Search

検索したいワードを入力してください

2017年11月11日

実験ノートの正しい書き方とポイント・特許申請に役立つ書き方

実験ノートは特許申請や実験後の議論など大変重要な書類となります。実験ノートを正確にわかりやすく書くコツを記事にしてあります。実験ノートをどのように書いていいかわからない、そんな理系学生にぜひ読んでいただきたい記事になっています。

実験ノートの正しい書き方とは?

実験ノートの正しい書き方とポイント・特許申請に役立つ書き方

実験ノートを書くときには、ある程度分子生物学的、細胞生物学的に習熟した人が読んだときにどんな実験をしたのか、理解可能な情報を充分に記載しておくことが必要になります。

そして、この実験ノートを元に議論ができることやどこに何が書いてあるかすぐにわかるように目次を作っておくことなど、他の人が見て非常にわかりやすい実験ノートにしなければなりません。加えて、実験タイトル、目的、方法、結果、考察を全て記入しておき、どういった実験をしたかもすぐにわかるようにしなければなりません。

生物や化学、物理や工学など、さまざまな分野がありますが、実験ノートを書くにあたって抑えるポイントは何でしょうか。

実験ノートを書くにあたってのポイントは?

実験ノートの正しい書き方とポイント・特許申請に役立つ書き方

実験ノートを書く際に気を付けなければならないのは、ボールペンなど消しゴムで消すことができないペンで書くことです。これは、修正を疑われたり誤って消すことがないようにするためです。

ここで注意する点として、修正ペンや修正テープを使ってはいけないという点です。なぜ、修正ペンや修正テープを使ってはいけないかというと、間違ったところがわからなくなるからです。修正する場合は、二重線で訂正するようにします。

実験ノートは、普通のノートに加えてルーズリーフでも代用できます。ですが、ルーズリーフはバラバラになりやすいため、よく物を無くしてしまう人は市販のノートを実験ノートとして使うことをおすすめします。

項目別実験ノートの正しい書き方と注意点とは?

実験ノートの正しい書き方とポイント・特許申請に役立つ書き方

実験ノートは「実験前に書くこと」「実験中に書くこと」「実験後に書くこと」があります。実験前に書くことは、操作手順や注意書きや参考事項や説明メモなど、実験をスムーズにするための内容を書いておきます。

実験中に書くことは、テーマや日程や天候や気温など基本事項の他に、観察記録や思いついたことを書いておきます。実験後に書くことは、考察や疑問点や数値の計算などを書いておきます。

実験ノートには、日付や考察などさまざまな項目がありますが、どのように書いておけば実験ノートとして良いのでしょうか。

目的

目的は、読み手に対してこれからどのような目的で何を主張し、どのような観点で読み進めたらよいかを書いておく必要があります。大学などで提出することが多い課題レポートは、教員といった出題者が読むことが多いが、そのテーマについて全く何も知らない読み手にも理解できるように書くことがベストです。

実験ノートの目的は、実験したテーマに関して誰でも理解できるようなノートを作る必要があり、そういった点でわかりやすい言葉を選ぶことも重要です。

日付

実験ノートの「日付」は、ノートにある「日付」を書く欄に書いておけば問題ありません。基本的にノートの右上に空欄が設けられていることが多いです。

しかし「日付」を書くことを意外に忘れることも多いため、あらかじめ実験ノートを開く際に1番最初に書いておくと、書き忘れを防ぐことができるのでぜひ実行してみてください。加えて、ボールペンなどの消しゴムで消えることがないペンで書くことも忘れないでください。

考察

「考察」は、ただ単に思ったことや感じたことを書く感想とは別物になりますので、気を付けてください。また「考察」は、内容や仮説が結果として得られているかを見極め判断し、その内容を論理的に意見として述べることが必要です。

他にも、目的に対した結果が得られなかったとした場合、その理由や原因が何であるかも考え、その内容も簡潔でわかりやすく記述しておきます。こうすることによって、今後議論する際に参考にすることができます。

特許申請に役立つ実験ノートの書き方とポイントとは?

