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【シーン別】「お布施」の意味|ネット/神社/仏教/法事

更新日:2020年08月20日

最近ネット上で作品やキャラクターに対して落とすお金を指すこともある「お布施」ですが、一般的には法事の際に読経をした僧侶に対するお礼の名目で渡すお金を指します。これにはどんな意味があるのでしょうか。仏教用語としての意味や、お布施の相場についても併せて紹介します。

ネットでの「お布施」の意味とは?

お布施といえば、法事の際に僧侶に渡すお金のことを指します。しかし、ネット上では「お布施」という言葉が本来の意味ではない特異な使われ方をすることがあります。要はネットスラングです。

ネット用語としてのお布施はどこから始まったのでしょうか。具体的な意味と、どういった場面で使われているのかを詳しく紹介します。

オタク

ネット上で使われる「お布施」という言葉は、あるジャンル対してかける情熱が尋常ではないマニア、つまりオタクによって使われるようになりました。

ここでいうお布施とは、アニメやゲーム、キャラクター、あらゆるジャンルに対し、グッズを購入したりイベントに参加したりすることでお金を落とすことを意味します。つまり、ある作品やキャラクターに対する投資、貢物をしている感覚ということです。

どれほど作品やキャラクターを愛していたとしても、例えばアニメがお金にならないと判断されてしまえば打ち切られてしまうこともあります。コアなオタクは、自分が高いお金を出してBlu-rayBoxや限定版のグッズを購入することでその作品を盛り立てようとしています。ファンがお金を出せばこそ、作品は続いていくからです。

コアなオタクほど「お布施」をすることを厭いません。

お布施グッズって?

具体的な使われ方としては、やはりグッズ関連が多いです。「お布施グッズ」とは、アニメなら本編以外の、マンガや小説なら原作以外の、派生グッズ(フィギュアや公式ファンブック、あらゆる限定品など)を指します。

これらは高額であることがほとんどですが、「お布施」に使命感を燃やす方たちにとって購入する以外の選択はありません。どれほど高額であっても、何かを犠牲にしてでも購入します。

そのほとんどはいずれ飽きてしまえば無用の長物となってしまうものですが、ハマっている今だけは「楽しませてもらっている」作品のためのお布施としてお金を払ってしまうというのがオタクの心理です。

ネット用語としてのお布施やお布施グッズは、どちらかといえば女性のオタクが使用することが多いです。なかでも特に腐女子が使う用語として認識されています。

神社・お寺での「お布施」の意味とは?

本来のお布施は仏教用語です。梵語では檀那(だんな・ダーナ)といいます。他人に施しを与えることを意味します。特定の寺に対してお布施をし財政を支える「檀家」の名前と意味もここからきています。

お寺と同じように神社でも祈祷料を奉納することがありますが、それとお布施との意味の違いについても詳しく紹介しましょう。

お寺

お寺でのお布施はさまざまな意味があります。代表的なのは「財施」「法施」「無畏施」の3つの意味です。

財施とは、私たちにとってもっとも身近なお布施といえるでしょう。金銭(場合によっては衣服や食料など)を施すことを意味します。法施とは、仏の教えを説くことを意味します。最後の無畏施とは、災難に見舞われた者の恐怖を取り除いてやることを意味します。

僧侶でもないかぎり、2つめと3つめのお布施を行うことはまずないです。これから必要になるであろう、「財施」の意味だけはきちんと覚えておきましょう。

神社

神社では、「お布施」という言葉は使いません。神道と仏教は同じもののように扱われることが多いですが、こういった面でははっきりとした違いがあります。

神社で御祈祷を受けた際に奉納するのは、そのまま「祈祷料」といったり、「初穂料」「玉串料」「御礼」といったりします。耳馴染みのない「初穂料」「玉串料」はさまざまな場面で使うことができる言葉です。

これらは、御祈祷に対するお礼、さらには神様への捧げものを意味する奉納です。使い方を間違えないよう気を付けましょう。決してお寺と同じ感覚で「お布施」を使わないようにしてください。

御祈祷を受けた際、「お布施」と書いた包みを奉納してはいけません。お布施は他人に対する施しですが、それを神様に対して行うと罰当たりになります。

お寺と神社では、納めるお金の意味が違います。まずは神道と仏教は明確に違うものであると念頭に置いておきましょう。

仏教での「お布施」の意味とは?

お布施は仏教用語であると紹介しました。意味をさかのぼると、大乗仏教の実践項目「六波羅蜜」の一つであることがわかります。

人が悟りの彼岸に至るには、「六波羅蜜」の六つの修行をしなけらばならないとされています。お布施、つまり檀那はその修行の一つにあたります。ほかの五つには、「戒律を守る」「耐え忍ぶ」「努力する」「心を安定させる」「道理を見抜く」意味を持つ修行があります。

難し意味に感じられますが、簡単にいえば私たちが行うお布施はお寺に対する「寄付」といった意味です。

法事での「お布施」の意味とは?

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初回公開日:2017年12月15日

記載されている内容は2017年12月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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