クロニクルの意味と使い方・例文・タイトルなどに使われる理由
更新日:2020年08月20日
クロニクルの意味と使い方
クロニクルと聞いてあなたはその意味にピンとくるでしょうか。企業ホームページなどで使われていることも多い言葉ではありますが、日常的に使う言葉ではないためその意味まで理解出来ている人はそう多くないでしょう。この記事では「クロニクル」の意味や使い方など、クロニクルにまつわる内容をご紹介します。
クロニクルの意味
そもそも「クロニクル(chronicle)」という言葉は「年代記」や「編年史」を意味します。クロニクルが指す年代記や編年史とは【歴史上で起きた主要の出来事を年代順に記したもの】のことであり、誰が見てもそれを確認することで「いつ・何があったか」といったことを知ることが可能です。
「クロニクルを作成する」と言えば、年代記の作成、つまり念別の歴史を作成するということを意味します。
クロニクルの持つ他の意味
クロニクルという言葉の本来の意味は上記で紹介したように「年代記」や「編年史」を指しています。しかし、使われる場面によってはその意味合いが変わってくるので他にどういった意味を持つのかここでご紹介しましょう。
まずクロニクルの意味には「物語風の記述であること」が含まれています。物語風の記述というのは特に本など執筆されたものに多くあるもので、村上春樹さん著者の本に「ねじまき鳥クロニクル」という本も販売されています。また、「the Chronicles」と表記すると単体のクロニクルを指しますが、「The Book of the Chronicles」となることで歴代誌を意味します。
このようにクロニクルは使い方や表記の仕方によってその意味も変わってきます。時には記録や物語といった単体の意味でも使われるので覚えておきましょう。英語は日本語と違い色々な意味をふくんだ単語だということです。
クロニクルの使い方
クロニクルの意味を知ったら使い方もマスターしておきましょう。クロニクルを使う場合「○○年 開業」「○○年 株式に登録」といったように、何年に何があったかということが一目で分かるように表記するようにします。簡単に言えば沿革のようなものです。
また、クロニクルの本来の意味が「年代記」や「編年史」であることからゲームのタイトルなどにも使われることが多いです。それはクロニクルが歴史を意味することから歴史に関係するものであれば使いやすい言葉だからです。このように年代記や編年史といった、クロニクルそのものの意味以外でも使うことができるので覚えておきましょう。
クロニクルを使った例文
クロニクルの意味や使い方をご紹介しましたので、次は分かりやすく例文で見ていきましょう。どんな時にどのように使っているのかを知ることでより言葉に対する理解が深まります。ぜひ参考にご覧ください。
使い方例文
・本社のクロニクルをお渡しします。
・クロニクルを作成する。
・御社のクロニクルを拝見しましたが非常に感動しました。
・壮絶なクロニクルを目の当たりにする。
・イタリアのクロニクルを手に取る。
クロニクルの本来の意味を考えると、このように日常的会話においてもスマートに使いこなすことができます。クロニクルはほとんどの場合【年代記・沿革】の意味で使うため難しく考えすぎず、言葉の持つ意味を理解してシーンに合わせて使い分けるようにしましょう。
クロニクルの語源や由来
どんな言葉にも語源や由来というものが付きものです。ここでは、クロニクルの語源についてご紹介します。
使われるようになった背景
クロニクルの語源はギリシャ語から来ています。ギリシャ語でもクロニクルは使われており「時間・年代に関する」という意味を持っています。この意味を持って考えても、英語や日本において使われる「年代記」や「編年史」といった使い方はほとんど同じ意味だと言えるでしょう。
つまり、クロニクルはギリシャ語から始まり、英語でも使われるようになった、ということです。
クロニクルの類語・同義語
初回公開日:2017年12月10日
記載されている内容は2017年12月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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