大学(アメリカ)

2位オックスフォード大学(イギリス)

1位カリフォルニア工科大学(アメリカ)

2016年の世界大学ランキングでは、ハーバード大学の教育の質が低下したと評価されました。世界大学ランキングの教育は、教員1人あたりの学生数などで判断されます。近年、ハーバード大学には留学生が増えており、教員1人あたりの学生数は上昇しています。

2017

最後に、2017年の世界大学ランキングを発表します。

5位マサチューセッツ工科大学(アメリカ)

4位ケンブリッジ大学(イギリス)

3位スタンフォード大学(アメリカ)

2位カリフォルニア工科大学(アメリカ)

1位オックスフォード大学(イギリス)

オックスフォード大学が、カリフォルニア工科大学を追い抜き、第1位に輝きました。オックスフォード大学の研究や教育の質が上がったと判断され、高評価につながった結果です。世界大学ランキングの研究は、教員1人あたりの論文が引用された数や、論文の査読数などで決定されます。

世界大学ランキングの基準と決め方

世界大学ランキングは、偏差値とは違い、大学を総合的に評価しています。

重視される項目は、論文の査読数、被雇用者のレビュー、教員と学生の比率、教員1人あたりの論文が引用された数、外国人教員比率、外国人学生比率などです。これらの項目を100点満点で評価をし、点数順に並べたものが世界大学ランキングです。

日本の大学は、研究や教員で高い評価を得ていても、外国人の受け入れに関して、辛口の評価をされることが多いです。

偏差値との違い

偏差値は、特定の大学の入学試験に合格するために、どの程度の点数を取れば良いか指標化した数字です。

仮に、偏差値60の学校に入学しようとすれば、あなたの点数が、テスト受験者全員の上位15.866%に入っている必要があります。偏差値70以上を取得しようとすれば、受験者全員の上位2.275%に入っている必要があります。

西洋圏の大学では、入学試験がないことが多いです。重視されるのは内申書や推薦書、語学能力などであり、偏差値は重視されません。

さまざまな世界大学ランキング

世界大学ランキングは、数多くの企業や研究機関が発表しています。

日経新聞などでよく引用されるものは、The Times Higher Educationです。The Times Higher Educationでは、各国研究者のレビューや研究者1人あたりの研究費などで、ランキングが作られます。

別のランキングとしては、QS World University Rankingsがあります。QS World University Rankingsは、イギリスの大学評価機関のクアクアレリ・シモンズ社が公表しています。QS World University Rankingsでは、学生1人あたり教員比率や教員1人あたり論文引用数が重視されます。

他にも、上海交通大学が公表する世界大学学術ランキングや、サウジアラビアの世界大学ランキングセンターが作るCWUR世界大学ランキングなどがあります。

分野別世界大学ランキング

ここでは、学問の分野別世界ランキングを発表します。日本の大学も、分野によっては高い評価を受けています。ただ、アジア圏では、中国やシンガポールの大学が上位に目立つようになっています。また、日本で難関と言われている大学でも、世界大学ランキングでは、非常に低く評価されることが多々あります。

分野別の世界ランキングでは、学部別の大学ランキングを詳しく発表している、QS World University Rankingsを使用します。

物理

物理学の世界大学ランキングを発表します。

5位カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)

4位ケンブリッジ大学(イギリス)

3位スタンフォード大学(アメリカ)

2位ハーバード大学(アメリカ)

1位マサチューセッツ工科大学(アメリカ)

マサチューセッツ工科大学は、理系の最新分野の研究で世界的に有名です。著名な賞を取っている研究者が多く、学生に対しても、狭き門を維持しています。アメリカの国家予算も理学研究につぎ込まれており、ランキングのトップを近年は維持しています。

工学

工学の分野でも、物理と同じように、アメリカやイギリスの名門校が上位です。

5位ケンブリッジ大学(イギリス)

4位カリフォルニア大学ロスアンジェルス校(アメリカ)

3位カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)

2位スタンフォード大学(アメリカ)

1位マサチューセッツ工科大学(アメリカ)

工学の分野でも、理学と同じく、マサチューセッツ工科大学がランキングのトップです。マサチューセッツ工科大学では、仮想通貨の研究や、ロボット工学など、さまざまな工学分野の研究が行われています。また、軍事研究を行う研究所もあり、多くの国家予算を獲得しています。

医学

医学の分野では、ハーバード大学がトップに躍り出ています。

5位スタンフォード大学(アメリカ)

4位ジョンホプキンス大学(アメリカ)

3位ケンブリッジ大学(イギリス)

2位オックスフォード大学(イギリス)

1位ハーバード大学(アメリカ)

アメリカでは、医学部は存在しません。4年制の大学を卒業したのち、医学大学院に入学をします。ハーバード大学に医学大学院では、非常に激しい競争が行われています。仮に、研究で結果を出さなければ、クビになることもあります。優秀な学生を集め、競争をさせることで、ハーバード大学はランキングを上げている側面があります。

