グラッチェの意味と使い方7例・基本的な日常会話表現まとめ
更新日:2020年08月20日
グラッチェの意味
「グラッチェ」という言葉を聞いたことがある方も多いでしょうが、その意味は何なのでしょうか。グラッチェは、カタカナで書いてあることからもわかるように、外国語です。
しかし、それほど難しい言葉ではありません。日本人でも口になじみやすく使いやすい言葉なので、意味を覚えて気軽に使えるようにしましょう。
イタリア語
「グラッチェ」は「グラッツェ」とも言われるイタリア語で、日本語の「ありがとう」という意味で相手に感謝の気持ちを伝える言葉です。
他にも有名なイタリア語と言えば、「ボンジョルノ(こんにちは)」「チャオ(やあ、さようなら)」「ボーノ(おいしい)」などがあります。イタリア語は、外国語の中では比較的親しみやすい言語と言えます。
語源
イタリア語の語源をたどっていくとラテン語という言語にたどり着きます。ラテン語を語源とする言語はイタリア語の他にフランス語やスペイン語があります。このため、これらの言葉には意味や綴りが似ている単語、文法があります。
ラテン語で感謝、好意、優美などの意味がある「グラーティア(gratia )」という単語があります。イタリア語の「グラッツェ」はこの「グラーティア」というラテン語が由来となったとされています。
グラッチェの使い方・7つの表現例
使い方は感謝の気持ちを伝える際に「グラッツェ」と言います。日本語でも相手に何かをしてもらった時や、物をもらった時、ちょっとした何気ない気づかいをしてもらった時に「ありがとう」というのと同じで、イタリア語では「グラッツェ」と言います。
使うタイミングは日本語の「ありがとう」と同じです。また、シーンによって軽い感じで「グラッツェ」と言ってみたり、心を込めて「グラッツェ」と言ってみたりして使い分けます。
発音の注意点
イタリア語でのスペルは「grazie」で、「グラ」と「ツェ」の間に小さい「ッ」を挟んで「グラッチェ」と勢いよく発音します。他にもイタリアの北部では「グラーツィエ」と伸ばしたように発音します。
イタリア語の発音は比較的ローマ字に近いので日本人でもわかりやすいのが特徴です。ただし、イタリア語の「R」は巻き舌のように舌を震わせるという特徴があります。
前後に他のことばが加わる
後ろに「ミーレ、ミッレ(mille)」をつけて、「グラッチェ ミーレ」と言うことがあります。ミーレはグラッチェを修飾しています。
「グラッチェ ミーレ」と似た表現に「タンテ グラッチェ(Tante Grazie)」や「モルト グラッチェ(Molto grazie)」 という言葉があります。どちらも「本当にありがとうございます」といった意味で、「グラッチェ ミーレ」と同じで「グラッチェ」を強調したい場合に使います。
強調する意味がある言葉
日本語では「どうもありがとうございました。」「本当にありがとうございます。」のように、強調の言葉をつけることがあります。イタリア語も同じで、グラッチェを強調する言葉があります。
英語にも「Thank you "so much".」「I "really" appreciate you for your help.」という表現があります。それでは、この「so much」「really」に当たるイタリア語を見ていきましょう。
表現1:mille
先にご紹介した「mille」は「ミーレ」と読み、グラッチェの後につけることで強調の意味を表すことができます。英語の「so much」などと同じような使い方です。
「mille」自体は、「(数字の)千」や「千の」という意味です。ただし、グラッチェにつけるときは「(千にも及ぶような)大きな」という意味になります。日本語でも「とてつもなく大きな数」を表すときに千や万を使うのと同じです。
表現2:tante
初回公開日:2017年12月27日
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