実験ノートの正しい書き方とポイント・特許申請に役立つ書き方

実験ノートは、論文執筆や特許申請の時に証拠書類となるため大変重要です。そのため、日付や実験記録に誤りがあると、特許申請をするときに審査を通過できなくなります。

特許申請の時に限らず実験ノートを作成するときには、実験後すぐに内容を整理することがポイントになります。実験後数日経ってから内容を整理してしまうと、実験から明らかになった数値を間違える原因にもなりかねません。

特許申請の際に、同じ実験や発明をしていた時には先に申請した方が特許を取ることができるというルールがあります。あまりに実験ノートの修正時間が長いと、特許申請ができない事態も想像できるため、できるだけ時間を割かずに実験ノートを作成する必要があります。

実験ノートのフローチャートの書き方とは?

実験ノートの正しい書き方とポイント・特許申請に役立つ書き方

実験を行う時に作業工程を整理しておいた方が円滑に実験をすることができます。このときに作成するものが、フローチャートになります。基本的に図を用いてわかりやすく作成しますが、どのように作成していったらいいでしょうか。

実験ノートのフローチャートは、料理のレシピのようにシンプルに作成することがポイントになります。実験の作業工程を箇条書きに1つずつ書いていけば問題ありません。そして、重要視するところとして、誰が見ても実験を再現できるくらいわかりやすく作成することです。

フローチャートの例

フローチャートは実験を行っていくうえで混乱しないための大切なものですが、どのように書くべきなのでしょうか。以下のものが例となります。

「アルカリ性フォスファターゼによるp-ニトロフェニルリン酸の加水分解における温度の検討」

反応液調製:酵素液調製
1.pre-incubate 5min. ←1ml添加
2.mix
3.incubate 20min.
4.saturated NO2CO3 sol. ←1ml添加
5.mix
6.A400測定
7.検量線の式からp-NP生成量を求める
8.酵素活性で表す
9.グラフ用紙にプロット
10至適温度を求める

正しい実験ノートを作るのに参考になる本とは?

誰も教えてくれなかった実験ノートの書き方 (研究を成功させるための秘訣)

実験ノートは、誰が見てもわかるように作成する必要がありますが、複雑な実験になればなるほど、実験手順や考察などが複雑になってくるため、わかりにくくなりがちです。このようになったときに参考になる本があります。

それが「誰も教えてくれなかった実験ノートの書き方 (研究を成功させるための秘訣)」という本です。この本は、実験ノートの良い例と悪い例が記載されていたり、実験ノートの重要性が書かれています。実験が多い方にはぜひとも読んでほしい1冊です。

値段は、Amazon価格で1,296円と比較的安い値段に設定されています。手元に置いておいて損はない単行本となっています。

小中学生向けの上手に実験ノートを書く方法とポイントとは?

実験ノートの正しい書き方とポイント・特許申請に役立つ書き方

小中学生は、夏休みの課題などで自由研究を整理した実験ノートを作成する機会が多いです。実験ノートを作成することが少ない小中学生は、どのように作成していけばいいでしょうか。大まかに抑えておく点として4つほどあります。

1.やったことを大まかに記録する:何をどうやってやったのかなど記録しておきます。

2.調べたことを記録する:何を調べたのか正確に記録しておきます。

3.わかったことを書く:やったことと調べたことへの結果を記録しておきます。

4.感想を書く:導き出された結果に対しての感想を書いておきます。

小中学生は、大学の実験ノートと違い情報量が少ないため、調べたことを整理したり感想を書くことが重要視されます。

実験ノートを正しく書くために

実験ノートの正しい書き方とポイント・特許申請に役立つ書き方

実験ノートは、特許申請のために使われたり、今後の課題の改善のために使われたりと非常に重要な書類になります。そのため、実験ノートの書き方はシンプルに、かつ具体的でわかりやすいものにしなければなりません。

実験ノートは、実験をした日付やその目的、実験した上での考察をフローチャートに沿って記録していますが、鉛筆やシャーペンで書くのではなく、ボールペンなどの消しゴムで誤って消えることがないペンで書く必要があります。

小中学生の実験レポートは、自身の考えや感想が中心となるため、大学などとは別物の実験ノートになります。実験ノートをわかりやすく書いて今後の活動に活かしてください。

Latests