化学

化学でも、物理や工学と同じように、マサチューセッツ工科大学がトップです。

5位カリフォルニア工科大学(アメリカ)

4位ケンブリッジ大学(イギリス)

3位カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)

2位スタンフォード大学(アメリカ)

1位マサチューセッツ工科大学(アメリカ)

マサチューセッツ工科大学は、化学の分野でも世界トップです。マサチューセッツ工科大学には、大学とは別に、50以上の研究機関があります。寄付金も多く確保できているので、十分な研究ができる環境にあります。

建築

建築でも、マサチューセッツ工科大学がトップです。また、建築の分野では、アジアの大学も上位にくい込んでいます。

5位シンガポール国立大学(シンガポール)&精華大学(中国)

4位インペリアル・カレッジ・ロンドン(イギリス)

3位ケンブリッジ大学(イギリス)

2位カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)

1位マサチューセッツ工科大学(アメリカ)

海外には建築学というものはなく、土木科学と言われています。土木科学の分野でも、マサチューセッツ工科大学がトップです。また土木科学の分野では、京都大学が世界6位に入っています。

経済

経済の分野では、4位までをアメリカの大学が独占しています。

5位ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(イギリス)

4位カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)

3位スタンフォード大学(アメリカ)

2位ハーバード大学(アメリカ)

1位マサチューセッツ工科大学(アメリカ)

日本では、経済は文系に入れられることが多いです。しかし、経済は数学や統計学を使用するものであり、最近では物理学も取り入れられています。

マサチューセッツ工科大学では、数学や統計を使った経済学が研究されており、世界的に高く評価されています。ポール・サミュエルソン 、ロバート・ソローなど、多くのノーベル経済学賞受賞者を、マサチューセッツ工科大学は輩出しています。

数学

数学では、アメリカやイギリスの大学が、トップを独占しています。

5位ケンブリッジ大学(イギリス)

4位オックスフォード大学(イギリス)

3位スタンフォード大学(アメリカ)

2位ハーバード大学(アメリカ)

1位マサチューセッツ工科大学(アメリカ)

現代の数学は、コンピューターサイエンスと密接な関係があります。難解な数式を手作業で解くのは不可能であり、コンピューターに解かせます。大規模なコンピューターサイエンス研究所を持っている大学は、数学でも高い業績を残すことができます。

そのため、マサチューセッツ工科大学やハーバード大学など、十分な予算を持ち、大規模な施設を作ることができる大学が、上位を占めています。

農学

農学では、イギリス以外にあるヨーロッパの大学が、健闘しています。

5位カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)

4位スウェーデン農業科学大学(スウェーデン)

3位コーネル大学(アメリカ)

2位カリフォルニア大学デービス校(アメリカ)

1位ワーヘニンゲン大学(オランダ)

ワーヘニンゲン大学は、オランダで唯一農学部がある大学です。ワーヘニンゲン大学の農学部は実務的な研究をしており、農業現場で実際に活かせる研究をしています。スウェーデン農業科学大学では、数理や地理、経済を農学に取り込んでいます。農学を総合的に研究している実績が、とても高く評価されています。

法学

法学の世界大学ランキングを発表します。

5位スタンフォード大学(アメリカ)

4位イェール大学(アメリカ)

3位ケンブリッジ大学(イギリス)

2位オックスフォード大学(イギリス)

1位ハーバード大学(アメリカ)

法律の分野では、大学ランキングの上位は、アメリカとイギリスの名門校が独占しています。多くの国の法律は、イギリスやアメリカなどの西洋国の法律を参考にして作られました。そのため、これらの国では法律に関する研究も進んでおり、ランキングで高い順位を獲得しています。

薬学

薬学では、オーストラリアにある大学が、上位に入っています。

5位カリフォルニア大学(アメリカ)

4位オックスフォード大学(イギリス)

3位ケンブリッジ大学(イギリス)

2位モナシュ大学(オーストラリア)

1位ハーバード大学(アメリカ)

薬学の第2位に、オーストラリアのモナシュ大学がランクインしています。モナシュ大学は、オーストラリアでは名門として知られており、優先的に政府からの研究費用があてられています。また、モナシュ大学は、オーストラリア最大の大学であり、優秀な学生や研究者が多く在席しています。薬学では論文発表数も多く、高評価を得ています。

日本の大学は世界何位?

世界大学ランキング・基準と決め方・日本の大学の順位

世界大学ランキングは、数多くの企業や研究機関が発表しています。それぞれの企業や研究機関のランキングによって、同じ大学でも順位は変動します。

ここでは、世界的に有名である、The Times Higher EducationとQS World University Rankingsを中心に、日本の大学の世界ランキング順位をお伝えします。なお、使用する世界大学ランキングは、最新の2018年版です。

東京大学

東京大学の世界での順位は、The Times Higher Educationでは46位、QS World University Rankingsでは28位です。

東京大学は世界大学ランキングでは、日本国内第1位になることが多いです。また、数年前までは世界大学ランキングでアジア1位でした。しかし最近では中国の精華大学や、シンガポールのシンガポール国立大学に、順位で下回ることが多いです。

しかし大学と産業化の繋がりをランキング化する、ENSMP世界大学ランキングでは、東京大学は世界第2位です。東京大学は、経済界との繋がりが非常に強い大学と、世界的には評価されています。

京都大学

京都大学の順位は、The Times Higher Educationでは世界46位、QS World University Rankingsでは世界28位です。京都大学は、世界大学ランキングでは、東北大学より下回ります。しかし、科目別では、工学が世界第6位と評価されています。

早稲田大学

早稲田大学の評価は、世界的には高くありません。早稲田大学の大学ランキングはThe Times Higher Educationでは601~800位、QS World University Rankingsでは203位です。

早稲田大学では、スポーツ科学部がQS World University Rankingsで世界第19位と、比較的高く評価されています。また、就職率や就職先から判断される大学就職力ランキングでは、早稲田大学は世界第26位です。

慶應義塾大学

慶應義塾大学は、The Times Higher Educationでは世界大学ランキング601~800位、QS World University Rankingsでは世界大学ランキング第192位です。慶應義塾大学は、総合ランキングでは早稲田大学とほとんど変わりません。しかし、早稲田大学のように、高く評価されている学部がありません。

しかし、大学と産業界との繋がりをランキング化する、ENSMP世界大学ランキングでは、世界第3位と高い評価を受けています。

神戸大学

神戸大学は、The Times Higher Educationでは世界大学ランキング601~800位、QS World University Rankingsでは世界大学ランキング第351位です。神戸大学への採点では、教育の質は高く評価されています。しかし、神戸大学の研究に対しては、評価が低くなっています。そのため、早稲田大学や慶応大学より、順位を落としています。

東工大

東工大は、The Times Higher Educationでは251位~300位ですが、QS World University Rankingsでは56位と高く評価されています。大学世界ランキングでは、研究者の論文が引用された回数が、順位を上げるために重要なポイントになります。

The Times Higher Educationでは引用に関しての東工大への点数は、100点満点で39.8点でした。しかし、QS World University Rankingsでは同じ項目で、100点満点で62.4点を獲得していました。また、東工大では工学が高く評価されています。

九州大学

九州大学の世界大学ランキングはThe Times Higher Educationでは351位~400位、QS World University Rankingsでは128位です。九州大学は、工学や情報科学の分野で高く評価されています。しかし論文が引用される回数が十分ではないため、大学ランキングの順位はそれほど高くありません。

大阪大学

大阪大学の順位は、The Times Higher Educationでは201位~250位、QS World University Rankingsでは63位です。大阪大学は、研究や教育の質では、世界的にも高い評価を受けています。しかし外国人教員や留学生の比率が小さいことが影響し、順位はあまり高くありません。

名古屋大学

名古屋大学は、The Times Higher Educationでは301位~350位、QS World University Rankingsでは116位です。名古屋大学は、工学や理学、情報科学などの理系分野の研究に関しては、高い評価を受けています。しかし、論文の引用数や、教員1人あたりの生徒の数などで、低い評価をされています。

明治大学

明治大学の順位は、The Times Higher EducationとQS World University Rankingsの両方で、801位~1000位です。日本の私立大学が世界大学ランキングで上位に入るためには、研究の質を上げる必要があります。

なぜ日本の大学は世界大学ランキングが低いのか?

日本の多くの大学は、世界大学ランキングでは、あまり高い評価を得ていません。大学ランキングで上位に入るためには、研究者の論文が引用されたり、教授が著名な賞などをとる必要があります。論文が引用されるためには、英語で論文を発表できる方が有利です。また、ノーベル賞やフィリーズ賞などの著名な賞を取るためにも、英語で研究をする必要があります。

日本の大学では、英語で論文を書ける研究者が、十分にいないところが多いです。また、大学の研究に対して、十分な助成がされていないことにも、原因があります。日本の大学がランキングを上げるためには、英語で研究発表ができる研究者作りと、十分な研究予算が必要です。

世界ランキングが高い大学に行くためには

世界ランキングが高い大学に行くためには、高校の内申点が重要になります。海外の大学では、入学試験がない代わりに、高校の内申点が重要視されます。また、TOEFLなどの語学試験でも、高い点数を取る必要があります。

世界ランキングが高い大学に行くと、日本の大学ではできない、専門的な研究ができます。また、大規模な研究施設も使えるので、質が高い論文を書くこともできます。社会人になってからでも、勉強をし直して、ランキングが高い大学に行くことは十分に可能です。そして、大学卒業後は、世界の第一線で活躍する人材になれます。

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